パソコンの選び方と買い方

テレビパソコンの選び方

最終更新日 2008年09月25日

テレビパソコンとは

テレビパソコンとは、テレビ番組を録画したり視聴できるパソコンのことです。一時期は、各メーカーのほぼ全ての機種にテレビ機能が搭載されるほど、テレビパソコンがブームになりましたが、最近は、テレビ機能を搭載した機種は少なくなり、これは、消費者がテレビ機能がなく、その分安いパソコンを求めた結果なのかもしれません。

数年後に地上アナログ放送が終わる予定であり、 地上デジタル放送の受信エリアが全国的に広まったこともあり、最近の新しいテレビパソコンは、地上デジタル放送に対応している事が多いです。地上デジタル放送をパソコンで視聴したり、録画するには、著作権保護されたデータを扱うため、HDCP に対応したビデオ機能やディスプレイが必要です。また、地上アナログ放送と比べ、パソコンに要求するスペック(CPU やメインメモリ容量など)が高いです。地上デジタル放送に対応したパソコンを選ぶときは、既に地デジが正常に見られるようになっているので、これらの心配はありませんが、外付け地デジチューナー等を増設して、パソコンで地上デジタル放送が見られるようにする場合は注意が必要です。

既に完成されたテレビパソコンは、トラブル発生のリスクが少ない

テレビ機能が無いパソコンに、内蔵型のテレビチューナー、または外付けテレビチューナーを増設すれば、テレビ機能を付けられますが、トラブル無くテレビパソコンに変わるとは限りません。正常にテレビ番組は視聴できますが、録画予約機能が正常に動かない等の、細かいトラブルが起きる可能性があります。また、相性問題により、全くテレビ機能が使えない場合もあります。

一方で、既にメーカーの手によって完成されたテレビパソコンなら、そのようなトラブルはありませんし、仮に何かトラブルが起きたとしても、メーカーのサポートを受ける事によって、解決する事ができます。よって、テレビパソコンを購入するなら、既に完成されたテレビパソコンがおすすめです。既に持っているパソコン、またはテレビ機能無しのパソコンを購入して、テレビチューナーを増設してテレビ機能をつけるという手もありますが、パソコンのスタンバイモード、または休止モードからの予約録画のための起動等の設定が上手くいかないことも結構ありますので、はじめからテレビパソコンとして仕上がったテレビパソコンを購入する方が安心です。

テレビパソコンのスペックの見方

テレビパソコンのテレビ機能や、外部ディスプレイに出力するための外部インターフェース等については、各メーカーによってバラバラで統一されていません。しかし基本的な機能については同じで比較できます。ここでは重要なテレビパソコンのスペックの項目について触れたいと思います。これらの項目はテレビパソコンの選び方の重要な項目です。PCメーカーのカタログやホームページに載っていますので、テレビパソコンを購入する際はよく見ておきたいです。

項目 見方
TVチューナ どの番組が受信できるか、またはチューナ数を表します。テレビパソコンの選び方で、最も重要とも言える項目です。特にケーブルテレビやデジタル放送にも使いたい人は受信できるかよく確認しておきたいです。

特に今は、地上、BS、110度CSデジタルチューナーが搭載されるかが大きな分かれ目です。自宅の主力テレビとして使うのであれば、現時点で地上デジタル放送が受信できない状態であっても、将来の地上デジタル放送も考えてデジタルチューナー搭載パソコンを選ぶのがおすすめです。

またチューナが2つ搭載されていれば、2つの番組を同時録画できたり、録画している番組とは別の番組を視聴することができます。個人的な意見として、価格が高くなりますがこのチューナーを2つ搭載したダブルチューナーである製品がおすすめです。やはり裏番組が録画できないと不便です。
エンコーダ 映像をハードウェアかソフトウェアかのどちらで処理するのかを表します。ソフトウェアエンコーダでは、CPUやメモリに負担がかかり画質も落ちやすいです。よって、ハードウェアエンコーダの方を選びたいところですが、どのパソコンもたいていハードウェアエンコーダを採用しています。

