ベンチマークとは

最終更新日 2023年09月07日

ベンチマークとは性能を数値化すること

ここではベンチマークについて書きますが、パソコン等のコンピューターで扱われるベンチマークについて書きます。

ベンチマークとはパソコン上で特定のアプリケーションでプログラムを実行したり、あるアプリケーションで映像を再生する等して、CPU の性能や GPU の性能等、パソコンの一部分の性能を数値化したり、パソコン全体の性能を数値化することです。

性能を数値化することにより、簡単に性能を比較できるようになります。ベンチマークによって出された数値を、ベンチマークスコアと呼びます。

ベンチマークのために開発されたアプリケーションのことを単にベンチマークと呼ぶことがありますが、ここではベンチマークとは性能を数値化すること指すとします。

ベンチマークで性能を数値化しなくてもパソコンや PC パーツの性能は仕様からある程度わかりますが、仕様から性能を比較することは難しい場合が多いです。

例えば、CPU はコア数やスレッド数、クロック周波数、キャッシュメモリー容量等が性能に影響してきます。クロック周波数以外の仕様が同じであればクロック周波数が高い方が高性能ですが、CPU の世代が異なると仕様からではわからないところで性能アップしていることがあり、先の例のようにクロック周波数が高い方が高性能とは限りません。

仕様からでは性能を比較できない時に役立つのがベンチマークです。

ベンチマークを行う目的は性能の比較だけではない

ベンチマークはパソコンの性能を数値化して比較するという目的以外にも、特定のアプリケーションが正常に動作する性能があるのかどうかを判断する目的もあります。

例えば、PC ゲームが正常に動作する性能があるのかどうか判断するためにベンチマークを行うことがあります。

一部の PC ゲームでは専用のベンチマークアプリケーションが用意されており、どの程度のフレームレートで PC ゲームが動作するか確認することができます。

PC ゲームに限らず他のアプリケーションでも、独自の方法でパソコンの性能を数値化し、正常に動作させられるかを確認できるベンチマーク用アプリケーションが用意されているのが見られます。

CPU やメインメモリー、GPU をオーバークロックし、オーバークロック前と比べてどの程度性能が向上しているかを把握する目的でベンチマークを行うこともあります。

ベンチマークで性能を数値化する対象は CPU や GPU だけではない

一般的にベンチマークとは、CPU や GPU の性能を数値化することです。そのため、CPU の演算処理能力を数値化する CPU 用のベンチマークアプリケーション、GPU の 3D 描画処理能力を数値化する GPU 用のベンチマークアプリケーションが多いです。

他にもストレージの書き込み速度と読み込み速度を数値化するストレージ用のベンチマークアプリケーション、バッテリーの駆動時間を測定するバッテリー用のベンチマークアプリケーションもあります。

CPU の演算処理能力の測定、GPU のグラフィックス性能の測定、ストレージのデータ読み書き速度の測定等、様々な側面からパソコンの性能を測定できる機能が一体となったベンチマークアプリケーションもあります。

このようなベンチマークアプリケーションは、一度に CPU や GPU 等をまとめて性能を測定できるので便利です。それぞれのベンチマークスコアだけでなく、ベンチマークスコアを合算しパソコンの総合的な性能を数値化したベンチマークスコアも出しますので、パソコンの総合的な性能を数値化することもできます。

ベンチマークにより性能の高さが明確にわかるようになる

ベンチマークには、様々なメリットがあります。その一つは、パソコン等の性能が明確にわかるようになることです。

パソコン関連の情報を見ると、高性能パソコン、高性能 CPU、高性能 GPU 等と書かれている表現が見られます。これらのような表現は、同じようなものを集めた中で高性能という意味で使われることが多いです。

例えば、高性能タブレットPCの高性能は、タブレットPCの中で高性能という意味です。また、どれくらいの性能から高性能なのか明確な定義はなく曖昧です。

言葉による表現では性能の高さがはっきりしませんが、ベンチマークスコアを比較すれば全体の中でどれくらいの性能があるのかわかります。


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