対応解像度 - クリエイター向けビデオカードの選び方

最終更新日 2016年08月28日

対応解像度の選び方

重要なのは対応する最大解像度

ビデオカードが対応する解像度は、製品によって異なります。対応解像度の種類が多いほど、様々な解像度で映像出力できます。重要なのは対応解像度の種類の多さではなく、対応する最大解像度です。

特に動画編集や画像編集では、高解像度の映像出力が重要であり、画面の解像度は高い方が望ましいです。

なぜなら、動画編集や画像編集用ソフトウェアには操作パネルが多いものが多く、画面の解像度が高いほど一度に表示できる領域が広くなり、作業効率が上がるからです。

また、編集対象の動画や画像の解像度が高い場合は、特に画面の解像度は高い方が良いです。編集対象の動画や画像の解像度よりも画面の解像度が低ければ、動画や画像を100%サイズで表示するとスクロールの必要が生じ、全体表示するためには縮小サイズで表示しなければなりません。

両者の解像度が同じであれば、動画や画像を100%サイズで全体表示できますが、動画編集や画像編集用ソフトウェアの操作パネル等も考慮しなければならないため、編集対象の動画や画像の解像度よりも画面の解像度が高い方が良いです。

ただし、画面の解像度には限度があります。2014年8月21日時点では、ビデオカードは解像度 4096×2160 での映像出力が限度のため、解像度 4096×2160 の動画や編集を行うなら、編集用と確認用に2つの液晶ディスプレイを用意してマルチディスプレイ環境を構築し、編集用の液晶ディスプレイで編集を行い、確認用の液晶ディスプレイで100%サイズで表示して編集結果を確認するのがベターな方法です。

1つの液晶ディスプレイで編集結果を確認する時のみ、100%サイズで表示する方法もありますが、使用する動画編集や画像編集用ソフトウェアによっては難しい場合があります。

外部インターフェース規格に注目して選ぶ

対応する最大解像度は、ビデオチップの性能の高さ、外部インターフェース規格のデータ伝送量の大きさで決まってきます。ビデオチップに関しては、技術進歩によって性能が随分と底上げされましたので、今では外部インターフェース規格のデータ伝送量の大きさで決まります。

また、対応する解像度の種類の多さは、外部インターフェース規格によって決まってきます。そのため、対応解像度を重視して選ぶ場合は、外部インターフェース規格に注目して選ぶ必要があります。

対応する最大解像度、解像度の種類は、ドライバによっても決まってきますが、クリエイター向けビデオカードでは、動画編集や画像編集用ソフトウェアの安定性を高めるために、ドライバ仕様は統一されていますので、ドライバに注目する必要はありません。

外部インターフェース規格が対応する最大解像度

対応する最大解像度一覧

以下は、各外部インターフェース規格の対応可能な最大解像度です。リフレッシュレートを低くしてまで対応する最大解像度を高くしているかは製品によります。

規格 最大解像度
D-sub 15pin 2048×1536
DVI-D 1920×1200(シングルリンク)
2560×1600(デュアルリンク)
3840×2400(デュアルリンク、リフレッシュレート 33Hz)
DVI-I アナログ出力(D-sub 15pin と同じ)
デジタル出力(DVI-D と同じ)
HDMI バージョン 1.4
1920×1080
3840×2160(リフレッシュレート 24Hz, 25Hz, 30Hz)
4096×2160(リフレッシュレート 24Hz)
バージョン 2.0
4096×2160
DisplayPort 4096×2160

一部の外部インターフェース規格は、リフレッシュレートを低くして最大解像度を高くできますが、動画編集や画像編集ではリフレッシュレートを低くするのは良くありません。

画像編集では静止画を扱うため、リフレッシュレートの低さはそれほど影響しませんが、使用する液晶ディスプレイや人によっては、ちらつきを感じるようになり、眼精疲労を引き起こしやすくなります。

高解像度を重視するなら DisplayPort

ビデオチップに Quadro や FirePro を搭載しているクリエイター向けビデオカードに見られる外部インターフェース規格は、DVI-D、DVI-I、DisplayPort です。

D-sub 15pin は、アナログ接続で画質が劣化するため動画編集や画像編集では使われないものですので見られませんが、DVI-I を搭載してアナログ接続にも対応しているクリエイター向けビデオカードは見られます。

解像度 1920×1080 程度まで必要であれば、DVI-D や DVI-I があれば十分です。4096×2160 等の高解像度を求めるのであれば、HDMI や DisplayPort が必要になります。

HDMI は、一般向けのビデオカードではよく見られますが、DisplayPort の方が対応解像度の種類が多く、マルチディスプレイ環境を構築しやすいため、高解像度に対応するクリエイター向けビデオカードでは、DisplayPort の方がよく見られます。

外部インターフェース規格が対応する解像度の種類

HDMI は、対応解像度の種類が少ない

最大解像度を超えない範囲で、各外部インターフェース規格が対応する解像度の種類は、HDMI を除けば同じと認識して問題ありません。

HDMI は、液晶テレビや DVD・BD プレーヤー、ゲーム機器等の AV 機器向けに作られた外部インターフェース規格であり、AV 機器向けではパソコンのように多彩な解像度に対応する必要はありませんので、対応する解像度の種類は少ないです。

対応する解像度の種類が多い事を求めるのであれば、HDMI 以外の外部インターフェース規格があるクリエイター向けビデオカードを選ぶのが望ましいですが、クリエイター向けビデオカードでは HDMI はあまり見られません。

対応解像度の種類は、仕様に記載されていない事が多い

対応解像度の種類は、外部インターフェース規格の種類と対応最大解像度で実質決まるため、仕様には記載されていない事が多いです。

ドライバ等、他の要因で対応解像度の種類が異なる場合もありますが、外部インターフェース規格の種類と対応最大解像度が同じであれば、対応解像度の種類も同じと認識して問題ありません。

以下は、D-sub 15pin、DVI-D、DVI-I、HDMI、DisplayPort の映像出力端子を持つビデオカードの対応解像度例です。ビデオチップは 4K に対応可能なほど性能が高く、DVI-D はデュアルリンク、HDMI のバージョンは 1.4 としています。

解像度 D-sub 15pin
DVI-I(アナログ出力)
DVI-D
DVI-I(デジタル出力)
HDMI DisplayPort
720 × 480
800 × 600 ×
1024 × 768 ×
1152 × 864 ×
1280 × 720
1280 × 768 ×
1280 × 960 ×
1280 × 1024 ×
1360 × 768 ×
1440 × 900 ×
1600 × 1200 ×
1680 × 1050 ×
1920 × 1080
1920 × 1200 ×
2048 × 1536 ×
2560 × 1440 × ×
2560 × 1600 × ×
3840 × 2160 × × ○(30Hz)
4096 × 2160 × × ○(24Hz)
○:対応、×:非対応

クリエイター向けビデオカードでは、HDMI はあまり見られませんが、同じ条件に当てはまる製品であれば、対応解像度の種類は上記の例のようになります。


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