Bluetooth - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2017年03月21日

Bluetooth とは

Bluetooth は、他のパソコン等の機器や、周辺機器と無線通信するために利用します。無線 LAN(Wi-Fi)も無線通信するために使われますが、Bluetooth とは異なります。

Bluetooth と無線 LAN には様々な違いがありますが、Bluetooth は無線 LAN よりも消費電力が低いのが大きな特徴です。消費電力を抑えるため、最大通信速度が遅く、最大通信距離が短いですが、これらのデメリットが問題にならない機器で利用されます。

例えば、キーボードやマウスは、やり取りするデータ量が小さく、デスクトップパソコンの近くで使用するものなので、最大通信速度が遅く、最大通信距離が短くても問題になりません。また、Bluetooth なら消費電力が低いですので、バッテリー、または電池が長持ちします。

Bluetooth の選び方

無理に Bluetooth 搭載モデルを選ぶ必要はない

デスクトップパソコンにとって Bluetooth は必須ではありませんので、Bluetooth が不要であれば Bluetooth 非搭載モデルを選んでも問題ありません。

デスクトップパソコンでは、Bluetooth アダプターと呼ばれる周辺機器を接続すれば、Bluetooth を利用できるため、Bluetooth が必要であっても無理に Bluetooth 搭載モデルを選ぶ必要はありません。

Bluetooth アダプターの接続インターフェースは USB が主流であり、デスクトップパソコンに接続する場合は USB 端子を1つ使用します。そのため、USB 端子が少ない小型デスクトップパソコンを選ぶなら、Bluetooth 搭載モデルを選ぶのがおすすめですが、USB 端子が少ない小型デスクトップパソコンでは、たいていのモデルに Bluetooth が搭載されています。

以下は、デスクトップパソコンの各タイプにおける、Bluetooth の搭載状況です。

タワー型 ・Bluetooth 搭載モデルは少ない
省スペース型 ・Bluetooth 搭載モデルは少ない
キューブ型 ・Bluetooth 搭載モデルは少ない
一体型 ・Bluetooth 搭載モデルは多い
コンパクト型 ・Bluetooth 搭載モデルは多い
スティック型 ・Bluetooth 非搭載モデルは個人的な経験上見た事ない

タワー型、省スペース型、キューブ型は、Bluetooth 搭載モデルが少ないので、Bluetooth が必要な場合は Bluetooth アダプターを別途用意して使う事を前提にして選ぶ方が良いです。

一体型、コンパクト型は、Bluetooth 搭載モデルが多いですが、Bluetooth が必要だが選びたいモデルが Bluetooth 非搭載だった場合、Bluetooth 搭載モデルにはこだわらず、Bluetooth アダプターを別途用意して使う事にして Bluetooth 非搭載モデルを選ぶ方が良いです。

スティック型は、個人的な経験上では Bluetooth 搭載モデルしか見た事ありません。スティック型は、USB 端子数が少なく、キーボードやマウスは Bluetooth 接続で使う方が良いため、スティック型に Bluetooth 非搭載モデルが出る事はないと思われます。

Bluetooth アダプターとの競合

Bluetooth が必要であり、かつ選びたい Bluetooth 搭載モデルの Bluetooth の規格、最大通信速度、プロファイル、最大通信距離が、自分が望むものと一致しない場合、Bluetooth アダプターを別途用意して使う事にして、選びたいモデルを選ぶ方が良いです。

Bluetooth 搭載モデルにこだわると、Bluetooth に対して望むものによっては、選択肢に入れられる Bluetooth 搭載モデルが少数になってしまいます。

もし Bluetooth 搭載モデルにて、搭載されている Bluetooth をオフ(無効)にできない場合、Bluetooth アダプターと競合してしまい正常に動作しなくなってしまう恐れがありますが、Bluetooth をオフにできないモデルは個人的な経験上見た事ありません。

