Core i9、Core i7、Core i5、Core i3の違い

最終更新日 2018年07月07日

性能が高い順に並べると Core i9、Core i7、Core i5、Core i3

インテル社の CPU の主力ブランドには、Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 があります。まとめて Core i シリーズと呼びます。

それぞれの大まかな違いは性能の高さです。基本的にはブランド名に含まれる数字が大きい方が性能が高いです。各ブランドには複数の CPU があり、CPU によって性能が異なりますので、比較対象によっては下位となるブランドの CPU の方が性能が高いことがあります。

Core i9 は最高クラスの性能を求める人向け

Core i9 は、Core i シリーズが登場した当初にはなく、しばらくは Core i7、Core i5、Core i3 というラインナップが続きました。Core i9 は、2017年5月30日に発表され Core i7 の上位に位置します。Core i9 が登場する前は Core i7 が最上位版でしたが、Core i9 は最上位版の後継となりました。

Core i9 は最も性能が高いですが、本当に「この性能が欲しい」というユーザー以外には高性能すぎると言えるほど性能が高いです。後述する Core i7 でもかなりの性能がありますので、専門的な処理を求めないのであれば高い性能を求めるとしても Core i7 で十分です。

Core i9 はF1カーのような存在です。F1カーを公道では乗りこなすことが難しいように、Core i9 を使いこなすことは難しいです。Core i9 は明確な使用目的がある人にこそ、そのパフォーマンスを発揮すると言えます。

Core i7 は高い性能を求めている人向け

Core i シリーズが登場する前の主力ブランドには Core 2 Quad、Core 2 Duo がありましたが、Core i7 は Core 2 Quad の後継にあたります。

Core i7 には高い性能があり、エンコード作業等の動画編集、画像編集、高負荷のオンラインゲーム等に最適です。後述する Core i5 では心もとない処理も Core i7 であればサクサク処理できます。ライトユーザーだけでなく、本格的にパソコンを使用するハードユーザーでも満足できる性能を得ることができます。

Core i5 は性能と価格とのバランスを重視する人向け

Core i5 は、Core 2 Quad と Core 2 Duo の後継にあたります。Core i7 も Core 2 Quad の後継にあたりますが、Core 2 Quad の中で性能が高い方が Core i7 へ受け継がれ、Core 2 Quad の中で性能が低い方が Core i5 へ受け継がれたイメージです。

Core i5 は、標準的な性能がありますので、一般層向けの CPU としての位置づけとされています。Core i5 は、動画視聴や仕事用として、また低負荷なオンラインゲームであれば十分な性能です。Core i5 は最もコストパフォーマンスが高いと評判も高く、一般的な利用であれば難なくこなします。

Core i3 は価格の安さを重視する人向け

Core i3 は、Core 2 Duo の後継にあたります。Core i3 は Core i シリーズの中で最も性能が低いですが、パソコンでメールのやり取りを行ったり、ネットサーフィンを楽しんだり、Word 等のオフィスアプリケーションを利用するようなライトユーザーであれば十分な性能です。

CPU は性能が上がるほど価格も高額になっていきますので、高い性能が不要であれば Core i3 は宝の持ち腐れにならずベストな選択です。

Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 のコア数とスレッド数に関する違い

Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 に関して、CPU の性能を左右する仕様の違いも見ていきます。CPU の仕様に関して特に重要な違いはコア数とスレッド数です。

コア数とは、CPU の頭脳がいくつあるかを示すものです。コア数が1つよりも2つ、2つよりも4つの方が多くの処理を同時に行うことができるため、コア数が多いほど性能が高いです。コア数が2つであればデュアルコア、コア数が4つであればクアッドコア、コア数が6つであればヘキサコア、コア数が8つであればオクタコアという名称で呼ばれます。

インテル社はハイパースレッディング・テクノロジーという技術を開発しましたが、この技術により1つのコアが2つあるかのように処理を行うことができます。つまり、1つのコアがあるなら仮想的に2つのコアがあります。仮想的なコア数のことを、スレッド数と呼びます。ハイパースレッディング・テクノロジーに対応していない場合は、コア数とスレッド数は同じとなります。

昔は、CPU の性能を高くするためにクロック周波数を向上させることが重視されてきましたが、クロック周波数の限界が近づきコア数やスレッド数を増やすことが重視されるようになりました。

Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 は、コア数やスレッド数で差別化されており、ブランド名に含まれる数字が大きいほどコア数やスレッド数が多いです。

ブランド名に含まれる数字は、コア数やスレッド数を示しているわけではありません。Core i9 だからコア数が9つ等のようにコアが設置されているわけではなく、あくまでブランドを区別するための番号です。

Core i シリーズをマイクロアーキテクチャごとに見るとコア数やスレッド数が変わることがあります。同じマイクロアーキテクチャでも CPU によってコア数やスレッド数が違います。各マイクロアーキテクチャごとにコア数やスレッド数を見ると以下の通りです。(2018年2月16日時点)