リアルタイム変換(エンコーダ)と書かれていた場合の意味は、映像を受信して、すぐに映像データ保存形式でハードディスクに保存するという意味です。どのパソコンもMPEG2という保存形式となっている場合が多いです。またリアルタイム変換を行うと書いていなくてもリアルタイム変換を行って録画することを採用しているパソコンが多いです。
画質処理機能 テレビ映像を液晶モニター等できれいに表示するために画質処理機能は重要です。主に3次元Y/C分離、ゴーストリデューサー、デジタルノイズリダクション、タイムベースコレクタがあります。

できれば4つ全ての機能がついているのを選びたいです。しかし、これらの機能がついているテレビパソコンほど価格が高いですが、これらの画質処理機能がついているのとついていないものでは、ひと目でわかるぐらい画質が違います。

3次元Y/C分離は、色と明るさの信号を分離して処理する機能で、これにより色のにじみ等を抑え鮮明な映像が得られます。

ゴーストリデューサーは、電波の乱れによって生じる映像が二重に見える等の映像の乱れを抑えます。

デジタルノイズリダクションは、撮影や放送などによって生じたノイズを前後の映像からノイズを抑え、これによりクリアな映像が得られます。

タイムベースコレクタは、映像信号の乱れによる映像の乱れを抑えます。例えばテープの劣化による画面のブレや色むらを抑えることができます。
TV録画機能 テレビ番組をどういうデータ形式で保存するかを表します。どのメーカーもたいていMPEG2で高画質、標準、長時間モードに分かれています。どのメーカーもほとんど同じですからあまり気にする必要はありません。

〜Mbpsで記載されているところは数値が高いほど画質がよくなります。

〜fpsは1秒間に何枚の画像を使うかを表します。数値が高いほど映像がなめらかです。普通 30fps です。

VBRと書かれているものは映像の動きの速さに応じてデータサイズを圧縮し長時間モードに適しています。

CBRと書かれているものは映像の動きに関係なくデータサイズを圧縮するため高画質モードに適しています。
ハイビジョン録画 地上デジタル放送対応モデルなら、大半がハイビジョン録画できます。録画形式(録画モード)はメーカーによって異なるようです。
映像記録時間 パソコンのハードディスクに何時間録画番組を保存できるかを表します。アニメは長時間モードでも耐えられますが、ドラマ等の実写映像では標準時間モード以上でないと画質が悪すぎると思います。標準録画モードでの映像記録時間を目安にしときましょう。また、外付けハードディスクを増設すれば簡単に映像記録時間を増やせます。
付属ソフト 録画番組の管理や録画予約、保存した番組の処理を行うソフトですが、メーカーによって違いますので比較は実際に使ってみないとできません。

しかし各メーカーが威信をかけて作ってますのでどれを選んでも失敗はないと思います。特に有名ブランドメーカーのテレビパソコンに付属するソフトはさすがに良くできていると思います。
ビデオ入出力 ビデオ機器からの映像データ等をパソコンに取り込みたいときや、パソコンのビデオ映像をテレビ等に出力したいときに必要になるのがビデオ入出力端子です。

コンポジット映像出力端子、S映像出力端子は、多くのテレビパソコンに付いていますが、大画面テレビに出力したときに画質に不満がでるかもしれません。ハイスペックモデルとなると、D端子かHDMI端子が搭載されている事が多く、大画面テレビで高画質な映像を楽しめます。
CPUとメモリー テレビで録画した映像をコンバート(ファイル形式の変換など)処理するなど、動画関連の処理はパソコンに高負荷がかかりますので、高性能なCPUと大容量メモリーが搭載されていれば、処理速度の向上に期待できます。またテレビを見ながら他のソフトも起動して使いたい場合も、ハイスペックCPUと大容量メモリーがあれば、快適な動作環境を得る事ができます。

