モバイルパソコン向け CPU 製品 - 動画編集用パソコンの選び方

最終更新日 2016年09月03日

モバイルパソコン向け CPU 製品の選び方

コストパフォーマンス

モバイルパソコン向け CPU 製品は、モバイルパソコンであるノートパソコンやタブレット PC に搭載されますが、デスクトップパソコンにも搭載されます。

特にデスクトップパソコンの一体型、コンパクト型、スティック型は、モバイルパソコンと同様に内部スペースが狭く放熱性が悪く、冷却性能を高めるのは難しいため、発熱量が小さいモバイルパソコン向け CPU 製品が搭載されているモデルが多いです。

動画編集にて、デスクトップパソコン向け CPU 製品でないと得られないような性能の高さを必要としない限り、モバイルパソコン向け CPU 製品を選んでも性能に関しては問題ありません。

しかし、モバイルパソコン向け CPU 製品に限らずモバイルパソコン向け PC パーツはコストパフォーマンスが低く、性能が高くなるほど価格が高くなります。

予算オーバーのため性能に妥協して選ぶことになりそうな場合、どうしてもノートパソコンやタブレット PC が必要であれば、モバイルパソコン向け CPU 製品を選ぶしかありませんが、そうでなければコストパフォーマンスの高さを重視し、デスクトップパソコン向け CPU 製品が搭載されたデスクトップパソコンのタワー型等を選ぶことを検討するのがおすすめです。

技術進歩により、動画編集におすすめできるほど性能が高いデスクトップパソコン向け CPU 製品を、ノートパソコンに搭載できるようになりましたが、これでも CPU 以外のモバイルパソコン向け PC パーツはコストパフォーマンスが低く価格が高いので、デスクトップパソコン向け CPU 製品が搭載されていてもコストパフォーマンスは高くありません。

モバイルパソコン向け CPU 製品(発熱量が大きい)の選び方

モバイルパソコン向け CPU 製品(発熱量が大きい)一覧

以下は、発熱量が大きいモバイルパソコン向け CPU 製品一覧です。 発熱量が小さいモバイルパソコン向け CPU 製品は、後に記載しています。

性能が高い順に並べて記載しており、フラッグシップ、ハイスペック、スタンダード、エントリーと大まかに性能の高さごとに分けています。さらに性能と比例するようにランクごとに分けており、例えばランク20の CPU の性能は、ランク10の CPU の2倍です。

同じランクに複数のマイクロアーキテクチャの CPU が混在した場合、基本的に新しいマイクロアーキテクチャが上となるように並べています。

インテル社 CPU 製品(ビッグコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
フラッグ
シップ
24 Core i7-6970HQ
Core i7-6920HQ
Skylake - Skylake-H (2015年)
23 Core i7-6870HQ
Core i7-6820HQ
Skylake - Skylake-H (2015年)
Core i7-5950HQ
Core i7-5850HQ
Broadwell - Broadwell-H (2014年)
22 Core i7-4980HQ
Core i7-4960HQ
Haswell - Haswell-H (2013年)
21 Core i7-4940MX
Core i7-4930MX
Core i7-4910MQ
Core i7-4900MQ
Haswell - Haswell-MB (2013年)
ハイ
スペック
20 Core i7-6820HK
Core i7-6770HQ
Skylake - Skylake-H (2015年)
Core i7-5750HQ Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i7-4950HQ
Core i7-4870HQ
Core i7-4860HQ
Haswell - Haswell-H (2013年)
19 Core i7-5700HQ Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i7-4850HQ
Core i7-4770HQ
Haswell - Haswell-H (2013年)
Core i7-4810MQ
Core i7-4800MQ
Haswell - Haswell-MB (2013年)
18 Core i7-6700HQ Skylake - Skylake-H (2015年)
Core i7-4760HQ
Core i7-4750HQ
Core i7-4720HQ
Core i7-4722HQ
Haswell - Haswell-H (2013年)
17 Core i5-6440HQ Skylake - Skylake-H (2015年)
Core i7-4710HQ
Core i7-4712HQ
Core i7-4700HQ
Haswell - Haswell-H (2013年)
Core i7-4710MQ
Core i7-4712MQ
Core i7-4700MQ
Haswell - Haswell-MB (2013年)
16 Core i7-4702HQ Haswell - Haswell-H (2013年)
Core i7-4702MQ Haswell - Haswell-MB (2013年)
15 - -
14 Core i5-6350HQ
Core i5-6300HQ
Skylake - Skylake-H (2015年)
スタン
ダード
13 Core i5-5350H Broadwell - Broadwell-H (2014年)
Core i7-4610M Haswell - Haswell-MB (2013年)
12 Core i7-4600M
Core i5-4340M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
11 Core i5-4330M
Core i5-4310M
Core i5-4300M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
10 Core i3-6100H Skylake - Skylake-H (2015年)
Core i5-4210M
Core i5-4200M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
9 Core i3-4110M Haswell - Haswell-MB (2013年)
8 Core i3-4100M
Core i3-4010M
Core i3-4000M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
エントリー 7 - -
6 Pentium 3560M
Pentium 3550M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
5 Celeron 2970M
Celeron 2950M
Haswell - Haswell-MB (2013年)
4 - -
3 - -
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