デスクトップパソコン向け CPU

マイクロ
アーキテクチャ
コア数/スレッド数
Core i9 Core i7 Core i5 Core i3
Nehalem - 4/8 4/4 2/4
Westmere - 6/12 2/4 2/4
Sandy Bridge - 4/8
6/12
2/4
4/4
2/4
Ivy Bridge - 4/8
6/12
2/4
4/4
2/4
Haswell - 4/8
6/12
8/16
2/4
4/4
2/4
Broadwell - 4/8
6/12
8/16
10/20
4/4 2/4
Skylake 10/20
12/24
14/28
16/32
18/36
4/8
6/12
8/16
4/4 2/4
Kaby Lake - 4/8 4/4 2/4
Coffee Lake - 6/12 6/6 4/4

Core i9 は、10コア以上のメニーコア CPU のみです。Core i9 は、全ての CPU がハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているため、スレッド数はコア数の2倍です。

Core i7 は、ヘキサコア CPU やオクタコア CPU 等がありますが、Core i7 の主力 CPU はクアッドコア CPU が続いてきました。Coffee Lake からヘキサコア CPU が主力となりました。Core i7 も全ての CPU がハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているため、スレッド数はコア数の2倍です。

Core i5 は、デュアルコア CPU もありますがクアッドコア CPU が主力でした。Coffee Lake からヘキサコア CPU が主力となりました。Core i5 では、デュアルコア CPU のみハイパースレッディング・テクノロジーに対応しており、スレッド数はコア数の2倍です。

Core i3 はデュアルコア CPU のみが続いてきましたが、Coffee Lake からクアッドコア CPU となりました。Core i3 は、デュアルコア CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応しておりスレッド数はコア数の2倍ですが、クアッドコア CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応していません。

モバイルパソコン向け CPU

マイクロ
アーキテクチャ
コア数/スレッド数
Core i9 Core i7 Core i5 Core i3
Nehalem - 4/8 - -
Westmere - 2/4 2/4 2/4
Sandy Bridge - 2/4
4/8
2/4 2/4
Ivy Bridge - 2/4
4/8
2/4 2/4
Haswell - 2/4
4/8
2/4 2/4
Broadwell - 2/4
4/8
2/4 2/4
Skylake - 2/4
4/8
2/4
4/4
2/4
Kaby Lake - 2/4
4/8
2/4
4/4
4/8
2/4
Coffee Lake - - - -

Core i7 には、デュアルコア CPU やクアッドコア CPU があります。発熱量が小さい CPU はデュアルコア、発熱量が大きい CPU はクアッドコアという差別化が続いてきましたが、Kaby Lake から発熱量が小さい CPU にもクアッドコアが登場しました。Core i7 は、全ての CPU がハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているため、スレッド数はコア数の2倍です。

Core i5 にもデュアルコア CPU やクアッドコア CPU がありますが、Broadwell まではデュアルコア CPU のみでした。Skylake からクアッドコア CPU が登場しました。

クアッドコア CPU はハイパースレッディング・テクノロジーに対応していませんでしたが、Kaby Lake の途中からハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているクアッドコア CPU が登場しました。

Core i3 にはデュアルコア CPU があります。全ての CPU がハイパースレッディング・テクノロジーに対応しており、スレッド数はコア数の2倍です。

Core i9、Core i7、Core i5、Core i3 のクロック周波数に関する違い

CPU の仕様に関してクロック周波数の違いも重要です。コア数と同じようにクロック周波数の数値が大きい方が、処理速度が速く高性能です。

まだ CPU がシングルコア、すなわちコア数が1つの CPU だった頃は、明確な性能の基準として対象となるのがクロック周波数でした。その頃は、クロック周波数が高い方が性能が高い CPU であることはほぼ確かでしたが、コア数やスレッド数も性能を大きく左右するようになってからはクロック周波数が高い方が性能が高いとは一概に言えなくなりました。つまり、クロック周波数だけで性能を比較することは難しくなりました。

インテル社は、ターボ・ブースト・テクノロジーという技術を開発しました。この技術により一時的にクロック周波数を高くし性能を向上させることができます。

ターボ・ブースト・テクノロジーを利用したい場合、特に操作をする必要はなく、動画編集のエンコードやゲーム等で高負荷な処理を行う場合に自動的に機能しクロック周波数がアップします。必要な時にだけパワーアップする潜在能力のような機能です。

Core i9、Core i7、Core i5 はターボ・ブースト・テクノロジーを利用できますが、Core i3 はターボ・ブースト・テクノロジーが無効化されており利用できません。

Core i9、Core i7、Core i5 には、登場した当初からハイエンドユーザー向けにクロック倍率の制限を解除してあるオーバークロック可能な CPU がありました。その後しばらくしてからは、Core i3 にもオーバークロック可能な CPU が登場しました。


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