パソコンの選び方と買い方

電源ユニット - ゲーム用デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2015年11月05日

電源ユニットの選び方

安定した電力供給に欠かせない電源ユニット

電源ユニットは、各 PC パーツに電力を供給する重要な役割を担います。パソコンを使っている時に、電源ユニットの違いを実感するのは、なかなか難しいですが、特に高い負荷がかかる PC ゲームのプレイ時は、CPU とビデオチップの消費電力が大きくなり、長時間に渡って十分な電力の安定した供給が必要になりますので、電源ユニットの容量を重要視して選びたいです。

また、電源ユニットの温度上昇を抑えられれば、熱による部品の劣化も抑えられ、冷却ファンの回転数の減少による騒音レベルの低下につながります。これらを実現するには、変換効率が重要になってきますので、変換効率にも注目して電源ユニットを選びたいです。

パソコンのタイプの違いよる、電源ユニットの選択肢の広さ

電源ユニットにこだわって選ぶとしても、パソコンのタイプによっては選択肢がありません。ノートパソコンは電源ユニットではなく、AC アダプターが電力を供給しますが、デスクトップパソコンの一体型やコンパクト型も、たいていのモデルは AC アダプターです。

AC アダプターにも良し悪しがありますが、あまり仕様が公開されておらず比較が難しいので、メーカーやショップを信頼して買うしかないところです。

デスクトップパソコンの省スペース型やキューブ型では、サイズが小さいデスクトップパソコン向けの電源ユニットが搭載されており、このような電源ユニットは製品が少なく、選択肢の幅は狭いです。各モデルで比較しても、同じような仕様の電源が搭載されており、BTO カスタマイズで変更可能でも、選択できる製品数は少ないです。

デスクトップパソコンのタワー型向けの電源ユニットには、様々な製品がありますので、電源ユニットにこだわって選びやすいです。

メーカーやパソコンショップの違いよる、電源ユニットの選択肢の広さ

国内メーカーや海外メーカーでは、基本的に独自の電源ユニットを採用しており、BTO カスタマイズでの変更ができない場合が多いです。

一方、ショップブランドを販売するパソコンショップでは、市販の電源ユニットを採用しており、BTO カスタマイズで変更できる場合が多いです。

だからと言って、国内メーカーや海外メーカーを避けるべきではありませんが、電源ユニットの良し悪しは実感しにくく、安かろう悪かろうでも特に問題なく使えるため、電源ユニットでコスト削減して安くしている可能性が高いので、電源ユニットにこだわるなら、おすすめはしません。

一方、パソコンショップでも、電源ユニットでコスト削減して安くしているのが見られますが、たいていのモデルでは BTO カスタマイズで豊富な選択肢を用意して電源ユニットを選べるようにしており、様々なユーザーのニーズに応えられるようにしています。

電源容量の選び方

電源容量の目安

最適な電源容量の決め方については、電源容量の目安の計算方法に記載しています。詳細は省いて言えば、最大消費電力が電源容量の 70% 程度になるよう選ぶのが最適な選択肢の一つです。

そのため、まずはパソコン全体の最大消費電力を、大まかで良いので見積もる必要があります。

以下は、最大消費電力の見積もり方です。

CPU TDP の1.5倍
ハイスペック CPU の中で上位の性能を持つ CPU は、TDP の2倍
メインメモリー 5W×搭載数
マザーボード 50W
ストレージ 25W×搭載数(HDD)
15W×搭載数(SSD)
光学ドライブ 25W×搭載数
ビデオカード 仕様に記載されている、もしくは公称されている最大消費電力×搭載数
最大消費電力が不明の場合は、ハイスペック 300W、スタンダード 200W、エントリー 100W

特に重要なのが最大消費電力が大きい CPU とビデオカードです。他の PC パーツでは、比較的最大消費電力が大きい製品を基準にして見積もってますが、標準的な搭載数(メインメモリー数 2〜4、マザーボード数 1、ストレージ数 1〜2、光学ドライブ数 1)であれば、まとめて 100W と見積もっても問題ありません。

電源容量の目安の計算例

以下は、比較的高性能な CPU とビデオカードが搭載されたモデルにて、電源容量の目安を計算した例です。

CPU インテル Core i7-4930K(TDP 130W)
メインメモリー 搭載数4
マザーボード 搭載数1
ストレージ SSD 搭載数1、HDD 搭載数1
光学ドライブ 搭載数1
ビデオカード 搭載数×1
nVIDIA GeForce GTX 780Ti(250W)
パソコン全体の最大消費電力
(130W×1.5)+5W×4+50W+15W×1+25W×1+25W×1+250W×1=580W
最適な総出力ワット数
580÷0.7≒829W
この例だと、見積もった最大消費電力は 580W であり、経年劣化による電源容量の低下を考慮して 650W 〜 700W 程度あれば十分と言えますが、PC ゲームのプレイ時は、常に CPU とビデオカードの消費電力が高くなりますので、できれば電源容量の目安に近い 800W〜850W は欲しいです。

