パソコンに搭載される Bluetooth の通信方式と互換性 - インターフェース

最終更新日 2017年03月19日

Bluetooth の互換性は、実装されている通信方式により決まる

Bluetooth が搭載されているパソコンを選ぶ際に、Bluetooth の規格を確認することになりますが、他の Bluetooth が搭載されている周辺機器等と Bluetooth 通信できるのか、すなわち互換性があるのか気になるところです。

Bluetooth 通信する機器同士との間で Bluetooth の規格が異なる場合はもちろんですが、Bluetooth の規格が同じであっても互換性がなくて Bluetooth 通信できない場合があります。

なぜなら、Bluetooth の互換性は、実装されている通信方式によって決まるからです。

Bluetooth の規格が同じでも、実装されている通信方式は異なる

Bluetooth の仕様に含まれている通信方式は規格によって異なりますが、仕様に含まれている通信方式が実装されているとは限りません。

以下は、Bluetooth の仕様に含まれる通信方式を、規格ごとにまとめた表です。

バージョン 仕様に含まれる通信方式
Bluetooth 1.1 BR
Bluetooth 2.0〜2.1 BR、EDR
Bluetooth 3.0 BR、EDR、HS
Bluetooth 4.0〜4.1 BR、EDR、HS、LE

BR(Basic Rate)は、Bluetooth にとって基本的な通信方式です。EDR(Enhanced Data Rate)は、BR よりも最大通信速度が向上した通信方式です。HS(High Speed)は、EDR よりも最大通信速度が向上した通信方式です。LE(Low Energy)は、消費電力が抑えられた通信方式です。

Bluetooth 3.0 までは、BR の実装が必須であり、EDR と HS の実装は任意です。EDR が実装されているなら BR も実装されており、HS が実装されているなら BR も EDR も実装されています。

最大通信速度は遅い方に合わせられますが、実装されている通信方式が異なっていても通信できますので、BR、EDR、HS の間には互換性があると言えます。

つまり、Bluetooth 3.0 までは規格が異なっていても BR で通信できますので、互換性について気にする必要はありません。

Bluetooth 4.0 から登場した LE は、実装は任意であり、また BR、EDR、HS とは互換性がありません。Bluetooth 3.0 から引き続き BR の実装が必須であれば、互換性について気にする必要はありませんが、Bluetooth 4.0 から LE のみ実装が可能となっています。LE のみ実装であれば、BR、EDR、HS が実装されていません。

そのため、Bluetooth 4.0 の登場から、互換性について注意する必要があります。LE が実装されていない Bluetooth 機器と LE のみ実装されている Bluetooth 機器は、互換性がないので通信できません。

Bluetooth 搭載パソコンでは、LE のみ実装はない

LE は、消費電力の低さが強く求められる Bluetooth 機器向けの通信方式です。そのような Bluetooth 機器において、LE のみ実装が見られます。例えば、ボタン電池で動作する Bluetooth 機器を LE のみ実装にし、LE で Bluetooth 通信するようにすれば、稼働時間が大幅に延びます。

パソコンでは、電源コンセントからの電力供給で動作するデスクトップパソコンはもちろんですが、バッテリーで動作するノートパソコンやタブレット PC でも、消費電力の低さは強く求められません。Bluetooth の消費電力は、LE ではなくてもパソコン全体の消費電力と比べたら微々たるものですので、Bluetooth で消費電力を抑えても、その効果は薄いです。

また、パソコンは、BR や EDR、HS が実装されている Bluetooth 機器と接続して使われることが多いです。そのため、Bluetooth 搭載パソコンには BR が必ず実装されています。ただし、EDR と HS は、実装されているとは限りません。

Bluetooth 機器では、Bluetooth 4.0 以上に対応する場合、LE の実装は必須とはなっておらず任意ですが、パソコンと接続して使われる Bluetooth 機器に LE のみ実装製品が増えていき、LE の必要性が高くなるため、Bluetooth が搭載されているが LE が実装されていないパソコンが出てくるとは考えにくいです。

そのため、Bluetooth 搭載パソコンが Bluetooth 4.0 以上に対応しているなら、BR に加えて LE も必ず実装されていると判断できます。

BR と LE どちらか一方が実装されていない Bluetooth 搭載パソコンが出てくるかもしれませんが、Bluetooth を利用するパソコンにとって BR も LE も重要性が高く必須と言える通信方式ですので、出てこないと思われます。

以下は、Bluetooth 搭載パソコンにおける通信方式の実装パターンです。

規格 実装されている通信方式
Bluetooth 1.1 BR
Bluetooth 2.0〜2.1 BR
BR、EDR
Bluetooth 3.0 BR
BR、EDR
BR、EDR、HS
Bluetooth 4.0〜4.1 BR、LE
BR、EDR、LE
BR、EDR、HS、LE

Bluetooth 3.0 以下のパソコンと LE のみ実装されている Bluetooth 機器は互換性がない

Bluetooth 搭載パソコンと接続して使う Bluetooth 機器には、LE のみ実装されているものがあります。

Bluetooth 搭載パソコンにおける通信方式の実装パターンを見るとわかるとおり、Bluetooth 搭載パソコンの対応規格が Bluetooth 3.0 以下だと、LE のみ実装されている Bluetooth 機器とは互換性がないことがわかります。

Bluetooth 搭載パソコンの対応規格が Bluetooth 4.0 以上であれば、どの Bluetooth 機器とも互換性があることがわかります。

補足ですが、Bluetooth 機器では、通信方式の互換性に問題がなく通信できる組み合わせであっても、プロファイルが不足すると使えません。プロファイルとは、Bluetooth の通信手順等が定義されたものです。

プロファイルには多数の種類があり、Bluetooth 機器が Bluetooth 通信で利用するプロファイルは、Bluetooth 機器により異なります。

例えば、Bluetooth 搭載パソコンと Bluetooth 搭載マウスがあるとします。両者には LE が実装されており、通信方式の互換性があり通信できる組み合わせだとします。

Bluetooth 搭載マウスは、自身が Bluetooth 通信で利用するプロファイルを持っていますが、それと同じプロファイルを Bluetooth 搭載パソコンが持っていなければ、使うことはできません。


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