ビデオカードのVRR(Variable Refresh Rate、可変リフレッシュレート)
最終更新日
2025年09月30日
ビデオカードのVRR(Variable Refresh Rate、可変リフレッシュレート)とは
基礎
ビデオカードのVRRとはVariable Refresh Rateの略で、ディスプレイが画面を書き換える周期と、ビデオカードが画像を出力する周期を同期する技術です。日本語では可変リフレッシュレートです。VRRなしではディスプレイが画面を書き換える周期が一定ですが、VRRありでは変化させてビデオカードが画像を出力する周期に合わせます。ディスプレイのリフレッシュレートを変化させて、ビデオカードのフレームレートに合わせるとも言えます。
VRR利用目的
ディスプレイが画面を書き換える周期と、ビデオカードが画像を出力する周期が合わないと、ティアリングやスタッタリングが発生し、ゲームに悪影響が出ます。ティアリングやスタッタリングを防ぐためにVRRを利用します。ティアリング
ティアリングとは、ディスプレイが画面に表示する画像が上下方向に割れたようになり、画面上部に書き換え途中の最新の画像が表示され、画面下部に書き換え前の画像が表示される現象です。スタッタリング
スタッタリングとは、ディスプレイが画面を書き換えるタイミングが遅れる現象です。ビデオカードのVRR、VRRの種類
VRRの種類の一覧
ビデオカードのVRRの種類には、NVIDIAのG-SYNCおよび互換のG-SYNC Compatible、AMDのFreeSyncがあります。下表は、VRRの各種類の特徴です。
NVIDIA G-SYNC NVIDIA G-SYNC Compatible |
AMD FreeSync | |
---|---|---|
対応GPU | GeForce GTX 650 Ti BOOST以降 (CompatibleはPascal以降) |
Radeon RX 200シリーズ以降 GeForce 10シリーズ以降 |
インターフェース | DisplayPort (Compatibleは一部HDMIあり) |
DisplayPort、HDMI |
対応リフレッシュレート | 1Hz〜ディスプレイの最大 (Compatibleは40Hz〜) |
30Hz〜ディスプレイの最大 |
ビデオカードのVRR、ディスプレイ
ディスプレイもVRR対応が必要
VRRを利用するには、ビデオカードに限らずディスプレイもVRR対応が必要です。どちらかだけの対応だとVRRを利用できません。出典
・【PC自作の新常識】最新のディスプレイを購入する際のポイントは? - AKIBA PC Hotline!(2023/03/06公開記事)
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