Windows Vista Capable 付きパソコンとは
最終更新日
2023年09月07日
※この記事の内容は、古くなった情報のため、最新のパソコンを選ぶ時に参考になるものではありません。
Windows Vista Capable 付きパソコンなら Windows Vista が正常に動作する
Windows XP の後継にあたる Windows Vista が発売される前に、Windows Vista へのアップグレードを踏まえたモデルが、各メーカーやパソコンショップで販売されました。そのようなモデルには、Windows Vista Capable と表示されており、消費者が見れば一目瞭然となるように、アピールして販売されていました。
なぜこのような販売手法がとられたかと言うと、Windows Vista は、Windows XP と比べてパソコンに要求するスペックがかなり高かったからです。
当時は、Windows XP が正常に動くモデルでも、Windows Vista は正常に動くレベルに達していないモデルが多かったので、消費者にとってわかりやすいように選んでもらえる事が、一つの狙いでした。
もし、Windows Vista Capable 付きモデルが無かったら、Windows Vista へのアップグレードを考えている消費者はパソコンのスペックと、Windows Vista が要求するスペックを比較して選ぶ必要があり、特にパソコン初心者にとっては、パソコンを選ぶ作業が難しくなっていたでしょう。
ある誤解を生んだ Windows Vista Capable
Windows Vista Capable は、Windows Vista の最下位エディションである Home Basic が正常に動く事を意味していましたので、上エディションの Home Premium 等も正常に動くと誤解される可能性がありました。Windows Vista は、Home Basic より上の Home Premium 等を利用するのが一般的でしたので、Windows Vista Capable に Home Premium 等のインストールして、正常に動かず、はじめて Windows Vista Capable の意味に気づいた方も珍しくなかったようです。
ちなみに、Home Premium 等の上位エディションが正常に動くとされたパソコンには、Windows Vista Ready と表示されて販売されていました。両者の存在に気づかずに購入した方もいたようで、当時はよく調べないと、わかりにくい販売状況になっていたと思います。