AMD 社 CPU 製品

  ランク 製品 マイクロ
アーキテクチャ
スタンダード 10 FX 7600P Steamroller
9 A10-7400P
A8-7200P
Steamroller
8 FX 7500
A10-7300
Steamroller
エントリー 7 A8-7100 Steamroller
6    
5 A6-7000 Steamroller
4    
3 - -
2 - -
1 - -

モバイルパソコン向け CPU 製品でも、AMD 社の CPU 製品が少なく、フラッグシップやハイスペックのインテル社の CPU 製品と競合する CPU 製品がありません。そのため、デスクトップパソコン以上にインテル社の CPU のシェアが大きいです。

フラッグシップ、ハイスペック、スタンダード、エントリーと各クラスを分ける性能の高さの基準は、デスクトップパソコン向け CPU 製品の場合とは異なります。

モバイルパソコン向け CPU 製品は、発熱量と消費電力を抑えるため性能が犠牲になっており、全体的に見るとデスクトップパソコン向け CPU 製品よりも性能が劣ることを考慮し、各クラスを分けていますので、各クラスを分ける性能の高さの基準は緩くなっています。

大まかに言えば、同じクラス名に分けられているデスクトップパソコン向け CPU 製品と比べると、モバイルパソコン向け CPU 製品の性能はワンクラス落ちます。例えば、ハイスペッククラスのデスクトップパソコン向け CPU 製品と、スタンダードクラスのモバイルパソコン向け CPU 製品は、同じくらいの性能です。

先にデスクトップパソコン向け CPU 製品において、どのクラスの CPU 製品を選ぶか決めていた場合、モバイルパソコン向け CPU 製品を選ぶ際は、1つ上のクラスの CPU 製品を選ぶのが望ましいです。例えば、デスクトップパソコン向け CPU 製品の中で、スタンダードクラスの CPU 製品で良いと判断したら、モバイルパソコン向け CPU 製品では、ハイスペッククラスの CPU 製品を選ぶのが望ましいです。

もし、デスクトップパソコン向け CPU 製品においてフラッグシップクラスの CPU 製品の性能が必要であれば、それに匹敵する性能を持つモバイルパソコン向け CPU 製品はありませんので、パソコンのタイプから選びなおすことを検討する必要があります。

予算度外視で性能の高さを重視するならフラッグシップクラス

フラッグシップクラスの CPU 製品は、動画編集のために予算度外視で性能の高さを重視して選びたい方に向いています。予算度外視で選ぶのでなければ、おすすめできません。

技術進歩によりデスクトップパソコン向け CPU 製品も発熱量が低減した結果、その高性能 CPU 製品を搭載して、モバイルパソコン向け CPU 製品のフラッグシップクラスの CPU 製品を搭載した場合と同等の性能を持つノートパソコン等が増えています。

