CPUのスペックの見方

最終更新日 2014年12月01日
※この記事の内容は、古くなった情報のため、最新のパソコンを選ぶ時に参考になるものではありません。

CPU について

CPU はパソコンの性能の高さを決める重要な PC パーツです。CPU は、人間で言うと頭脳に値します。CPU の性能によって、パソコンの処理速度が変わってきますので、自分の使用用途に合った CPU を選ぶ必要があります。

また、CPU は、他のPCパーツと違って、後に性能アップする事が難しいです。例えば、メインメモリ容量に不満があれば、メインメモリ増設や交換する事によって、容量アップは比較的簡単にできますし、HDD 容量が足りなくなったら、外付け HDD で簡単に容量アップできます。

しかし、CPU は、交換作業が難しく、簡単にできるものではありません。CPU は高価なので、選び方次第でパソコン本体の価格が大きく変わってきますが、後に後悔しないためにも、CPU は慎重に選ぶ必要があります。そのためには、CPU のスペックをよく見ておく必要があります。

CPU のスペックについて確認しておくべき項目は、多くはありませんが、そのスペックが自分に合うのか判断するのが多少難しいです。特に自分にとって性能が低すぎる CPU を選ばないようにしたいです。しかし、最近は CPU の性能が随分と進化したため、特にスタンダードクラスの CPU を選んでおけば、性能が低くて大きく困る事はないでしょう。

プロセッサー名( CPU 名)

スペック表にはパソコンに搭載されている CPU の名前が書いてあります。CPU の性能でパソコン全体の性能が決まるといっても過言ではありませんので、必ず CPU の名称を見ておく必要があります。

スペック表に、記載されている CPU の名前からある程度性能の高さが判別できますが、そのためには、CPU がどの程度の性能を持っているのか知っておく必要があります。少なくとも、大まかに性能が高い順にハイスペック、スタンダード、エントリーと分けて考えて、どのクラスの CPU なのか判断する必要があります。

ただし、CPU の名称だけで性能は明確に決まらない事に注意しておく必要があります。例えば、インテル社の Core 2 Duo の場合、同じ Core 2 Duo でも、クロック周波数などが違う様々な製品があり、性能に結構差が出ます。

クロック周波数(動作周波数)

クロック周波数は、CPU の性能を判断する1つの目安です。CPU を頭脳にたとえると、クロック周波数は、頭の回転の速さと言えます。クロック周波数の値が高いほど、性能が高いので、性能を求める方は、必ず見ておく必要がある項目です。

ただし、クロック周波数だけで性能は決まらない事に注意が必要です。特に異種の CPU 同士で、クロック周波数で性能を比較しても、あまり参考になりません。例えば、インテル社の Core 2 Duo に限った場合、クロック周波数 3 GHz の Core 2 Duo と、クロック周波数 2 GHz の Core 2 Duo を、クロック周波数で性能の高さを比較し、前者の クロック周波数 3 GHz の Core 2 Duo の方が性能が高いと判断できます。なぜなら、同じ種類の CPU であれば、クロック周波数以外のスペック(コア数やキャッシュメモリー容量など)は、同じか、違ってもその差は小さいからです。

一方、違う種類の CPU だと、クロック周波数以外のスペックの他にも、設計から違うので、クロック周波数だけで性能の比較はできません。

キャッシュメモリー容量

CPU の内部にあるメモリーの容量を示しています。ここにCPUが処理するデータや処理したデータを一時的に保存されます。CPU を頭脳にたとえると、キャッシュメモリー容量は、瞬間記憶力が高く、一度に記憶できる量が多いと言えます。

キャッシュメモリーの容量が多いほど性能が高いということになりますが、CPU のキャッシュメモリー容量は、多ければ良いというわけではなく、それぞれの CPU には、適した容量のキャッシュメモリーが内部に存在しています。それに、どの CPU のキャッシュメモリー容量も、それほど変わりません。よって、キャッシュメモリー容量については、簡単に確認しておく程度で十分です。

システムバス(FSB クロック)

CPU の内部の動作の速さを示しています。システムバスの数値が大きいほど CPU とメインメモリーや、CPU とチップセット間のデータの転送速度が上がります。しかし、いくら CPU のシステムバスの値が大きくて速くても、周りがその速さについていけなくては意味がありません。

例えば、多数の人が一列になってバケツリレーを行っているところをイメージして見て下さい。できるだけバケツを時間的に早く運びたくても、一人だけが素早く動いてバケツを速く動かしても意味がなく、皆同じ速さの動作をして、バケツをリレーしていく必要があります。これと同様に、幾ら CPU が素早くデータを転送させようとしても、周りも同じ速さで動作しないと意味がありません。

よって、パソコンに搭載される CPU は、適切なシステムバスを持つものしか搭載できません。特にマザーボードが対応しているシステムバスを持つ CPU しか搭載できません。例えば、システムバス 1066 MHz 対応のマザーボードに、システムバスが 1333 MHz である CPU を搭載しても CPU は動きません。(動作させる事も可能な場合もあります。)

パソコンに搭載される CPU は、正常に動く CPU しか選べないようになっていますので、特にシステムバスについて気にする必要はありません。一方、自作や、CPU 交換などのために CPU を選ぶ時は注意が必要です。

CPUのスペックの見方の注意点

項目 詳細
使用目的に適したCPU CPUの価格は性能によって非常に幅があります。安く抑えるために安いCPUを選びたいところですが、使用用途によっては安いCPUだと困る場合があります。例えば、PCゲームはパソコンに高負荷をかけるので、性能の高いCPUが必要です。性能が低いCPUだと満足にPCゲームが動かず、不満が残る結果となる場合があります。自分にとって性能が高すぎるCPUを選んだ場合はそれほど困りませんが、自分にとって性能が低すぎるCPUを選ぶと困るケースが出てくるので注意したいです。
製造メーカーによる違い 有名なCPU製造メーカーには、インテルとAMDがあります。それぞれが製造したCPUは設計が違います。スペック表には同じ項目で各スペック値が記載されていますが、比較が難しいです。

例えばインテル製とAMD製のそれぞれのCPUのクロック周波数の値が同じでも性能が同じとはいえません。
ブランド名による違い 同じメーカー、例えばインテル製のCPUを見たとしても、性能の比較が難しいです。例えばインテル製のデスクトップ向けCPUの Core 2 Duo と Celeron D を比較すると、後者の Celeron D の方がクロック周波数が高いとしても Core 2 Duo より性能が高いわけではありません。両者はブランド名とともに設計が違いますので簡単に比較することができません。よってCPUを選ぶ際はまずはブランド名から選び、同じブランド名のCPUで比較して選ぶ必要があります。



デル株式会社