無線 LAN - デスクトップパソコンの選び方

最終更新日 2016年12月27日

普及した無線 LAN

デスクトップパソコンでも無線 LAN

無線 LAN が普及し、ノートパソコンだけでなくデスクトップパソコンでも無線 LAN でインターネットを利用する事も珍しくなくなりました。

無線 LAN があれば、LAN ケーブルが不要となるため、デスクトップパソコン周りがすっきりします。また、住宅の構造によっては、LAN ケーブルをどのように引くか考えなければなりませんが、無線 LAN では不要になります。

無線 LAN 初期搭載とは限らない

全部とまではいきませんが、ノートパソコンでは、どれも無線 LAN が初期搭載されていると言えますが、デスクトップパソコンでは言えません。無線 LAN を初期搭載するデスクトップパソコンが増えてきましたが、まだ無線 LAN を初期搭載していないデスクトップパソコンは結構あります。

後で無線 LAN 追加可能

無線 LAN を利用する前提でデスクトップパソコンを選ぶ場合、無理に無線 LAN を初期搭載しているモデルを選ぶ必要はありません。その理由は、後から無線 LAN を使えるようにできるからです。

無線 LAN を利用するには、無線ルーター等の親機(アクセスポイント)と子機(無線 LAN アダプタ)が必要となります。無線 LAN 初期搭載モデルは、後者の子機が内蔵されていますが、外付けの子機も販売されています。この外付けの子機は、USB 接続タイプが多く、デスクトップパソコンに簡単に接続できます。

子機を購入する分の費用が発生しますが、デスクトップパソコンに内蔵されている子機は、しっかりしたものとは限らず、しっかりとした外付けの子機を購入した方が、通信が安定し、速度が出る場合があります。

また、同じメーカーの親機と子機をセットで買う、もしくは既に所持している親機と同じメーカーの子機を買う事で、より使いやすい場合もあります。(無線 LAN の規格に準拠していれば、異なるメーカーの組み合わせでも問題ないですが、メーカーによっては親機と子機を組み合わせる事によって、設定等がやりやすくなっている場合があります。)

このように、別途で子機を購入するとしてもメリットは結構ありますので、無線 LAN を利用する前提でも、無線 LAN が初期搭載されているか気にせずに、デスクトップパソコンを選ぶのもありです。こうすることで、気に入ったモデルだけど無線 LAN が初期搭載されてないから購入対象の候補から外れるといった事が起きません。

無線 LAN の選び方

無線 LAN の規格

無線 LAN 初期搭載デスクトップパソコンを選ぶ際に見ておく点は、無線 LAN が対応している規格です。無線 LAN は、親機と子機の両者で同じ規格でないと通信できません。(規格によっては互換性があり、異なる規格でも通信可能です。)そのため、既存の親機と通信できるよう選ぶなら、親機が対応している規格と通信できるような規格に対応しているか確認が必要です。

また、同じ規格で通信できても、使用用途や使用環境によっては、適切な規格で無線 LAN を利用した方が良い場合もあります。無線ルーター等の親機と合わせて購入するなら、適切な規格に対応している無線 LAN 初期搭載デスクトップパソコンを選ぶ必要があります。

最近の無線 LAN を初期搭載しているデスクトップパソコンは、たいてい主要な無線 LAN の規格の全てに対応していますので、どの親機とも通信でき、かつ使用用途や使用環境に合わせて規格を選択して無線 LAN を利用できますが、モデルによっては一部の規格にしか対応していない場合もありますので、確認は必要です。

無線 LAN の規格に注意して選ぶ際は、まず以下の主要な無線 LAN 規格の特徴について把握しておく必要があります。


IEEE802.11g IEEE802.11b IEEE802.11a
周波数帯 2.4GHz 帯 2.4GHz 帯 5.2GHz 帯
最高
通信速度
54Mbps 11Mbps 54Mbps
最高
実効速度
20Mbps〜25Mbps 4Mbps〜5Mbps 20Mbps〜25Mbps
周波数
干渉性
他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。 他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。 干渉しにくい。
通信距離 遠距離に強い。 遠距離に強い。 遠距離に弱い。
透過性
(障害物)
障害物に強い。 障害物に強い。 障害物に弱い。


IEEE802.11n IEEE802.11ac
周波数帯 2.4GHz 帯
5.2GHz 帯
5.2GHz 帯
最高
通信速度
600Mbps (※1) 6900Mbps(6.0Gbps)
最高
実効速度
100Mbps 以上 1000Mbps(1Gbps)以上
周波数
干渉性
・2.4GHz 帯使用時
他の無線機器や家電(電子レンジなど)から発生する電波と干渉しやすい。
・5.2GHz 帯使用時
干渉しにくい。
干渉しにくい。
通信距離 ・2.4GHz 帯使用時
遠距離に強い。
・5.2GHz 帯使用時
遠距離に弱い。
遠距離に強い。
透過性
(障害物)
・2.4GHz 帯使用時
障害物に強い。
・5.2GHz 帯使用時
障害物に弱い。
障害物に強い。

※1 通信速度高速化技術チャネルボンディング(利用チャネル数2)、MIMO(利用アンテナ数4本)対応時

無線 LAN 規格の互換性

親機と子機で通信するためには、無線 LAN 規格が一致している必要がありますが、一部の無線 LAN 規格は互換性を維持していますので、無線 LAN 規格が一致していなくても通信が可能な場合があります。