そう選べば、平均消費電力が電源容量の半分、すなわち負荷率が半分付近になります。電源ユニットは負荷率が半分付近が最も変換効率が高くなりますので、無駄に発生する消費電力や発熱量を抑えられます。

80PLUS ランクの選び方

高い変換効率を重視する場合は、80PLUS ランクに注目して選びます。高い変換効率をクリアした電源ユニットには、クリアした変換効率に応じて 80PLUS ランクが付けられています。

以下は、各 80PLUS ランクの変換効率一覧です。

80 PLUS ランク 変換効率
(電源負荷率 20% / 50% / 100%)
80 PLUS スタンダード 80% / 80% / 80%
80 PLUS ブロンズ 82% / 85% / 82%
80 PLUS シルバー 85% / 88% / 85%
80 PLUS ゴールド 87% / 90% / 87%
80 PLUS プラチナ 90% / 92% / 89%
80 PLUS チタン 92% / 94% / 90%

80PLUS ランクが高い電源ユニットほど価格が高くなります。変換効率が高いと無駄に発生する消費電力を抑えられるため、電気代の節約になりますが、かなり長期間に渡って使い続けないと、上昇した価格分を節約した電気代で回収するのは難しいです。

しかし、無駄に発生する消費電力は熱に変わるため、変換効率が高いと発熱量を抑えられます。その結果、電源ユニットの内部部品の温度上昇による劣化を抑えられますし、冷却ファンの回転数を抑えられる事による騒音レベルの低下につながりますので、予算に余裕があれば 80PLUS ランクが高い電源ユニットがおすすめです。

特に高性能な CPU とビデオカード搭載モデルで、高負荷の PC ゲームをプレイすると平均消費電力が高くなり、変換効率の差が大事になってきますので、できるだけ 80PLUS ランクが高い電源ユニットを選びたいです。

予算の兼ね合いも考えると、80PLUS ブロンズか 80PLUS シルバーが選択の目安です。80PLUS ゴールドや 80PLUS プラチナは優れた変換効率ですが、価格が高いですので選ぶ際は十分な予算が必要になります。

電源ユニットの仕様がわかりやすいショップ

電源ユニットの仕様を詳しく公開していなくても、悪い電源ユニットとは限りませんが、自分で仕様を確かめて選びたい場合は、仕様がわかりやすいショップを選ぶ必要があります。

少なくとも電源ユニットのメーカー名、型番を公開しているのが条件です。これらがわかれば、電源ユニットのメーカー公式ウェブサイトで仕様を調べられます。仕様を詳細に公開していれば、さらに良いですが、深いところまで調べるためには、電源ユニットのメーカー公式ウェブサイトを訪れる必要がありますので、電源ユニットのメーカー名、型番が公開されていれば十分です。

以下は、電源ユニットの仕様がわかりやすい主なショップ一覧です。ただし、どのショップにも当てはまりますが、一部の電源ユニットの仕様を詳しくは公開していません。
ドスパラ
ドスパラは、ショップブランドや PC パーツを販売しているパソコンショップの中で最大級の規模です。電源ユニットのメーカー、型番が公開されていますので、これらの情報を基に電源ユニットメーカーの公式ウェブサイトで仕様を調べる事ができます。
ツクモ
ツクモは、ショップブランドや PC パーツだけでなく、様々なメーカーのパソコンや周辺機器を取り扱うパソコンショップです。電源ユニットの詳細な仕様を調べられるよう電源ユニットのメーカー、型番を公開しています。
Sycom
Sycom は、規模が小さいですが、顧客を重視した独自のサービスを展開し、ユーザーからの支持を集めているパソコンショップです。電源ユニットの仕様だけでなく、さらに詳細な仕様がわかるよう電源ユニットメーカーの公式ウェブサイトの仕様公開ページも紹介しており、仕様を調べやすいです。
STORM
ストームは、様々な海外メーカーの国内正規代理店になっており、様々な PC パーツに関するノウハウを活かしてショップブランドの販売を行っているパソコンショップです。電源ユニットに限らず、搭載されている PC パーツの仕様がわかるよう徹底的に公開しています。
VSPEC
VSPEC は、BTO カスタマイズで選べる PC ケース、PC パーツの組み合わせ量が圧倒的なパソコンショップです。選べる電源ユニットのメーカー名、型番を公開しており、これらの情報を基に電源ユニットの詳細な仕様を調べられます。


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