Bluetooth 規格の選び方

Bluetooth の規格については、 Bluetooth 規格の違い にて詳しく記載していますが、基本的に対応している Bluetooth の規格が新しいほど、新しく追加された機能や技術等により利便性が高くなっており、問題点が改善されています。

最新の Bluetooth 規格は、Bluetooth 4.2 です。(2017年3月21日時点)Bluetooth 4.0 から通信方式 LE が追加され大きな仕様変更となりましたので、Bluetooth 4.0 以上が望ましいですが、比較的新しい Bluetooth 搭載デスクトップパソコンであれば、Bluetooth 4.0 以上に対応しています。

必要な Bluetooth 規格に対応していなくても、その規格に対応している 外付け Bluetooth アダプターを別途用意し、デスクトップパソコンに接続して使う方法があります。

Bluetooth 規格の互換性を考慮した選び方

パソコンに搭載される Bluetooth の通信方式と互換性 にて詳しく記載していますが、デスクトップパソコンが Bluetooth 3.0 以下に対応している場合は LE が実装されていませんので、LE のみ実装されている Bluetooth 機器とは互換性がないので使えません。

例えば、Bluetooth 3.0 に対応しているデスクトップパソコンと、LE のみ実装されている Bluetooth 対応マウスとは互換性がないので接続して使えません。

LE のみ実装されている Bluetooth 機器を使う予定であれば、Bluetooth 4.0 以上に対応しているデスクトップパソコンを選ぶ必要がありますが、無理に選ばなくても LE が実装されている Bluetooth アダプターを使う手もありますので、Bluetooth 3.0 以下に対応しているデスクトップパソコンを選んでも問題ありません。

最大通信速度の選び方

Bluetooth は、低消費電力を実現するため最大通信速度が遅くなっています。Bluetooth は、通信速度の速さを求めるものではありませんが、ある程度の通信速度は必要です。

Bluetooth の最大通信速度は、実装されている通信方式によって決まります。通信方式には、BR(Basic Rate)、EDR(Enhanced Data Rate)、HS(High Speed)、LE(Low Energy)がありますが、それぞれの最大通信速度は以下のとおりです。

通信方式 最大通信速度
BR(Basic Rate) 1Mbps
EDR(Enhanced Data Rate) 3Mbps
HS(High Speed) 24Mbps
LE(Low Energy) 1Mbps

用途によりますが、最大通信速度は 3Mbps は欲しいです。デスクトップパソコンでは、イヤホンやヘッドフォン、スピーカーと Bluetooth 接続して使われる事が多いですが、十分な音質を実現するためには最大通信速度が 1Mbps では足りないからです。

最大通信速度 3Mbps を出すには EDR が実装されている必要がありますが、比較的新しい Bluetooth 搭載モデルなら EDR が実装されています。

HS が実装されていれば、最大通信速度は 24Mbps になりますが、HS が実装されていないモデルは多いです。恐らく、HS によって最大通信速度 24Mbps で通信すると、消費電力の大きさが無線 LAN 使用時に近くなってしまい、Bluetooth の低消費電力というメリットが薄れてしまうからと思われます。

デスクトップパソコンは、電源コンセントからの電力供給で動作しますので、あまり消費電力の大きさについて気にする必要はありませんが、HS の最大通信速度 24Mbps を活かす Bluetooth 機器は少なく HS の必要性は低いため、HS が実装されていないモデルが多いと思われます。

Bluetooth のプロファイルの選び方

Bluetooth のプロファイルについては、 Bluetoothのプロファイルとは?一覧でプロファイルの種類を確認 にて詳しく記載していますが、Bluetooth で通信する機器同士では、両者共に同じプロファイルに対応している必要があります。

例えば、プロファイル HID は、マウスやキーボード等の操作を行うために必要なプロファイルであり、HID に対応しているマウスやキーボードをデスクトップパソコンに Bluetooth 接続して使いたい場合、デスクトップパソコンも HID に対応している必要があります。

