インテルCPU開発コードネームのYonah
最終更新日
2024年02月12日
インテルCPU開発コードネームのYonahとは
基礎
インテルCPU開発コードネームのYonahとは、Dothanの後継です。ヨナと読みます。発売年
2006年にYonahのCPUの発売が始まりました。マイクロアーキテクチャー
YonahのマイクロアーキテクチャーがExtended BaniasまたはMobileです。開発コードネームと同じくYonahとする場合があります。プロセスルール
Yonahのプロセスルールが65nmです。ブランド
YonahのブランドにCore Duo、Core Solo、Pentium Dual-Core、Celeronがあります。Yonahのパイプライン
パイプラインのステージ数
Yonahのパイプラインのステージ数が12個です。パイプラインのステージ数が増えた理由
先代のDothanと比べるとパイプラインのステージ数が2個増えました。Dothanでは解読した命令長を基にx86命令を抜き出して揃える処理と、抜き出して揃えたx86命令を処理がしやすいように並び替える処理が同じステージでした。Dothanでは前者と後者それぞれ別ステージになりました。これで1個のステージが増加です。後者のステージに続き、アーリーデコードのステージが追加となりました。アーリーデコードとは、複雑なx86命令を簡単な複数のx86命令に分解する処理です。これで1個のステージが増加です。
YonahとDothanの違い
主な違い
Yonahはコア数が2個のデュアルコアです。ネイティブなデュアルコアです。モデルによってはコア数が1個のシングルコアです。Dothanは全モデルがシングルコアです。Yonahはデュアルコア移行に伴い共有2次キャッシュを採用です。Dothanはシングルコアなので当然ですが、共有2次キャッシュではありません。YonahはSSE3、SSE2、Intel VTに対応しました。Dothanはこれらに非対応です。
プロセスルールがYonahは65nm、Dothanは90nmです。Yonahはシュリンク、すなわちプロセスルールが小さくなりましたが、クロック周波数があまり向上していません。デュアルコアになってもTDPがあまり変わらないため、シュリンクにより発熱・消費電力が減った効果が出ています。
出典
・ASCII.jp:インテルCPU進化論 Core Duoでの改良は不発な要素も? (1/3)(2012/08/20更新記事)
・ASCII.jp:インテルCPU進化論 Core Duoでの改良は不発な要素も? (2/3)(2012/08/20更新記事)
・ASCII.jp:インテルCPU進化論 Core Duoでの改良は不発な要素も? (2/3)(2012/08/20更新記事)
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