CPUのMIS(Micro Instruction Sequencer)
最終更新日
2024年02月09日
CPUのMIS(Micro Instruction Sequencer)とは
基礎
CPUのMISとはMicro Instruction Sequencerの略で、Simple DecodeやComplex Decodeでは変換できない複雑なx86命令を、マイクロコードを使用してマイクロオプに変換する処理です。MISが1個のx86命令を変換して生成するマイクロオプの数が様々です。変換処理が1サイクルで完了しない場合が多く、長いと数十サイクルの場合もあります。
Simple Decode
Simple Decodeとは、1個のx86命令を1個のマイクロオプに変換する処理です。Complex Decode
Complex Decodeとは、1個のx86命令を2個以上のマイクロオプに変換する処理です。マイクロコード
マイクロコードとは、CPUの処理内容を記述したコードです。大雑把に言えば、CPU内部の回路の動作を制御するソフトウェアです。マイクロオプ
マイクロオプとは、CPU内部でx86命令を変換し生成した内部命令です。大雑把に言えば、CPUではx86命令そのままではなく、マイクロオプと呼ぶ内部命令に変換して実行する方が性能を高めやすいため、x86命令をマイクロオプに変換します。出典
・ASCII.jp:インテルCPUはこうして進化した すべての基本は「P6」 (2/3)(2012/08/06更新記事)
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