LPDDR3(Low Power Double Data Rate 3)
最終更新日
2024年03月14日
LPDDR3(Low Power Double Data Rate 3)とは
基礎
LPDDR3とはLow Power Double Data Rate 3の略で、LPDDR2の後継です。LPDDR3とLPDDR2の違い
LPDDR3とLPDDR2の違いが動作速度です。メモリーバスクロックがLPDDR3は400〜800MHz、LPDDR2は200〜533MHzです。対応電圧は同じです。LPDDR3とLPDDR2どちらも1.2V対応です。LPDDR3はDDR3がベースではない
LPDDR2はDDR2をベースに開発されました。LPDDR3はDDR3をベースに開発された規格ではありません。LPDDR3はLPDDR2の動作速度を向上させた規格です。本来はDDR3をベースにLPDDR3を開発するところ、それでは開発が間に合いません。LPDDR2よりも動作速度が速くて消費電力が低い規格が急遽必要になったためです。そこで開発期間を短縮するために対応電圧は同じでよいとし、LPDDR2の動作速度を向上させた規格を開発することになりました。そのため、動作速度は向上しましたが対応電圧は同じになりました。対応電圧を低くするためには、DDR3をベースに開発する必要があります。出典
・第9回 TSVを前提としたモバイルDDR:前田真一の最新実装技術あれこれ塾(2/3 ページ) - MONOist(2012/12/20公開記事)
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