ディスプレイのドッキングステーション

最終更新日 2025年03月17日

ディスプレイのドッキングステーションとは

基礎

ディスプレイのドッキングステーションとは、ディスプレイが内蔵する、機能を拡張する装置です。略してドッグと呼ぶ場合があります。

ノートパソコンのドッキングステーション

ドッキングステーションが、ノートパソコンに接続して使用する、機能を拡張する機器を指す場合が多いです。これと似たものをディスプレイが内蔵するようになり、こちらもドッキングステーションと呼ぶようになりました。

ディスプレイのドッキングステーション、USB Type-C

USB Type-Cにより多機能に

昔はドッキングステーションを内蔵するディスプレイが少なかったですが、今は増えています。USB Type-Cの登場により、さらなる多機能を実現できるようになったためです。ディスプレイのドッキングステーションによって機能が異なりますが、例えば映像入力に加えて、USBハブ、USB PDによる給電、有線LAN、以上の機能がそろっている場合があります。USB Type-Cなら、DisplayPortデータ転送、USBデータ転送、USB PD電力転送、以上を1本のケーブルで同時にできるため、多機能になってもケーブルが増えず1本です。

USB PDによる給電

ディスプレイのドッキングステーションにUSB Type-Cポートがあっても、USB PD対応とは限りません。USB PD対応の場合、ディスプレイに接続したノートパソコン等に対し給電できます。つまり、ノートパソコン等の充電ができます。ただし、ノートパソコン等がUSB PD充電に対応の必要があります。

ディスプレイのドッキングステーション、USBハブ

USB 3.xハブ同時使用で4K/60Hz表示不可の場合あり

ディスプレイのドッキングステーションに接続するノートパソコンのUSB Type-CポートがDisplayPort 1.2対応、ディスプレイのドッキングステーションのUSB 3.xハブを使用、以上の条件を満たす場合、4K解像度かつ60Hzリフレッシュレートの表示ができません。4Kかつ30Hz表示ならできます。

DisplayPortのデータ転送にUSB 3.x用の2レーンを使用しますが、USB 3.xハブを使用する場合、DisplayPortのデータ転送にUSB 3.x用の1レーンを使用し、残りの1レーンをUSB 3.xのデータ転送に使用するためです。4Kかつ60Hz表示なら2レーンが必要であり、1レーンになると4Kかつ30Hz表示までとなります。

DisplayPort 1.3から1レーンでも4Kかつ60Hz表示ができるようになりました。このため、ノートパソコンのUSB Type-CポートがDisplayPort 1.3以降対応なら、上記の問題が起きません。

DisplayPort 4K/30Hz表示
USB 3.xハブ使用
4K/60Hz表示
USB 3.xハブ使用
DisplayPort 1.2 可能 不可
DisplayPort 1.3以降 可能 可能

出典

ドッキングステーション - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
ドッキングステーション(docking station)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
ディスプレイのドック機能で机周りがすっきり、映像に加えて充電と有線LANも1本で | 日経クロステック(xTECH)(2024/09/04公開記事)
ディスプレイのドック機能で机周りがすっきり、映像に加えて充電と有線LANも1本で(2ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2024/09/04公開記事)


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