信頼できる、品質が良いイメージが多い国内メーカーは生き残れるのか

最終更新日 2017年08月13日

価格が高くても売れる国内メーカーのパソコン

パソコンの価格をメーカー別に比較してみると、国内メーカーの価格は高いですが、海外メーカーの価格は安いことがわかります。

価格が安い国内メーカーもありますが、国内で高いシェアを獲得している NEC、東芝、富士通は、価格が高く、シェアは少ないですが、エプソン、VAIO、パナソニックも価格が高いです。(2017年8月1日時点)

国内では、価格が高くても国内メーカーのパソコンの方が売れていますので、国内メーカーのパソコンには何らかの選ばれる理由があると思われます。

国内メーカーは信頼できる、品質が良い、サポートが良い

価格が高くても国内PCメーカーが選ばれるわけ、BCNが意識調査 - BCN RETAIL では、2015年1月以降にパソコンを自分で購入した555名を対象に、パソコンの購入に関するアンケート調査を行った結果が掲載されています。

そのアンケート調査結果によると、国内メーカーと海外メーカーに対するイメージで多かった上位3つは、以下のとおりです。

  国内メーカー 海外メーカー
1 信頼できる 43.8% 値段が安い 49.7%
2 品質が良い 36.8% 特にイメージはない 20.5%
3 サポートが良い 35.1% 先進性がある 13.5%

他にも国内メーカーに対するイメージがありますが、信頼性が高い、品質が良い、サポートが良いというイメージが、価格が高いにも関わらず国内メーカーのパソコンが選ばれる理由になっているようです。

国内メーカーの信頼性、品質、サポートは、海外メーカーと比べてどうなのか

パソコンに限らず様々な商品にて、国内メーカーは長年信頼を築いてきましたので、信頼できるイメージが多いのは納得の結果です。品質が良い、サポートが良いに関しても同様です。

パソコンでは、どのような条件を満たせば信頼できると判断するのか、その基準は人それぞれでしょうが、故障しにくい、破損しにくいという条件を満たすことは必須なはずです。

負荷が大きい作業を長時間続けても、パフォーマンスが低下しない、電源が落ちることがない等、安定して動作する条件を満たすことも必要だと思われます。

昔は、信頼性を重視するなら国内メーカーのパソコンを選ぶ方が良かったですが、今では海外メーカーのパソコンも信頼性が向上し、海外メーカーのパソコンも故障しにくい、壊れにくい、安定して動作するという条件を満たします。

今でも国内メーカーのパソコンの方が信頼性が高いかもしれませんが、仮にそうであれば、国内メーカーのパソコンは信頼性が高すぎる、海外メーカーのパソコンは信頼性が高いと言えます。

しかし、乱暴に言えば、パソコンは、各部品メーカーから部品を仕入れて組み立てているだけであり、中身は一緒ですので、信頼性の高さで差別化を図ることは難しいです。

例えば、パソコンの CPU は、インテル社か AMD 社どちらかの部品が使われています。他の PC パーツも同様に、パソコンメーカーが開発して製造しているわけではなく、部品メーカーが開発し製造したものです。

パソコンは組み立てるだけと言っても、採用する部品の信頼性が低ければ、パソコンも信頼性が低くなります。パソコンの部品も信頼性の高さで差別化を図るのは難しいですが、信頼性が低い部品が一部に存在します。

信頼性が高い部品のみ採用していても、部品の組み合わせ方によっては、パソコンの信頼性が低くなります。

また、パソコンメーカー自身が部品の開発、製造を行い、信頼性を高めることができます。例えば、ノートパソコンの筐体の放熱性、耐久性等を向上させれば、ノートパソコンの信頼性が向上します。

他にもパソコンの信頼性を左右することがありますが、国内メーカーだけでなく海外メーカーでも信頼性が低いパソコンにならないように取り組んでおり、国内メーカーも海外メーカーもパソコンの信頼性が高いです。

もし信頼できるという理由で国内メーカーのパソコンを選ぶ人達に、海外メーカーのパソコンを使ってもらったら、少なくとも半分は、海外メーカーのパソコンも信頼でき、海外メーカーは価格が安いことを考慮すれば、価格は高いが信頼できる国内メーカーではなく、価格が安くても信頼できる海外メーカーを選ぶようになると思います。9割以上が、海外メーカーへ流れてもおかしくありません。

品質が良いに関しても同様です。パソコン以外の商品を見てみると、国内メーカーの方が品質が良い商品は多いですが、パソコンに関しては国内メーカーの方が品質が良いとは言い難いです。

サポートが良いに関しては、信頼性や品質と違って、サポートの良さはメーカーによって差が結構出てきますので、国内メーカーにも海外メーカーにも、サポートが良いメーカーとサポートが良くないメーカーがありますが、全体的に見れば国内メーカーのサポートの方が良いです。

海外メーカーも、コストを削減しつつサポートを良くしていく取り組みを続けており、サポートが良くなってきていますので、国内メーカーのサポートの水準に達する時が来ると思われます。

しかし、信頼性や品質は、低コストでも高い水準に達することができるようになりましたが、サポートは人件費等、コスト削減が難しい要素があり、低コストでも高いサポート基準に達することは難しいので、価格が安い海外メーカーが国内メーカーに追いつくことはないかもしれません。

価格が高すぎると気づくユーザーが増えれば、国内メーカーは生き残ることができない

信頼できる、品質が良い、サポートが良いというイメージが多い国内メーカーは、信頼性、品質、サポートを、差別化を図る武器にして差別化を図り、国内で高いシェアを獲得していると見られます。

メーカーのイメージは、一朝一夕で作られるものではなく、長年にわたって続けられてきたメーカーの努力によって少しずつ作られていくものですので、しばらくは国内メーカーへのイメージは崩れることなく、国内メーカーは国内で高いシェアを獲得し続けるでしょうが、国内メーカーのシェアが伸びることは厳しいと思われます。

今となっては、パソコンは信頼性、品質を重視するなら、国内メーカーのパソコンを選ぶ時代ではありません。サポートの良さは、まだ国内メーカーに分がありますが、海外メーカーのサポートは、避ける方が良いと言えるほど悪くありません。

アンケート調査結果によると、他にも国内メーカーの方が上回っているイメージがあり、アンケート調査結果には見られない国内メーカーの良さもありますが、これらを考慮しても国内メーカーのパソコンは価格が高すぎます。

国内メーカーのパソコンを選ぶユーザーは、簡単には海外メーカーのパソコンに流れないかもしれませんが、いつ何がきっかけで国内メーカーのパソコンは価格が高すぎると気づくのかわかりません。

国内メーカーは国内で高いシェアを獲得していても、国内メーカーのパソコン事業は苦戦しているようで、既に生き残れるのか疑問ですが、もし価格が高すぎると気づき始めたユーザーが、どんどん増えてきたら、国内メーカーは国内で高いシェアを獲得できなくなり、生き残ることはできないと思われます。


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