CPUのレジスターリネーム

最終更新日 2023年12月24日

基礎

CPUのレジスターリネームとは、複数のコードが同じレジスターに対しデータ読み書きするため依存関係がありパイプラインによる同時実行ができない場合、コード中のレジスターの名前を変更し別のレジスターを割り当て、コードの依存関係を解消してパイプラインによる同時実行を可能にする技術です。

レジスターリネームを行う例

例えばコード内容を日本語で表しますが、コード1「レジスター1のデータをメモリー1に転送する」、コード2「メモリー2のデータをレジスター1に転送する」、この2つのコードがあり、コードの順がコード1、コード2とします。

同じレジスター1に対しデータ読み書きするため、両者のコードに依存関係があります。コード1、コード2の順で実行する必要があるため、パイプラインによる同時実行ができません。そこで、コード2のレジスター1を別のレジスターに変更すると依存関係が解消し、パイプラインによる同時実行が可能になります。

・レジスターリネーム - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)

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