パソコンの選び方と買い方

外付け地デジチューナーの選び方

最終更新日 2013年08月24日

単体地デジチューナーの登場

地上アナログ放送から、地上デジタル放送への移行が行われましたが、この地上デジタル放送を受信するためには、B-CAS カードが必要であり、この B-CAS カードは、主に地上デジタル放送の受信が可能なテレビや、HDDレコーダー、パソコン等の地上デジタル放送受信機に、B-CAS カードを所有する B-CAS 社より与えられました。

テレビ等の地上デジタル放送受信機を製造するメーカーは、B-CAS 社の審査を受けて合格し、B-CAS カードを、製品に付けて販売できるのですが、2008年の春頃までは、パソコン用の内蔵型、または外付け型の地上デジタルチューナーは、地上デジタル放送受信機と認められず、長い間地デジチューナー単体として販売されてきませんでした。

2008年の春頃になってようやく、パソコン用の内蔵型、または外付け型の地上デジタルチューナーが登場し、各メーカーから、様々な地デジチューナーの発売が開始されましたが、地上デジタル放送が持つ制限事項や、地上デジタル放送の受信や視聴に必要なスペックを踏まえて選ばないと、正常に地上デジタル放送が視聴できないといったトラブルが起きる可能性があります。

古い Windows では使えない

地上デジタル放送の視聴や録画には、COPP と呼ばれる著作権保護技術を用いますが、この COPP は、Windows Vista か Windows XP (Service Pack 2以降)で使用できます。よって、これより古い OS となると、地デジチューナーが使用できません。

Mac に対応した地デジチューナーは少ない

地上デジタル放送の視聴や録画ができる Mac は無く、また Mac に対応した地デジチューナーも、長い間ありませんでした。2008年9月になって、Mac用初の地デジチューナ「CaptyTV Hi-Vision」が5日発売にても紹介されている、地デジチューナーが登場しましたが、Windows 対応の地デジチューナーと違って、いろいろ使用制限が多いです。これは、Mac は、Windows と違い、著作権保護技術に対応できない部分があるので、仕方ない事です。Mac に対応した地デジチューナーは、各メーカーにて開発中であり、今後の新製品に期待したいところです。

また、Mac に対応した地デジチューナーは少ない事もあり、以下の記事は、Windows 環境である事を前提にしています。

COPP に対応したドライバを備え、かつ HDCP に対応したビデオカード、または内蔵ビデオチップが必要

地上デジタル放送を受信し、液晶モニター等の外部ディスプレイに出力して視聴するには、著作権保護されたデータを扱う必要があるため、パソコンに搭載されるビデオカードが、COPP に対応したドライバを備え、かつ HDCP に対応している必要があります。ビデオカードを搭載していないデスクトップパソコンは、ビデオカードからではなく、マザーボードに搭載されるビデオ機能から映像の出力を行うので、マザーボードに搭載されるビデオチップが、COPP に対応したドライバをそなえ、かつ HDCP に対応している必要があります。

COPP は、ドライバを更新すれば良いため、やや古いビデオカードや、マザーボードに搭載されるビデオチップも対応している事が多いです。 HDCP は、新製品でも対応していない事が、まだ多いため、よく確認する必要があります。

液晶モニターが一体となっているデスクトップ一体型や、ノートパソコンは、HDCP に対応している必要はありませんが、COPP に対応したドライバは必要です。ただし、デスクトップ一体型やノートパソコンに付く HDMI 端子等から、外部ディスプレイに地上デジタル放送を出力する場合は、COPP に対応したドライバを備え、かつ HDCP に対応している必要があります。

HDCP対応のディスプレイ環境が必要

液晶モニター等の外部ディスプレイにて、地上デジタル放送を視聴するには、ディスプレイが HDCP に対応している必要があります。

デスクトップ一体型や、ノートパソコンは、ディスプレイは内部で接続されているため、内蔵されているディスプレイが、HDCP に対応している必要はありません。ただし、デスクトップ一体型やノートパソコンに付いている、HDCP に対応した外部接続端子(HDMI端子等)から、外部ディスプレイに出力する場合は、接続する外部ディスプレイも HDCP に対応している必要があります。

CPU やメインメモリー、グラフィックは、高い性能が要求される

地上デジタル放送の視聴や録画には、著作権保護のために暗号化された映像データを扱うため、性能の高い CPU や、大容量メインメモリー、高いグラフィック性能が要求されます。単体地デジチューナーの推奨スペックを見ると、結構高い事がわかります。目安としては、CPU はデュアルコアプロセッサを持つ Core 2 Duo 等、性能が高めの CPU が望ましいです。メインメモリーは、2GBは欲しいです。グラフィック性能は、ビデオチップはそれほど高性能なものではなくても大丈夫ですが、ビデオメモリー容量は 256MB以上が望ましいです。

スペックが足りないと、映像がカクカクしてしまう、または画質を落とさないと正常に見られなくなるので、パソコンスペックについても、十分に確認する必要があります。

HDD 容量は多めに

従来の地上アナログ放送番組を HDD に保存するときでさえ、大量の HDD 容量を消費するものでしたが、地上デジタル放送番組では、さらに容量を消費します。地上デジタル放送番組を、きれいな画質で保存するためには、1時間当たり約10GBの HDD 容量が必要です。

ノートパソコンは、デスクトップパソコンと比べ、どうしても内蔵 HDD 容量が少なくなってしまいますが、外付けハードディスクを使えば、容易に HDD 容量をアップできますので、内蔵 HDD 容量が足りなくなっても、簡単に HDD 容量を増やす事ができます。

接続インターフェース

各メーカーから販売されている外付け地デジチューナーは、ほとんどが USB2.0 接続タイプです。USB2.0 は、デスクトップパソコン、ノートパソコンならまず搭載されている外部インターフェースなので、簡単に接続できます。

購入前に、地上デジタル放送が見られるか確認する

外部地デジチューナーを販売している有名なメーカーに、BUFFALOIODATAがありますが、各メーカーでは、パソコン環境が HDCP に対応しており、地デジチューナーが利用できるか判定してくれる、ソフトを公開しています。CPU 等の推奨スペックを満たしているかもチェックしてくれるので、地デジチューナーの購入前に、ぜひやっておきたいです。





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