目の上下左右運動は網膜剥離を起こすリスクがあり危険?

最終更新日 2023年09月07日

目の上下左右運動は網膜剥離を起こすリスクがあり危険なのでやらない方が良いのか

昔、どこで見たのかは忘れましたが、目を上下左右に動かすと目の健康に良いという情報を見ました。このような目の運動を毎日少しの時間続けましたが、目の痛みを感じるようになり、さらには光を受けていないはずなのに一瞬ピカッと光りが見えるようになり目の異変を感じましたので、目の運動を止めることにしました。目の運動を止めてからは、目の痛み等はなくなりました。

その後、目の運動は網膜剥離を起こすリスクがあるという情報を見かけ、目の運動を止めておいて良かったと思いました。この情報に関しても、どこで見たのか忘れましたが、同じような情報は様々なウェブサイトにて見られます。

プロからみると、目の健康法はウソだらけだ | 健康 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 では、以下のとおり書かれています。
本やテレビなどで紹介され、「眼球体操」や「眼トレ」と呼ばれるものがちょっとしたブームになっています。目を左右上下に激しく動かして、目の健康を図り、老化を防ぐという運動です。実はこれは素人が雰囲気で考えた、とんでもない運動なのです。

これを真に受けて多くの中年女性が老化を防ごうと、目を激しく動かす運動を実行しました。結果はどうなったかと言うと、網膜剥離になる方がたくさん出たのです。

(略)

目の運動をまじめにやって網膜剥離になった中年の患者を私は何人も診察しており、網膜剥離の緊急手術を何人もしました。まったく人騒がせな素人運動療法です。

困ったことです。一般の人は目を激しく動かすことが、走ることで健康になるのと同じたぐいと思っているのでしょう。激しく目を動かすという行為は、目の中の硝子体線維を激しく揺さぶる行為であり、目の健康増進や老化防止などにはまったく役に立たないばかりか、網膜剥離の原因になるのです。
「目の体操」で網膜剥離になる可能性も|日刊ゲンダイヘルスケア では、以下のとおり書かれています。
もともとは、ある眼科専門医以外の医師が提唱したのがキッカケだそうだが、これに異を唱える眼科専門医は多い。この目の運動によって、網膜剥離を起こすリスクがあるからだ。

(略)

ではなぜ、そんなリスクがあるのを知りながら一般の人に目の運動がブームになっているのを、眼科専門医は黙っているのだろうか?

「昔の医師はとくに、他の医師の治療法に異を唱えるのをよしとしません。自身の治療経験に基づく治療法を患者さんに施していて、他の医師から批判されたくないからです。多少変な治療法だと思っても、自分は批判されたくないから、人も批判しない。そんな気持ちが医師にはあるのです」(首都圏の眼科医)
医学では見解が分かれることがあり、どれが正しいのか判断が難しい場合がありますが、目の運動に関してはやらない方が良いと私は思います。

また、あくまでも医学の素人である私の考えですが、パソコンの画面等、目を動かさずに一点を長時間見続けると人間の目を動かす筋肉もこり、血行が悪くなり疲れたがたまることがあると考えられます。目を上下左右に激しく強く動かすことは危険ですが、目をゆっくりと少し動かすくらいなら、少なくとも網膜剥離のリスクはないと思います。

上記に紹介した記事では、目を強く動かすことや激しく動かすことが危険とされており、目をゆっくり少し動かすくらいなら日常的にやっている行為だと思うからです。

例えば、目が疲れたら外の景色を見ながら、景色の一点だけを見つめるのではなく、ゆっくりと目を少し動かす程度に抑えながら景色のいろんな点を見るなら、網膜剥離を起こすリスクはなく、目の疲労改善に効果が出る可能性があるのかもしれません。


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