プロキシとは?プロキシを使うメリット、デメリットとは?

最終更新日 2018年10月19日

プロキシとは

「プロキシサーバー(通称は串と呼ばれる)を経由してから」というような言い回しを耳にすることがありますが、どのようなものか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。中には、なんとなく使っている方もいるかもしれませんが、実は知らない間に危険にさらされていることも。プロキシを使うことのメリットは何なのか、デメリットは何なのか等をここでは掘り下げてご紹介します。

プロキシとは「proxy」からきており、「代理」という意味を持ちます。その意味の通りに、インターネットへのアクセスを仲介し代行する役割を持ちます。例えばあるサイトを見たいと思った時に、通常であればブラウザから目的のサイトへアクセスします。

データを保存しているサーバーは、要求されたページのデータをブラウザに返すことで画面に表示します。これが一般的なやり取りです。

これをプロキシ経由しておこなった場合、ブラウザからは直接的にデータを要求せずにまず代理サーバーに接続されます。それを受けた代理サーバーは、自分の代わりに目的のサイトへデータを要求しアクセスします。データを受け取ると本来のブラウザへとデータを渡します。このように橋渡しのような処理を行ってくれます。

ブラウザから代理サーバーを指定することが可能で一度設定をしてしまえば、存在を意識する必要もありません。一見すると遠回りしているだけで何の意味があるのか分かりませんが、当然メリットはいくつかあります。

プロキシのメリット

プロキシのメリットとして最も多く語られるのが「匿名でのアクセスが可能」だという点です。Webサイトにアクセスすると足跡が残ります。個人情報などの詳細なものは例外ですが、IPアドレスと呼ばれるインターネット上の住所のようなものが、運営者側に残ります。アクセス解析などでも用いられるIPアドレスですが、健全なものばかりに使用されているわけではなく、悪意を持った相手に渡ることが懸念されます。

また、使用しているブラウザやアプリケーションまで知られることもあり、セキュリティの甘い脆弱なものを使用していた場合に攻撃のターゲットとされてしまうのです。

そのため、自分の「代理」を通すことでこのIPアドレスを隠すことができ、危険を避けることができるようになります(ただし、これは後述するデメリットにもなり得ます)。

匿名というメリットだけでなく、他国からのアクセスに偽装することも可能です。少しマニアックなメリットではありますが、中国などの一部のサイトでは日本からのアクセスを禁止しているものがあります。同じように、海外からのアクセスを禁止しているサイトもあります。こういった場合に「その国にあるプロキシサーバー」を経由することで閲覧することが可能です。日本から他国にアクセスする場合はもちろん、海外に住んでいる方が日本のサイトにアクセスする場合にも用いることができます。

個人の話だけでなく、会社など大規模なネットワークを構築している場合にも活用することができます。社内からの外部へのアクセスを仲介することで、外部からの不正侵入の防止や、業務と関係ないサイトへのアクセスを禁止するなどの設定が可能です。ユーザーがどんなサイトを閲覧したか通信記録を残す機能もあるため、個人的な使用を抑制することもできます。

プロキシのデメリット

このように「代理」としてのメリットは、たくさんあるのです。しかし、プロキシサーバーを使う場合、デメリットも存在します。匿名のメリットで後述すると言っていたものですが、入力や送信に使われるデータは代理のサーバーを経由します。そのため、悪意ある代理サーバーであった場合は、データを盗まれてしまうのです。危険なサイトにデータを渡さないために利用していたにも関わらず、足元をすくわれる危険性をはらんでいます。安易に信用して利用してはいけません。安全なものであるか確信が持てた場合にのみ使用することをおすすめします。

また代理で橋渡しを行うという特性上、通信速度が大幅に低下することがあります。本来であれば直接アクセスする手順を増やすのですから当然だとも言えます。また、海外にあるサーバーでは物理的に距離が遠いため通信速度の低下が顕著です。複数のユーザーが利用した場合にも同様に、読み込みまで数秒から数十秒かかってしまうこともあります。あまり通信負荷に強いと言えないサーバーも存在するため、ダウンしてしまうことさえあります。このように安定した通信ができないことは、大きなデメリットだと言えるでしょう。

以上のようにプロキシを使う場合には、メリットもあればデメリットもあります。ひとつ言えることは、常時使うものではないということです。基本的には必要性をかられた時にのみ活用し、通常時はオフにするといった配慮が必要です。興味本位で使用してしまうとトラブルの元となります。また、アクセスする場合も前述したように、信頼できるサーバーであるのかは詳しく調べてから利用しましょう。


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