複数のパソコンへインストールすると著作権法違反?

最終更新日 2018年10月19日

ソフトウェアを複数台のパソコンへインストールすると著作権法違反になるのか

多くのソフトウェアはインストール可能台数に上限があり、そのことが使用許諾契約書に書かれています。

ここではインストール可能台数は1台のみのソフトウェアがあるとし、複数のパソコンにインストールする場合を考えます。インストール可能台数が複数台の場合は、その台数を超えるパソコンにインストールをする場合となりますが同様に考えられます。

パソコンソフトの複数台のインストール - 弁護士ドットコム が参考になりますが、インストール可能台数は1台のみなのに複数のパソコンへインストールしたら使用許諾契約違反になることは明らかです。

著作権法違反になるのかは、
複数台にインストールしても私的利用に該当しますので複製権侵害に該当しない。
と書かれており、私的利用であれば著作権法違反にならず、業務上で使用すると著作権法違反になると考えられます。

著作権法第30条 - Wikibooks に書かれている著作権法第30条第1項第1号が根拠になると思われます。

著作権法第30条第1項第1号を見ると、私的使用であれば複製できる、すなわちインストールできることはわかりますが、技術的保護手段の回避を行うと私的使用なのかどうかに関係なく著作権法違反になると読み取れます。

実際に試したことありませんので推測が入りますが、Windows の OEM 版は別のパソコンへインストールできないようになっていると聞いたことがありますので、何らかの技術的保護手段があると考えられます。その技術的保護手段を回避して別のパソコンへインストールしてしまった場合は、私的使用でも著作権法違反になると考えられます。

昔の話ですが、Windows を単体で購入したら某パソコンメーカーの OEM 版をつかまされた人がおり、インストールは普通にできたと聞きました。OEM 版とは知らずに入手したのなら、この事情を考慮しなければならないのかもしれませんので、ここではパソコン購入時に付属してきた OEM 版を使って別のパソコンへインストールしたら普通にできたとします。この場合は使用許諾契約違反は明らかですが、私的使用であれば著作権法違反にはならないと考えられます。

Windows の OEM 版に関しては、あくまでも私の考察です。著作権法違反になるのかどうかは明確にはわかりません。


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