以下は、通信可能な無線 LAN 規格の組み合わせです。

子機\親機 b g a n ac
2.4GHz 帯 5.2GHz 帯
b × × ×
g × × ×
a × × ×
n 2.4GHz 帯 × × ×
5.2GHz 帯 × × ×
ac × × ×
○通信可能
×通信不可

IEEE802.11b

IEEE802.11b は、今となっては古い規格です。この規格で無線 LAN を利用する事は、あまりありません。

IEEE802.11g

IEEE802.11g は、広く普及している規格です。IEEE802.11b と互換性があります。最高通信速度が速く、遠距離と障害物に強いですので、無線ルーター等の親機とデスクトップパソコンとの間に床や壁があっても、安定して高速通信が可能です。(電波を強く遮蔽する床や壁だと、通信が不安定、もしくは通信不可能です。)

一方で、周波数の干渉を受けやすいデメリットがあります。電子レンジ等の他の家電製品から発生する電磁波や、他の無線 LAN 機器の電波の影響を受け、通信が不安定となったり、通信速度が低下します。使用環境によりますが、周波数の干渉を受けやすい所では、デメリットが出てきますので、他の規格で無線 LAN を利用する方が良いです。

IEEE802.11a

IEEE802.11a は、IEEE802.11g ほど普及はしてませんが、最高通信速度が速く、周波数の干渉を受けにくいです。

一方で、遠距離に弱く、障害物に弱いというデメリットがあります。そのため、無線ルーター等の親機とデスクトップパソコンとの間に床や壁があると、安定した高速通信ができない可能性が高くなります。(床や壁の厚さや枚数によります。)

このようなデメリットがあるため、屋内での無線 LAN 利用には不向きに見えますが、それでも、周波数の干渉を受けにくいというメリットは大きいので、可能であればできるだけ IEEE802.11a で無線 LAN を利用した方が良いです。

特に、無線 LAN が普及した今、周辺の建物から他の無線 LAN 機器から発生する電波が飛び交う中、あちこちで周波数の干渉を受けやすい環境と言えますので、IEEE802.11a を選択する価値は十分大きいです。

IEEE802.11n

IEEE802.11n は、IEEE802.11a/b/g と互換性があり、高速化技術により通信速度が向上した規格です。IEEE802.11n は、2つの周波数帯 2.4 GHz 帯、5.2GHz 帯の内、どちらか一方を使用して通信を行います。

前者の 2.4 GHz 帯を使用する場合は、IEEE802.11b/g と互換性があり、IEEE802.11b/g と周波数の干渉性や通信距離、透過性の特徴が同じになります。後者の 5.2 GHz 帯を使用する場合は、IEEE802.11a と互換性があり、IEEE802.11a と周波数の干渉性や通信距離、透過性の特徴が同じになります。

光回線等の高速ブロードバンド回線が普及した今、その通信速度を活かすためにも、IEEE802.11n に対応しているかは重要な点です。また、使用用途や使用環境に合わせて、2.4GHz 帯か 5.2GHz 帯を使用するか選べるのも大きなメリットです。

ただし、IEEE802.11n に対応していても、必ず 2.4GHz 帯と 5.2GHz 帯使用できるとは限らず、どちらか一方しか使用できない場合もありますので注意が必要です。特に、2.4GHz 帯のみ使用可能となっている場合が多いです。IEEE802.11n に対応するなら、2.4GHz 帯と 5.2GHz 帯の両者使用できる事が望ましいです。

見分ける点は、IEEE802.11n に対応し、かつ IEEE802.11a にも対応しているかどうかです。IEEE802.11n に対応していれば、互換性がある IEEE802.11a/b/g にも対応しているものですが、IEEE802.11a に対応していない場合は、IEEE802.11n に対応していても、IEEE802.11a が使用する周波数帯と同じ 5.2GHz 帯が使用できない可能性が高いです。

IEEE802.11ac

IEEE802.11ac は、IEEE802.11n の後継となる無線 LAN 規格です。高速化技術により、さらに通信速度が向上しています。同じ周波数帯 5.2GHz を利用する無線 LAN 規格 IEEE802.11a、IEEE802.11n(5.2GHz 帯使用)と互換性がありますが、周波数帯 2.4 GHz を利用する無線 LAN 規格 IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n(2.4GHz 帯使用)と互換性がありません。

しかし、周波数帯 2.4GHz を利用する親機や子機はまだまだ多いせいか、IEEE802.11ac に対応していれば、たいてい周波数帯 2.4 GHz を利用する無線 LAN 規格にも対応しています。

IEEE802.11ac 対応がおすすめ

無線 LAN の各規格を考慮すると、通信速度に優れ、周波数の干渉を受けにくく、遠距離や障害物に強い IEEE802.11ac に対応しているかが重要になってきます。

IEEE802.11ac に対応していなくても、高速通信が可能で、使用用途や使用環境に応じて使用する周波数帯を選べる IEEE802.11n に対応していれば十分と言えます。

無線 LAN による高速通信を重視している無線 LAN 初期搭載デスクトップパソコンであれば、IEEE802.11ac に対応していますが、IEEE802.11ac に対応していない場合は、IEEE802.11ac 対応の外付け無線 LAN 子機を、後で追加購入するという手があります。

外付け無線 LAN 子機を別途で用意するのであれば、IEEE802.11n でも同様ですが、IEEE802.11ac に対応してなくても他のデスクトップパソコンを選びなおさなくて問題ありません。


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