映像の規格のHDR(High Dynamic Range)
最終更新日
2024年05月23日
映像の規格のHDR(High Dynamic Range)とは
基礎
映像の規格のHDRとはHigh Dynamic Rangeの略で、テレビ放送、映像機器、動画配信サービス等が採用する映像を高画質化するための規格の総称です。エッチディーアールと読みます。HDRとSDRの違い
解像度がHDRは4Kや8K相当、SDRは2K相当です。HDRのカラースペースとダイナミックレンジがSDRよりも広いという違いもあります。SDR
SDRとはStandard Dynamic Rangeの略で、テレビ放送、映像機器、動画配信サービス等が採用する2K相当の標準画質の規格の総称です。HDRとダイナミックレンジ
HDRのダイナミックレンジがSDRよりも広い
ダイナミックレンジとは、ディスプレイが表示できる最も明るい部分と最も暗い部分の信号の比です。HDRのダイナミックレンジがSDRよりも広いのがHDRの大きな特徴です。白飛びや黒潰れを解消
SDRではダイナミックレンジが足りず白飛びや黒潰れが発生した部分でも、HDRならはっきりと表示できるようになります。ゲーム等のHDR映像が、臨場感あふれるものになります。HDRとディスプレイ
ディスプレイがDisplayHDR対応の必要あり
ディスプレイにHDR映像を表示させ、HDRによる高画質化の効果を出すには、ディスプレイがDisplayHDRに対応の必要があります。ちなみに液晶ディスプレイだとDisplayHDR、有機ELディスプレイだとDisplayHDR True Blackです。DisplayHDR 400/600/1000
DisplayHDRには、DisplayHDR 400、DisplayHDR 600、DisplayHDR 1000、以上のグレードがあります。大雑把に言えば、数字が大きいグレードに対応するディスプレイほど、表示できるHDR映像の画質が高いです。HDRとインターフェース
HDR映像表示にインターフェースにも条件あり
HDR映像を表示するには、パソコンのインターフェース、ディスプレイのインターフェース、ケーブル、これらが特定の条件に対応の必要があります。HDMIならHDMI 2.0a以降、DisplayPortならDisplayPort 1.4以降に対応の必要があります。出典
・HDR(エッチディーアール)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
・高画質化が一気に進むディスプレイ、多様化する解像度が使い勝手に影響(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2021/12/10公開記事)
・ノートパソコンやディスプレイ製品が画面サイズで分類される理由(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2022/09/06公開記事)
・高画質化が一気に進むディスプレイ、多様化する解像度が使い勝手に影響(3ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2021/12/10公開記事)
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