なぜマイクロソフトはIT用語の語尾を伸ばす表記へ変更した?

最終更新日 2019年10月11日

マイクロソフトがIT用語の語尾を伸ばす表記へ変更した理由とは何か

「コンピュータ」→「コンピューター」に MSが表記ルール変更 - ITmedia NEWS によると、マイクロソフトは IT 用語の語尾を伸ばす表記に統一するそうです。(この記事の公開年月日は2008年7月25日)

表記統一のために変更となる対象の IT 用語数は全部で314個あるそうで、例えば「コンピュータ」は「コンピューター」、「プリンタ」は「プリンター」、「エクスプローラ」は「エクスプローラー」へ変更となります。

マイクロソフトが採用した新たな表記ルールについて、以下のとおり書かれています。
 新表記は、国語審議会の報告をもとに告示された内閣告示第二号(1991年)をベースにしたもので、「er」「or」「ar」などで終わる単語は原則、「コンピューター」「プリンター」「エクスプローラー」など末尾の長音符号を表記。新聞やテレビ、一部IT機器メーカーで取り入れられている表記に合わせた。

 従来の同社の外来語カタカナ表記ルールは、JIS規格の表記ガイドライン(JIS Z 8301)に沿っており、JISに規定されていないものは「2音の用語は長音符号を付け、3音以上は省く」ことを原則としていた。長音符号を極力省いて文字数を減らすことでテキスト容量を削減したり、文字面積を減らして画面を広く使うことができることもあり、工業界ではこういった表記が一般的だった。

 だが実際の発音と異なる表記も多く、工業界になじみのない一般ユーザーに違和感が強かったほか、最近はPCのメモリ容量拡大やディスプレイ面積拡張で字数を削る必要がなくなってきていた。読み上げソフトでテキストを読み上げた際に分かりにくいというアクセシビリティの問題もあり、表記ルールを変えることにした。
昔から IT 用語の語尾を伸ばす方がユーザーにとって良いという考えがあったと思われますが、昔はメモリ容量が小さくディスプレイ面積も小さかったので、JIS 規格の表記ガイドラインに沿って長い IT 用語の語尾は伸ばさないようにする方が望ましかったようです。

マイクロソフト、外来語カタカナ用語末尾の長音表記を変更へ にも、マイクロソフトが IT 用語の語尾を伸ばす表記へ変更した理由や背景が書かれています。(2008年7月25日)
 マイクロソフトが学術・JIS記述ルールを採用したのには、ディスプレイの解像度が低く、メモリが高価で容量が少なかった当時、1文字でも減らして表記することが、OSやPCにとって有効だったことも強く影響していた。

 しかし、そういった制約が解消され、PCが広く一般に普及するに至った現在、TVや新聞などと、OSやPCのマニュアル、Webサイトなどとの間で表記が統一されていないことは、ユーザーにとって違和感を増大させている。また、アクセシビリティの観点でも、読み上げソフト等で状況によって発音が変わることに対する問題意識も高まってきた。

 テクニカルドキュメントなどの制作関係者の団体や個人で構成され、マイクロソフトも参加するテクニカルコミュニケーター協会でも、2004年に策定したガイドラインで長音表記を内閣告示ルールとあわせることを推奨。


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