CPUをオーバークロックする場合Thermal MonitorをOFFが良い?

最終更新日 2023年09月07日

CPUをオーバークロックする場合Thermal MonitorをOFFが良いのか

BIOS設定によるオーバークロック 実践編 2/2 DOS/V POWER REPORT | Impress Japan には、以下のとおり書かれています。(この記事は2007年4月号の記事)
 また、これらのツールを利用する場合の注意点としては、EISTやC1E、Cool'n'QuietなどのCPUの省電力機能をOFFにしておくこと。省電力機能がONになっているとアイドル時にクロックが下げられてしまい、クロックが分かりにくくなるし、パフォーマンスにもブレが生じる。最終的にはONにしてもよいが、オーバークロックのテスト中にはOFFにしておいたほうがよい。また、Intel CPUの場合は、高温になったときに自動的にクロックを下げてしまうThermal MonitorもOFFにしておいたほうがよいだろう。
「これらのツール」とは、オーバークロックができているのかどうか確かめるために利用するCPU-Z等のCPU情報表示ツールや、オーバークロックにより性能が向上していたりオーバークロックによる負荷に耐えられるのか確かめるために利用するベンチマークソフトウェアです。

省電力機能もThermal Monitorも必要に応じてCPUのクロックを下げる機能ですが、オーバークロックのテスト中これらの機能によりクロックが下がってしまうと、しっかりとクロックが上がりオーバークロックの設定に成功したのかどうかわかりにくくなりますので、省電力機能やThermal MonitorをOFFにしておくと良いようです。

しかし、Thermal MonitorをOFFにすると、CPUの温度が上昇しすぎてしまい故障するリスクが高まります。そのリスクを承知でCPUをオーバークロックするなら話は別ですが、リスクを抑えたい場合はThermal MonitorをONにしておく方が望ましいと考えられます。

オーバークロックさせたがThermal Monitorの影響によりクロックが下がってしまっているのか確認したい場合は、CPUの温度とクロックを見て判断する方法があります。

CPUが100度近くまで上昇しクロックが下がっているように見える場合は、Thermal Monitorの影響が出ている可能性がありますので、冷却性能の強化が必要になってきます。

必ずしもCPUが故障するわけではありませんので、一度Thermal MonitorをOFFにしてやってみて比較するのもありでしょうが、CPUが故障するリスクが高まりますので、リスクを承知でやる必要があります。Thermal Monitorの影響が出ていない場合は、結果に違いが見られないはずです。

同記事には、オーバークロックのテスト中ではなく、オーバークロックさせたまま通常通り使う場合については明確に書かれていませんが、その場合はThermal MonitorをONにしておくことを推奨すると思われます。

同記事に「最終的にはONにしてもよいが」と書かれており、省電力機能だけではなくThermal Monitorに対しても当てはまるでしょうが、Thermal Monitorは安全性に関わるのでONにしても良いというよりはONを推奨する可能性があります。


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