その影響のせいか、モバイルパソコン向け CPU 製品のフラッグシップクラスの CPU 製品が搭載されたノートパソコン等が少なくなっています。

予算を考慮し性能の高さを重視するならハイスペッククラス

予算を考えながら性能の高さを重視するなら、ハイスペッククラスの CPU 製品がおすすめです。モバイルパソコン向け PC パーツはコストパフォーマンスが低いので、ハイスペッククラスの CPU 製品でも価格を高く感じると思われますが、フラッグシップクラスの CPU 製品よりは購入しやすい価格です。

あまり動画編集の負荷が大きくならないならスタンダードクラス

あまり動画編集の負荷が大きくならないようであれば、スタンダードクラスの CPU 製品がおすすめです。ハイスペッククラスの CPU 製品よりも価格が安く、購入しやすいです。

ハイスペッククラスの CPU 製品を選ぶと予算オーバーのため、スタンダードクラスの CPU 製品を選ぼうとする場合は、性能に妥協して問題ないか慎重に判断する必要があります。

技術進歩により CPU の性能は随分と底上げされていますので、スタンダードクラスの CPU 製品でも多くの方が性能に満足できるでしょうが、負荷が大きい動画編集となると性能に不満を感じる可能性が高いです。

おすすめはできないエントリークラス

エントリークラスの CPU 製品は、価格が安く購入しやすいですが、動画編集にはおすすめできないほど性能が低いです。自分にとって動画編集を行うにはエントリークラスの CPU 製品の性能で十分だと明確に判断できないなら、選ばない方が良いです。

モバイルパソコン向け CPU 製品(発熱量が小さい)の選び方

モバイルパソコン向け CPU 製品(発熱量が小さい)一覧

以下は、発熱量が小さいモバイルパソコン向け CPU 製品一覧です。

各クラスを分ける性能の高さの基準は、発熱量が大きいモバイルパソコン向け CPU 製品よりも緩くなっています。

インテル社 CPU 製品(ビッグコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
ハイ
スペック
12 Core i7-6567U
Core i5-6287U
Core i5-6267U
Skylake - Skylake-U (2015年)
11 Core i7-6660U
Core i7-6600U
Core i7-6650U
Skylake - Skylake-U (2015年)
Core i7-5557U
Core i5-5287U
Core i7-5600U
Core i5-5257U
Broadwell - Broadwell-U (2014年)
Core i7-4578U
Core i7-4558U
Core i5-4308U
Core i5-4288U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
10 Core i7-6500U
Core i7-6560U
Core i5-6300U
Core i5-6360U
Skylake - Skylake-U (2015年)
Core i7-5650U
Core i7-5500U
Core i7-5550U
Broadwell - Broadwell-U (2014年)
Core i7-4600U
Core i7-4650U
Core i5-4278U
Core i5-4258U
Core i7-4510U
Core i5-4310U
Core i7-4500U
Core i7-4550U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
スタン
ダード
9 Core i5-6200U
Core i5-6260U
Core i3-6167U
Skylake - Skylake-U (2015年)
Core i5-5300U
Core i5-5350U
Core i5-5200U
Core i5-5250U
Broadwell - Broadwell-U (2014年)
Core i5-4360U
Core i5-4350U
Core i5-4300U
Core i5-4210U
Core i5-4260U
Core i5-4200U
Core i5-4250U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
Core i7-4610Y Haswell - Haswell-ULX (2013年)
8 Core i3-6100U Skylake - Skylake-U (2015年)
Core m7-6Y75
Core m5-6Y57
Core m5-6Y54
Core m3-6Y30
Skylake - Skylake-Y (2015年)
Core i3-5157U
Core i3-5020U
Core i3-5015U
Core i3-5010U
Core i3-5005U
Broadwell - Broadwell-U (2014年)
Core M-5Y71
Core M-5Y70
Broadwell - Broadwell-Y (2014年)
Core i3-4158U
Core i3-4120U
Core i3-4030U
Core i3-4025U
Core i3-4100U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
7 Core M-5Y51
Core M-5Y31
Core M-5Y10c
Core M-5Y10a
Core M-5Y10
Broadwell - Broadwell-Y (2014年)
Core i3-4010U
Core i3-4005U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
Core i5-4302Y
Core i5-4300Y
Core i5-4220Y
Core i5-4202Y
Haswell - Haswell-ULX (2013年)
6 Pentium 4405U Skylake - Skylake-U (2015年)
Core i5-4210Y
Core i5-4200Y
Core i3-4030Y
Core i3-4020Y
Core i3-4012Y
Core i3-4010Y
Haswell - Haswell-ULX (2013年)
エントリー 5 Celeron 3955U
Celeron 3855U
Skylake - Skylake-U (2015年)
Pentium 4405Y Skylake - Skylake-Y (2015年)
Pentium 3825U
Pentium 3805U
Celeron 3765U
Celeron 3755U
Celeron 3215U
Celeron 3205U
Broadwell - Broadwell-U (2014年)
Pentium 3558U
Pentium 3556U
Celeron 2981U
Celeron 2980U
Celeron 2957U
Celeron 2955U
Haswell - Haswell-ULT (2013年)
   
