UTPケーブル(Unshielded Twisted Pairケーブル)

最終更新日 2025年09月27日

UTPケーブル(Unshielded Twisted Pairケーブル)とは

基礎

UTPケーブルとはUnshielded Twisted Pairケーブルの略で、絶縁した8本の銅線を2本ずつ4組に分け、2本の銅線をより合わせた構造であり、シールドがないツイストペアケーブルです。ユーティーピーケーブルと読みます。

STPケーブル

UTPケーブルと異なりシールドがあるツイストペアケーブルをSTPケーブルと呼びます。STPケーブルはShielded Twisted Pairケーブルの略です。

2本の銅線をより合わせる理由

導体に電圧をかけると、電子を引きつける、または反発する電界が生成され、電流が流れると導体の周りに磁界が発生します。磁界の中にある導体では電流が誘導されます。そのため、導体で発生した電界や磁界が他の導体に影響を与えたり、他の導体から影響を受ける場合があります。これがノイズの源です。

2本の銅線をより合わせると、磁界によって誘導される電流がよりごとに反転して打ち消し合います。そのため、磁界の影響を受けにくくなります。ちなみに、STPケーブルでは芯線の周りをシールドとなる網線などで囲み、一点をアースに落としますが、これにより電界の影響を受けにくくなります。

UTPケーブルのメリット、デメリット

メリット

UTPケーブルには、コストが安い、以上のメリットがあります。

デメリット

UTPケーブルには、STPケーブルよりもノイズの影響を受けやすい、以上のデメリットがあります。

出典

UTP - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
UTPケーブル(Unshielded Twisted Pair cable) 鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」(2000/12/14公開記事)


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