特に地上デジタル放送対応モデルの場合、ハイスペックが要求されますので、機種によってはあまり性能の高くないCPUを選べず、メモリーの容量も512MB以上と固定される場合があります。メモリー容量は、新OSのWindows Vistaを搭載している場合は2GB以上が目安です。
HDD容量 録画した番組のデータを保存するための領域であるハードディスクの容量は多いに越したことはありません。動画ファイルは非常に多くのHDD容量を必要とします。少なくとも250GBは欲しいです。特に地上デジタル放送はより多くのHDD容量を必要とします。

ノートパソコンは構造上どうしてもHDD容量に限界があります。そのときは小まめにDVDに保存したり外付けHDDドライブを使用するといいでしょう。
光学ドライブ テレビ番組を録画し続けそのデータを消さない限りハードディスクはすぐいっぱいになってしまいます。よってDVD等に録画したデータを書き込み保存する必要があります。おすすめは スーパーマルチドライブ DL 対応 です。地上デジタル放送対応モデルの場合ハイビジョン画質のまま保存したいので、ブルーレイディスクドライブがおすすめですが、まだ価格が高いので十分な予算が必要です。
液晶モニター 特に比較的安価なパソコン用の液晶モニターはテレビを映すのにあまり向いていません。なるべく性能がいい液晶モニターが欲しいです。少なくとも同サイズで1番安いような液晶モニターは避けたいです。

地上デジタル放送を見るには、HDCP に対応したディスプレイが必要

地上デジタル放送は、著作権を保護するために、データが暗号化されているため、その暗号化されたデータを受け取る液晶モニター等の外部ディスプレイは、暗号化したデータを受けとる事に対応していなくてはなりません。そのような外部ディスプレイは、HDCP に対応していると言い、もし HDCP に対応していなければ、地上デジタル放送が映りません。

よって、パソコン本体と分離した外部ディスプレイにて、地上デジタル放送を映したい場合は、HDCP に対応した外部ディスプレイが必要です。

地上デジタル放送対応のテレビパソコンが、液晶モニターとセットになって販売されているのであれば、その液晶モニターは、HDCP に対応しているでしょうが、別途で液晶モニターを購入する場合は、HDCP に対応しているか確認する必要があります。

また、ノートパソコンや、液晶モニターとパソコン本体が一体になったデスクトップパソコン一体型は、ディスプレイが内部接続となっているため、HDCP に対応している必要はありません。

テレビパソコンの使い方を考えた選び方

もしテレビパソコンを、テレビ番組の視聴や録画のためだけにテレビパソコンを購入するなら、薄型テレビとDVD/HDDレコーダーの検討もしてみると良いかもしれません。しかし、テレビパソコンはパソコンの操作に慣れるのが少し大変ですが、動画の編集作業が楽だったり高度な編集作業ができたり、パソコンの特性を活かして様々な便利な機能が使えます。これらは実際にテレビパソコンを使ってみると気づいてくることが多いと思います。

もし家族全員で使用する目的で、家族が集まる自宅のリビングなどにテレビパソコンを設置すると考えているのなら、できるだけ上位モデルのテレビパソコンを選びたいです。やはり2番組同時録画や裏番組の録画、高画質な液晶モニターがあったほうが便利です。

おすすめのメーカー、ショップ

大手メーカー直販ショップに限定されますが、以下のショップでは完成度の高いテレビパソコンを販売しており、ソフトも初心者にも簡単に使えるように、完成度が高く使いやすいのでおすすめです。

ショップ 特徴
NEC Direct 大画面液晶が付いた一体型から、省スペース性に優れたモデルまでそろうメーカー直販ショップです。お得なキャンペーンが実施されていることが多く人気が非常に高いメーカーです。
富士通直販WEB MART 大画面ディスプレイが付属したモデルから、省スペース性に優れたモデルまで販売しているメーカー直販ショップです。エンターテイメント機能が充実したモデルがそろい、お得なキャンペーンが実施されていることが多いので富士通も大変人気がメーカーです。
ソニースタイル 大画面テレビと接続して使うのに便利なモデルなど、他のメーカーではあまり見られないモデルを販売しているのが特徴なメーカー直販ショップです。個性的なモデルもありますので、しっかりと自分のテレビパソコンの選び方を決めて選びたいです。

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