Bluetooth が搭載されているデスクトップパソコンは、マウスやキーボードに限らず様々な Bluetooth に対応している周辺機器と接続して使われるものなので、多くのプロファイルに対応しています。

全ての Bluetooth 搭載デスクトップパソコンで対応プロファイルが同じではありませんが、使われることが多いプロファイルには対応していますので、対応しているプロファイルを確認せずに選んでも後にプロファイル不足で困る可能性は低いです。

既に必要なプロファイルが決まっている場合は、そのプロファイルに対応しているか確認して選ぶと良いですが、Bluetooth 搭載デスクトップパソコンは仕様に対応プロファイルが記載されていない場合が結構あります。その場合は、メーカーやショップに問い合わせる必要があります。

そこまでして必要なプロファイルに対応している Bluetooth 搭載デスクトップパソコンを選ぶ必要はなく、外付け Bluetooth アダプターを使うことにすれば、必要なプロファイルに対応していない Bluetooth 搭載デスクトップパソコンを選べます。

最大通信距離の選び方

Bluetooth の Class、最大出力、最大通信距離 にて詳しく記載していますが、Bluetooth の最大通信距離は、Class(クラス)によって決まります。以下は、各 Class の最大通信距離です。

Class 最大出力の上限 最大通信距離
Class1 100mW 100m
Class2 2.5mW 10m
Class3 1mW 1m

デスクトップパソコンに Bluetooth が搭載されているなら、Class1 か Class2 に対応しているモデルが見られます。Class3 対応だと、最大通信距離が 1m で不便なため、デスクトップパソコンで Class3 に対応していることはないと思われます。Class3 対応の Bluetooth 搭載デスクトップパソコンは見たことありません。

デスクトップパソコン本体から 10m 以内に Bluetooth 機器がある状態にして使うなら、Class2 対応で十分です。Bluetooth 機器をデスクトップパソコンから 10m より離して使う事があるなら、Class1 に対応している必要があります。

例えば、デスクトップパソコンに Class1 に対応したイヤホンを接続し、デスクトップパソコンから 10m より離れた状態でも音楽等をイヤホンで聴きたい場合は、Class1 に対応しているデスクトップパソコンが必要です。

Class1 に対応している条件でデスクトップパソコンを選ぶとなると、かなり選択肢が限られるため、Class1 に対応している Bluetooth アダプターを使うとしてデスクトップパソコンを選ぶのがおすすめです。そうすれば、Class1 に対応しているデスクトップパソコンを選ぶ必要はありません。


キャンペーン情報
富士通
・ボーナスセール
クーポン利用で12〜23%OFF等の8大特典
(6月28日迄)
・シークレットクーポン
省スペース型デスクトップ
ESPRIMO WD2/A3 icon がクーポンコード「ODS106LSJ」入力で21%OFF
コンパクト型デスクトップ
ESPRIMO WD1/A3 icon がクーポンコード「QUD810LSJ」入力で18%OFF
一体型デスクトップ
ESPRIMO WF2/A3 icon がクーポンコード「FRU302LSJ」入力で27%OFF
ESPRIMO WF1/B1 icon がクーポンコード「FBR123LSJ」入力で28%OFF
据え置きノート
LIFEBOOK WA1/A3 icon がクーポンコード「OAU924LSJ」入力で26%OFF
LIFEBOOK WA3/B1 icon (タッチ対応フルフラットファインパネル選択時)がクーポンコード「UAZ217LSJ」入力で29%OFF
モバイルノート
LIFEBOOK WS1/B1 icon がクーポンコード「PGG25LSJ」入力で29%OFF
LIFEBOOK WU2/B1 icon がクーポンコード「GRM117LSJ」入力で25%OFF
(※)購入画面で上記のクーポンコードを入力すると特別割引が適用されます
(7月12日迄)




コラム - デスクトップパソコン

コラム - インターフェース

デル株式会社