SSDのvRPM(Virtual RPM)とは?

最終更新日 2019年03月13日

SSD の vRPM(Virtual RPM)とは何か

SSDのランダム書き込み100倍速に、サンディスク:新開発のExtremeFFSで - @IT には、以下のとおり書かれています。
vRPM(バーチャルRPM)と名付けた指標は、ハードディスクの性能と比べやすいように、ハードディスクのスペックとして使われるRPM(Revolutions Per Minute)と比較可能な数値だ。SSDには回転する媒体はないが、もしクライアントPC上でハードディスクのように回転するとすれば、どの程度の回転速度かという問いに答えるものという。
同記事によると、vRPM の計算方法は以下のとおりです。

ExtremeFFS
ExtremeFFS

SSD IOPS(Iwrite)とは1秒間にデータ書き込みできる回数、SSD IOPS(Iread)とは1秒間にデータ読み込みできる回数です。

1/SSD IOPS(Iwrite)は1回のデータ書き込みに必要な時間、1/SSD IOPS(Iread)は1回のデータ読み込みに必要な時間です。

パソコンの書き込み頻度と読み込み頻度を50:50になると想定し、1/SSD IOPS(Iwrite)と1/SSD IOPS(Iread)を足し合わせ2で割れば、1回のデータ読み書きに必要な時間の平均を求められます。式に出てくる書き方だと、0.5/SSD IOPS(Iwrite)+0.5/SSD IOPS(Iread)です。

1を0.5/SSD IOPS(Iwrite)+0.5/SSD IOPS(Iread)で割れば、1秒間にデータ読み書きできる回数を求められます。この回数に係数50を掛けて vRPM を求めます。

なぜ係数が50なのか理由が書かれていませんので不明ですが、係数を50にすると、SSD の vRPM と約同じ RPM を持つ HDD の性能を比較すると同じくらいになるようになると考えられます。つまり、vRPM に係数50を掛けて調整すれば、SSD の vRPM と HDD の RPM で性能比較できるようになるので係数50に決まったと考えられます。

SSDの性能は「LDE」「vRPM」で見極める - ITmedia PC USER には、以下のとおり書かれています。
SSDの購入を考えているユーザーが性能の参考にできるように提案されているのがvRPMだ。バーネットソン氏は、HDDの性能がシーク速度より主にプラッタの回転速度で決まることを説明した上で、SSDの性能指標としてもHDDの回転数に置き換えた「仮想的な回転数」を値として示すことでユーザーにSSDの性能を訴求すると説明する。
同記事にも、@IT の記事に掲載されていた同じ vRPM を求める式が掲載されています。

vRPM - Wikipedia に書かれていますが、vRPM は広く普及することなく vRPM を提唱したサンディスクでは vRPM を使わなくなりました。

vRPM が普及しなかった理由は不明です。vRPM が使われなくなった理由も不明ですが、Wikipedia の記事に書かれているとおり2011年に SSD は vRPM が100万を超えており、HDD の RPM と比較する意義がなくなったので vRPM は使われなくなったと考えられます。


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