演算

最終更新日 2023年09月07日

演算とは

基礎

演算とはコンピューターが計算することです。

演算と計算の使い分け

コンピューター関連の話では計算を演算と呼ぶ場合が多いです。計算と演算どちらを使用しても間違いではありません。一般的には、計算するという行いの意味がある場合に演算を使用し、計算した結果という意味がある場合に計算を使用します。例えば演算子は計算する命令であり、計算した結果ではなく計算するという行いの意味があるので計算子とは呼びません。計算式は計算結果を表すものであり、計算するという行いではなく計算した結果という意味があるので演算式とは呼びません。

算術演算

算術演算とは

算術演算とは、加算、減算、乗算、除算、べき乗等の計算をすることです。

論理演算

論理演算とは

論理演算とは、論理積、論理和、否定等の計算をすることです。

論理積

論理積とは論理演算の一種です。ANDと呼ぶ場合もあります。2つの入力値が真(1)の場合のみ計算結果が真(1)です。真(1)と偽(0)、偽(0)と偽(0)、これらの場合は計算結果が偽(0)です。

論理和

論理和とは論理演算の一種です。ORと呼ぶ場合もあります。2つの入力値で1つでも真(1)であれば計算結果が真(1)です。偽(0)と偽(0)の場合は計算結果が偽(0)です。

否定

否定とは論理演算の一種です。NOTと呼ぶ場合もあります。入力値が真(1)なら計算結果が偽(0)、入力値が偽(0)なら計算結果が真(1)です。

否定的論理積

否定的論理積とは論理演算の一種です。NOT AND、NANDと呼ぶ場合もあります。論理積とは計算結果が逆です。2つの入力値が真(1)の場合のみ計算結果が偽(0)です。真(1)と偽(0)、偽(0)と偽(0)、これらの場合は計算結果が真(1)です。

否定的論理和

否定的論理和とは論理演算の一種です。NOT OR、NORと呼ぶ場合もあります。論理和とは計算結果が逆です。2つの入力値で1つでも真(1)であれば計算結果が偽(0)です。偽(0)と偽(0)の場合は計算結果が真(1)です。

排他的論理和

排他的論理和とは論理演算の一種です。Exclusive Disjunction、Exclusive OR、EOR、XORと呼ぶ場合もあります。2つの入力値が異なる場合は計算結果が真(1)です。2つの入力値が同じ場合は計算結果が偽(0)です。

ベクトル演算

ベクトル演算とは

ベクトル演算とは、データのまとまりが複数あり、これらを一括で演算することです。例えば10個の数値が1組、別の10個の数値が1組あるとします。各組の1番目の数値同士を加算する、同様に10番目の数値同士を加算するまでを一括で演算するのがベクトル演算に該当します。


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