4 Pentium 3561Y
Pentium 3560Y
Haswell - Haswell-ULX (2013年)
3 Celeron 2961Y Haswell - Haswell-ULX (2013年)
2 - -
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

インテル社 CPU 製品(スモールコア)

  ランク 製品 マイクロアーキテクチャ
- 開発コードネーム
(発売開始時期)(※)
スタン
ダード
7 - -
6 Pentium N3710
Pentium N3700
Airmont - Braswell (2015年)
Pentium N3540
Pentium N3530
Pentium N3520
Silvermont - Bay Trail-M (2013年)
エントリー 5 Atom x7-Z8700
Atom x5-Z8500
Airmont - Cherry Trail-T (2015年)
Pentium N3510
Celeron N2940
Celeron N2930
Celeron N2920
Silvermont - Bay Trail-M (2013年)
Atom Z3795
Atom Z3785
Atom Z3775
Atom Z3775D
Atom Z3770
Atom Z3770D
Silvermont - Bay Trail-T (2013年)
4 Celeron N3160
Celeron N3150
Celeron N3060
Celeron N3050
Celeron N3010
Celeron N3000
Airmont - Braswell (2015年)
Atom x5-Z8300 Airmont - Cherry Trail-T (2015年)
Celeron N2910
Celeron N2840
Celeron N2830
Celeron N2820
Silvermont - Bay Trail-M (2013年)
Atom Z3745
Atom Z3745D
Atom Z3740
Atom Z3740D
Silvermont - Bay Trail-T (2013年)
3 Celeron N2815
Celeron N2810
Celeron N2808
Celeron N2807
Celeron N2806
Silvermont - Bay Trail-M (2013年)
Atom Z3736G
Atom Z3736F
Atom Z3735G
Atom Z3735F
Atom Z3735E
Atom Z3735D
Silvermont - Bay Trail-T (2013年)
2 Celeron N2805 Silvermont - Bay Trail-M (2013年)
1 - -
(※)マイクロアーキテクチャを採用した CPU の発売が開始された年度

AMD 社 CPU 製品

  ランク 製品 マイクロ
アーキテクチャ
スタンダード 9    
8 A8-7410 Puma+
7 A6-7310
A4-7210
Puma+
A8-6410
A6-6310
Puma
6 E2-7110 Puma+
A4-6210 Puma
エントリー 5 E2-6110 Puma
4 E1-7010 Puma+
E1-6015
E1-6010
Puma
3    
2 - -
1 - -


発熱量が小さいモバイルパソコン向け CPU 製品は、発熱量を小さくするために性能が大きく犠牲になっており、どの CPU 製品も動画編集には向いているとは言えません。

あまり動画編集の負荷が大きくならないようなら、ハイスペッククラスの CPU 製品の性能があれば十分快適に動画編集できる可能性が高いです。動画編集の負荷が大きくなるならハイスペッククラスの CPU 製品でもおすすめできません。

スタンダードクラスの CPU 製品やエントリークラスの CPU 製品は、その性能で十分だと明確に判断できない限り、おすすめではできません。

おすすめ動画編集用パソコン販売店

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