ゲームバーは著作権の何に違反?

最終更新日 2018年10月19日

ゲームバーは著作権の何に違反しているのか

「ゲームバー」大阪で一斉閉店 著作権団体から警告 任天堂の許可なく大会も (1/2) - ITmedia ビジネスオンライン 等で報道されているとおり、大阪府でゲームバーを展開するクロノスは、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)から指摘を受けたため、運営する店舗を一斉閉店すると発表しました。同記事によると、ACCS は
「店舗の管理のもとでゲームソフトを顧客に貸し出して上映する行為は、ゲームソフトの著作権者の許諾を得ていない場合は、著作権(上映権)の侵害行為となる」
と一般論としてコメントしたそうです。ゲームソフトなのに著作権の中の一つ上映権の侵害行為となると聞くとやや違和感を覚えますが、 ゲームバー問題|スター綜合法律事務所 にも書いてあるとおりゲームソフトは映画の著作物に当てはまると考えられています。

著作権法第2条 - Wikibooks に「「映画の著作物」には、映画の効果に類似する視覚的又は視聴覚的効果を生じさせる方法で表現され、かつ、物に固定されている著作物を含むものとする。」と書かれています。

映画では、大量の静止画を連続して表示し続けることによって動いているように見せていますが、ゲームソフトでも同じように見せています。ゲームソフトは、ROM という物に固定されています。以上によりゲームソフトは映像の著作物に当てはまると考えられています。

著作権法第22条の2 - Wikibooks には、
著作者は、その著作物を公に上映する権利を専有する。
と書かれているとおり著作権者に上映権が認められています。 著作権法第26条 - Wikibooks には、
1.著作者は、その映画の著作物をその複製物により頒布する権利を専有する。
2.著作者は、映画の著作物において複製されているその著作物を当該映画の著作物の複製物により頒布する権利を専有する。
と書かれているとおり著作権者に頒布権が認められています。 著作権法第2条 - Wikibooks を見ると
十九 頒布 有償であるか又は無償であるかを問わず、複製物を公衆に譲渡し、又は貸与することをいい、映画の著作物又は映画の著作物において複製されている著作物にあつては、これらの著作物を公衆に提示することを目的として当該映画の著作物の複製物を譲渡し、又は貸与することを含むものとする。
と書かれており、頒布は公衆に譲渡または貸与することであるとわかります。

ゲームバーでは、モニターを設置し客にゲーム映像を見せていますので、この行為は著作権の上映権を侵害すると考えられます。ゲームバーでは、ゲームソフトを客に貸していますので、この行為は著作権の頒布権を侵害すると考えられます。

ゲームバーが著作権法に違反しているのかどうか争われた判例があれば判例も参考にしたいですが、調べた限りでは見つかりませんでした。


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