ノートパソコンのSSD

最終更新日 2025年01月21日

ノートパソコンのSSDとは

基礎

ノートパソコンのSSDとはSolid State Driveの略で、ノートパソコンが搭載する、記憶媒体にフラッシュメモリーを使用する補助記憶装置です。エスエスディーと読みます。

ノートパソコンにSSDが早く普及した理由

HDDは記憶媒体にプラッターを使用し、プラッターが高速回転する等、機械的に動作する部品があります。このため、衝撃や振動に弱いです。ノートパソコンはデスクトップパソコンと比べて衝撃や振動が加わりやすいです。このため、機械的に動作する部品がなく、衝撃や振動に強いSSDが、ノートパソコンに早く普及しました。SSDの読み書き速度がHDDよりも速いという要因もあります。

ノートパソコンのSSDの種類

M.2 SSDが主流

SSDのフォームファクターで分けた種類だと、昔は2.5インチSSDが主流であり、今ではM.2 SSDが主流です(2025/03/02時点)。昔はmSATA SSDも見られましたが、今ではmSATA SSDが廃れました。

ノートパソコンのSSDのデータ転送方式

PCIeが主流

SSDのデータ転送方式に、SATA、PCIeが見られます。今ではPCIeが主流です(2025/03/02時点)。SSDのデータ読み書き速度が、PCIeの方がSATAよりも速いです。

2.5インチSSDのデータ転送方式は、SATAです。M.2 SSDのデータ転送方式は、SATA、またはPCIeです。PCIeが主流のため、データ転送方式がPCIeのM.2 SSDが主流です。

SATAでも十分速い

SATAでもSSDのデータ読み書き速度が十分速いです。技術進歩によってCPUの性能が随分と底上げされ、一般的な用途では高性能CPUを選んでも性能を持て余しますが、SSDのデータ読み書き速度に関しても似た状況です。

PCIeの世代とレーン数

PCIeは、世代とレーン数によってデータ転送速度が決まります。世代が新しいほど、レーン数が多いほど、データ転送速度が速いですが、発熱が大きいです。例えば、PCIe Gen 4 x4の場合、発熱が大きくノートパソコンに搭載が難しいです。特に薄型ノートパソコンに搭載が難しいです。薄型ではなくても、ノートパソコンの内部空間が狭く、冷却性能を高めにくいので難しいです。M.2 SSDの発熱問題が解決しても、チップセットも発熱が大きいので、チップセットの発熱問題も解決が必要です。このため、ノートパソコンでは発熱を抑えるため、PCIe Gen 3 x4やPCIe Gen 2 x4が多いです。性能を重視するとしても、PCIe Gen 2 x4でも性能が十分高いです。

ノートパソコンの仕様にPCIeの世代やレーン数が未記載の場合が多いです。世代やレーン数が不明で知りたい場合、ノートパソコンのメーカーに問い合わせる必要があります。

ノートパソコンのSSDの記憶容量

記憶容量当たりの価格が高い

SSDにもデメリットがあり、その一つが記憶容量当たりの価格が高いことです。記憶容量が大きいと価格が高くなるため、ノートパソコンのSSDの記憶容量が小さい傾向があります。必要な記憶容量のSSD搭載ノートパソコンを選ぶと価格が高すぎる場合、HDD搭載ノートパソコンを選ぶと良いです。

記憶容量当たりの価格が低くなった

昔と比べてSSDの記憶容量当たりの価格が低くなりました。そのせいか、HDD搭載ノートパソコンが減っていく一方です。もう価格が高くてもSSD搭載ノートパソコンを選ぶ時代です。


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