どのベンチマークを参考にすれば良いのか

最終更新日 2018年03月05日

参考にすると良いベンチマークは人それぞれ異なる

パソコンの性能は仕様を見れば大体わかりますが、仕様だけで性能を比較することは難しいです。そこで参考にすると良いのがベンチマークです。ベンチマークを参考にすれば、性能の比較ができます。

パソコンの性能を評価するベンチマークには様々な種類があり、大まかに分けると総合的に性能を評価するベンチマークと各 PC パーツの性能を評価するベンチマークがあります。CPU の性能を評価するベンチマークに限っても幾つもあります。どのベンチマークを参考にすれば良いのか迷うところです。

結論から言うと、ベンチマークによって評価内容が異なりますので、参考にすると良いベンチマークは人それぞれ異なります。ベンチマークはあらゆる面で正しく評価することは難しく、ベンチマークが正しく評価している内容が自分の用途に合う合わないが出てくるからです。

以下では参考にすると良いベンチマークを掲載していますが、人によってはここには掲載されていないベンチマークを参考にする方が良い場合があります。

総合的に性能を評価するベンチマークと各 PC パーツの性能を評価するベンチマークどちらを参考にすれば良いのか

ベンチマークには、パソコンの性能を総合的に評価するベンチマークと各 PC パーツの性能を評価するベンチマークがあります。各 PC パーツの性能を評価するベンチマークは、CPU の性能を評価するベンチマークと GPU のベンチマークを評価するベンチマークが代表的です。他にもストレージの性能を評価するベンチマークやバッテリーの性能を評価するベンチマーク等もあります。

パソコンを選ぶためにベンチマークを参考にするなら、パソコンの性能を総合的に評価するベンチマークが参考になります。例えば、PCMark は、パソコンの性能を総合的に評価するベンチマークの中で代表的なベンチマークです。PCMark は、実際に利用されているアプリケーションの処理や操作に基づいて性能を評価しています。

最新の PCMark 10(2018年2月1日時点)は次に述べる通り用途ごとに複数のベンチマークテストがあります。ウェブサイトを見る、ビデオ通話をする、アプリケーションの起動時間等、一般的な日常用途をカバーするベンチマークテスト、オフィスアプリケーションを利用する等、ビジネス用途をカバーするベンチマークテスト、動画編集、画像編集等、デジタルコンテンツを作成する用途をカバーするベンチマークテスト、PC ゲーム用途をカバーするベンチマークテストがあります。

各ベンチマークテストを行い総合的な評価となるベンチマークスコアだけでなく、それぞれのベンチマークテストのスコアもありますので、自分の用途に合わせて4つのベンチマークテストの中から特定のベンチマークテストのスコアを重視して参考にできます。

PCMark 以外にも参考になる総合的に性能を評価するベンチマークがありますが、このようなベンチマークスコアを参考にしてパソコンの性能を比較することは容易ではありません。

1つのパソコンメーカーだけでもラインナップには多数のパソコンがあり、さらには BTO カスタマイズによる仕様変更も考慮すると非常に多くのパソコンがあります。総合的に性能を評価するベンチマークのスコアが多数集まっているウェブサイト等はなく、主なパソコンに限っても総合的な評価となるベンチマークを参考にしてパソコンの性能を比較することは大変です。

各パソコンメーカーが総合的な評価となるベンチマークによるスコアを公開していれば比較しやすいですが、各パソコンメーカーが共通のベンチマークを導入することは実現しておらず難しそうです。

そこで、CPU の性能を評価するベンチマークと GPU の性能を評価するベンチマークを参考にすると良いです。パソコンの性能は、CPU と GPU によって大きく決まってきますので、これらのベンチマークを参考にすれば十分です。

他の PC パーツ、例えばメインメモリーやストレージ等の仕様が異なれば、CPU の性能を評価するベンチマークや GPU の性能を評価するベンチマークに影響してきますが、ベンチマーク実行中にメインメモリーの容量が不足する等、極端な悪影響がなければベンチマークスコアは大きく変わりません。

CPU の性能を評価するベンチマークと GPU の性能を評価するベンチマークに関しては、多数のベンチマークスコアが集まっているウェブサイトが多く比較しやすいです。

CPU や GPU 以外にも性能を重視したい PC パーツがあれば、その PC パーツのベンチマークも参考にする必要があります。

・総合的に性能を評価するベンチマークは参考になるが比較がしにくい
・CPU と GPU の性能を評価するベンチマークだけ参考にすれば十分で比較しやすい

参考にしやすいベンチマーク PassMark

CPU の性能を評価するベンチマークと GPU の性能を評価するベンチマーク限らず、ベンチマークには様々な種類があります。自分が利用するアプリケーションをベースに作られているベンチマークは必ず参考にしておきたいです。

