AMD GPUのシェーダー・エンジン

最終更新日 2023年09月07日

基礎

AMD GPUのシェーダー・エンジンとは、物等が立体的に見えるよう平面に描画する処理を行うハードウェアです。

構成

シェーダー・エンジンの構成には、コンピュート・ユニット、ジオメトリー・プロセッサー、ラスタライザー、レンダー・バック・エンドがあります。

コンピュート・ユニット

コンピュート・ユニットとは、演算に必要なコア、スケジューラー、レジスターファイル、キャッシュメモリー等を最小単位で構成したハードウェアです。英語ではCompute Unitです。略してCUと呼ぶ場合があります。

ジオメトリー・プロセッサー

ジオメトリー・プロセッサーとは、3Dグラフィックスにおける物体の3次元空間における頂点情報等を、2次元平面における頂点情報等に変換する処理を行うハードウェアです。

ラスタライザー

ラスタライザーとは、ベクトルデータをラスタデータに変換する処理を行うハードウェアです。あくまでも例えで解説しますが、白地に黒い線で三角形を描くとします。三角形の各頂点の座標、各頂点を結ぶ線の太さ、以上の値がベクトルデータに相当します。多数のドットを利用して三角形を表現する値がラスタデータに相当します。ドットが色を示す値を持ちます。前者から後者に変換することがラスタライザーが行う変換する処理に相当します。

レンダー・バック・エンド

レンダー・バック・エンドとは、レンダリングで描画した画像データをフレームバッファーに書き込むハードウェアです。

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