同パネルサイズで比較すると、液晶モニターは、CRT モニターより大きい

最終更新日 2014年12月01日
※この記事の内容は、古くなった情報のため、最新のパソコンを選ぶ時に参考になるものではありません。

CRT モニターには、映像が表示されない領域が存在する

今では、液晶モニターが主流になり、CRT モニターは見られなくなりましたが、液晶モニターと CRT モニターが混在していた頃、両者のパネルサイズの定義の違いについて、気をつける必要がありました。

簡単に説明すると、同じパネルサイズで比較すると、液晶モニターは、CRT モニターより、画面(映像が映る部分)のサイズが大きくなっています。

その差は、約 2 型であり、例えば 17 型の液晶モニターは、CRT モニターの 19 型に匹敵する画面の大きさを持っています。

なぜこのような違いが生じるのかと言いますと、両者では、それぞれパネルサイズの定義の仕方が異なるからです。

まず CRT モニターから説明すると、CRT モニターは、その仕組み上、どうしても映像を表示できない領域が発生します。CRT モニターでは、その映像が表示されない領域を隠しており、その分映像が表示される領域(画面サイズ)が狭くなっています。

それで、CRT モニターでは、この映像が映らない領域も含んでパネルサイズを決めています。

一方、液晶モニターでは、CRT モニターと違って、映像が映らない領域が発生しません。

よって、映像が表示されない領域をパネルサイズに含む事はありませんので、結果的に映像が表示される領域(画面サイズ)がパネルサイズとなります。

つまり、CRT モニターでは、映像が表示されない領域が発生するため、同じパネルサイズでも、液晶モニターの方が画面のサイズの方が大きいというわけです。

あまり大きな問題とならなかったパネルサイズの違い

CRT モニターと液晶モニターは、両者それぞれパネルサイズの定義の仕方が違っていましたが、購入者にとって、あまり大きな問題にはなりませんでした。

その理由は、恐らく CRT モニターから液晶モニターへ買い換えるパターンが圧倒的に多く、パネルサイズの定義の違いについて知らなくても、予想していたより画面サイズが小さい液晶モニターを買ってしまった事になりにくかったからでしょう。

例えば、15 型のCRT モニターから 15 型の液晶モニターに買い替えた場合、実質画面サイズが 2 型大きくなるので、たいてい購入者は、より広くなった画面サイズに満足した事でしょう。

逆に液晶モニターから CRT モニターに買い換える場合は、両者のパネルサイズの違いについて知らないと、購入後に後悔する可能性が高くなるでしょう。

例えば、15 型の液晶モニターから 15 型の CRT モニターに買い替えた場合、実質画面サイズが 2 型小さくなりますので、もし同じ画面サイズと思って購入したのであれば、不満に思った事でしょう。

と言っても、スリムな液晶モニターから、多大な置き場所を占める CRT モニターへ買い換えるケースは少なかったでしょうから、このような失敗は発生しにくかったと思います。