しかし、世には非常に多くのアプリケーションがありますが、自身をベースに作られているベンチマークがあるアプリケーションは少ないです。そのため、基本的には独自に処理を用意して性能を評価するベンチマークを参考にすることになります。

そのようなベンチマークの中では、PassMark が有名です。PassMark には、CPU の性能を評価するベンチマークと GPU の性能を評価するベンチマークがあります。PassMark のウェブサイトには多数のベンチマークスコアが集まっており比較しやすいです。

アプリケーションによっては PassMark のベンチマークスコア通りとはならず、例えばある2つの CPU があり PassMark では性能が低い方と評価された CPU が、あるアプリケーションでは逆に一方の CPU よりも高い性能を発揮することがあります。これは PassMark に限らず、どのベンチマークにも見られることです。

特定のアプリケーションをベースに作られているベンチマークだと、そのベースとなっている特定のアプリケーションに偏っており、このようなベンチマークの方が上記のように別のアプリケーションを利用すると性能評価が逆転することが起きやすいかもしれません。

一般的に数多くのアプリケーションを利用することも考えると、PassMark のように独自の処理で性能を評価するベンチマークの方が公平性があって参考になります。

3D CG アプリケーションを使うなら参考にしたいベンチマーク Cinebench

CPU のベンチマークに Cinebench がありますが、簡単に言うと Cinebench は CG による 3D シーンをレンダリングして CPU の性能を評価します。

Cinebench は、3D CG アプリケーションの CINEMA 4D をベースに作られているため、CINEMA 4D で高い性能を発揮する CPU を調べたい人にとって Cinebench は参考になります。

同じ用途のアプリケーションであれば同じような処理をし発揮する性能は同じくらいですので、CINEMA 4D 以外の 3D CG アプリケーションを利用する人も Cinebench は参考になります。ただし、CINEMA 4D とは大きく処理が異なり Cinebench を参考にしない方が良い 3D CG アプリケーションがあるかもしれません。

Cinebench は、比較的マルチコア CPU の性能を引き出す方であり、コア数が10以上あるようなメニーコア CPU でも正しく評価できますので、マルチコア CPU の性能が重要なアプリケーションを利用する場合でも Cinebench は参考になります。

例えば、動画編集アプリケーションや画像編集アプリケーションはマルチコア CPU の性能が重要ですので、これらのアプリケーションを利用するなら Cinebench を参考にすると良いです。ただし、それでもアプリケーションによって処理が異なりますので、実際にアプリケーションで発揮する性能は、Cinebench 通りにならないことがあります。

自分がプレイする PC ゲームのベンチマークの参考は必須

PC ゲームでは性能が不足すると最悪プレイに支障をきたしますので、ベンチマークの確認は必須です。PC ゲームであればベンチマークを出しているところが多いです。自分がプレイする PC ゲームのベンチマークスコアが公開されているウェブサイト等を参考にすると良いです。

ベンチマークを出していない PC ゲームもありますが、PC ゲームのプレイ中に測定したフレームレートをベンチマークスコアとして公開しているウェブサイト等があります。よほどマイナーな PC ゲームでない限り、検索エンジンで調べればベンチマークスコアが簡単に見つかります。

GPU の性能を比較したいなら 3DMark が参考になる

PC ゲームのベンチマークは特定のアプリケーションをベースに作られているベンチマークです。このようなベンチマークとは違って特定のアプリケーションに偏っておらず公平性があるベンチマークで GPU の性能を比較したい場合は、3DMark が参考になります。

PC ゲームでの GPU 性能を評価するベンチマークでは 3DMark が採用されることが多く、各パソコンメーカーの PC ゲーム用パソコンの商品情報には 3DMark のベンチマークスコアも掲載されていることが多く比較しやすいです。

OpenGL での GPU 性能を比較したいなら SPECviewperf が参考になる

3DMark は DirectX を利用するベンチマークです。一般的に PC ゲームは DirectX を利用しますので、3DMark のベンチマークスコアが参考になります。

動画編集アプリケーションや画像編集アプリケーションでは OpenGL を利用するアプリケーションが多く、このようなアプリケーションを利用する場合は OpenGL を利用するベンチマークが参考になります。

OpenGL を利用するベンチマークでは、SPECviewperf が代表的です。SPECviewperf は業界標準のベンチマークであり、OpenGL での GPU 性能を比較したいなら参考必須です。


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