信号のエンベデッド・クロック

最終更新日 2023年09月07日

基礎

信号のエンベデッド・クロックとは、データ信号に埋め込んだクロックです。エンベデッド・クロックを含むデータ信号を受信した側は、エンベデッド・クロックからデータを読み取る時機を合わせるために使用するクロックを生成し、そのクロックを使用しデータを読み取ります。

メリット

エンベデッド・クロックを使用しない場合、データ信号に限らずクロック用の信号も送受信します。そのため、データ信号用の配線とクロック信号用の配線が必要です。配線が長くなるほど、クロック周波数を高めるほど、両者の信号のタイミングのずれを抑えるのが難しくなります。エンベデッド・クロックを使用する場合、クロック信号用の配線が不要であり、データ信号とクロック信号のタイミングのずれを抑えるのが難しい問題がなくなるため、配線を長くしやすく、クロック周波数を高めやすいです。

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