ビデオカード その1 BTOパソコンの選び方

最終更新日 2014年11月30日
※この記事の内容は、古くなった情報のため、最新のパソコンを選ぶ時に参考になるものではありません。

ビデオカードの役割

ビデオカードは、パソコンからの映像データを液晶モニターなどディスプレイ画面に出力する役割をします。この描画機能はパソコンに必ず搭載されるマザーボードにもありますので、ビデオカードは必ず必要な PC パーツではありません。マザーボードがビデオカードの役割を担っているモデルのスペック表には、チップセット内蔵、またはオンボードと記載されています。

ただし、基本的にビデオカードの方が描画性能が高いので、PC ゲームや動画の再生等といった高い描画性能が求められるときには必要な PC パーツです。PC ゲームの種類によっては、高性能なビデオカードが無いと全くプレイできない事もあります。

また、ビデオカードを搭載できる機種は限られてきます。デスクトップパソコンタワー型ならたいていのビデオカードは搭載可能です。デスクトップパソコン省スペース型、キューブ型等にも搭載できますが、搭載できるビデオカードが限られてきます。それは高性能なビデオカードはサイズが大きくなってるので、PC 内に十分なスペースが必要だからです。

ノートパソコンは構造上ビデオカードが搭載できません。よってチップセット内蔵となるノートパソコンが多いですが、描画性能が高いモデルには、ノートパソコン専用の高性能なビデオチップがマザーボードに組み込まれています。

パソコンのタイプ ビデオカードの搭載可否についてなど
デスクトップタワー型 ほぼ確実にビデオカードを搭載可能で、ビデオカードを取り付けるのに最も理想的な構造となっていますが、高性能でサイズが大きいビデオカードだと、比較的小型のタワー型(PC ケースがミニタワー、またはマイクロタワー)には搭載できない場合があります。なので、最高性能クラスのビデオカードを搭載できるモデルを探す場合、PC ケースがミドルタワーのモデルを探すと見つかりやすいです。
デスクトップ省スペース型
デスクトップ一体型
デスクトップキューブ型
ノートパソコン
基本的にビデオカードを搭載できません。搭載できたとしても、小型のビデオカードに限られるため、高い性能は望めません。

なので、これらのタイプで、高い描画性能を持つモデルを選ぶ場合、高性能ビデオチップがマザーボードに組み込まれたモデルを探す必要があります。

ビデオチップの選択が重要

ビデオカードという PC パーツは、幾つかのメーカーが製造していますが、そのビデオカードに搭載されるビデオチップがビデオカードの性能を大きく左右します。よって、ビデオカードを選ぶ事は、ビデオチップを選ぶ事だと思っても良いくらいです。

ビデオチップは、パソコンで処理された映像データをディスプレイに表示できるようにする機能を持っています。ビデオチップの製造メーカーは、2つの大手メーカーATI 社(現在は AMD 社によって買収され、ブランド名として使われている)、nVIDIA 社が有名です。ATI 社は RADEON というビデオチップを製造しており、一方 nVIDIA 社は GeForce というビデオチップです。

両者とも信頼性が高く、様々なユーザー向けに多彩な製品を用意していますので、どちらか選べば間違いないでしょう。最近のモデルには nVIDIA 社は GeForce が採用されている事が多いです。

ビデオカードを選ぶポイント
・ビデオチップによって性能の良し悪しの大半が決まるので、ビデオチップに注目して選ぶ
・ビデオチップは、ATI の RADEON 、または nVIDIA の GeForce を選べば間違いない

ビデオチップと PC ゲームの相性問題

PC ゲームをプレイする目的でビデオチップを選ぶときに注意して欲しいのですが、十分性能が高いビデオチップでも、ある PC ゲームとは相性が悪くて、PC ゲームが正常にプレイできない場合があります。なので、事前にプレイしたい PC ゲームが決まっている場合は、その PC ゲームの公式サイト等で、特定のビデオチップとの間でトラブルが生じていないか調べる必要があります。

PC ゲームとの相性問題は、あまり起きないことですが、PC ゲームを快適にプレイできないリスクを抑えるために、念のため調べることは大切です。また、メジャーなビデオチップ(RADEON 、GeForce)を選んでおけば、仮に PC ゲームとの相性問題は起きても、その解決手段に関する情報が、ユーザーが多い分インターネットにて見つかりやすいのでおすすめです。

ビデオカードを選ぶときは、CPU も考えて選ぶ

特に性能が高いビデオカードに当てはまる事ですが、性能が高いビデオカードの性能を十分活かすには、性能が高い CPU が必要です。性能が低い CPU と組み合わせて使うと、本来の性能の半分程度しか出せないビデオカードも珍しくありません。

BTO パソコンで、PC パーツを選ぶ際は、高性能なビデオカードを選ぶと、選べる CPU は、ショップ側の判断で性能が高いもののみとなる事が多いですが、そうなっていないショップもありますので、性能が高いビデオカードを選ぶときは、性能が高い CPU を選ぶのが望ましい事に注意する必要があります。

ビデオカードの価格

高い描画性能が求められる PC ゲーム等にパソコンを使わないのであれば、高性能なビデオカードはあまり必要ないので、その場合は BTO パソコンの最終的な価格に影響しません。動画再生でも、高い画質を求めないのであればチップセット内蔵でも十分です。

しかし、ビデオカードが必要となってくると十分な予算が必要です。PC ゲームにも対応できる性能の高いビデオカードだと、最低1〜2万円はかかると見積もっておく必要があります。また、高性能なビデオチップが組み込まれたマザーボードを搭載するパソコンも、総じて価格が高くなりますので、十分な予算が必要です。