パソコンの故障率(修理率)が4年では67%がおかしい

最終更新日 2024年11月04日

パソコンの故障率(修理率)が4年では67%がおかしい

異常に高い故障率(修理率)

「4年前のPC利用は約35万円の損失」――マイクロソフト「最新PC買った方が得」 - ITmedia PC USER(2018/10/17公開記事) によると、経年によるパソコンの故障率(修理率)が、1年未満だと1%未満、1年だと7%、2年だと14%、3年だと20%、4年では67%だそうです。多くの人がおかしいと判断するでしょうが、その通りです。おかしいです。パソコンメーカーの職場に勤めた経験がありますが、少なくとも4年では67%はありえないです。厳密にはパソコンに不良があるとありえます。しかし、この記事によると、2018年8月マイクロソフトがアジアで2156社(日本は355社)中堅・中小企業に対してリサーチした結果だそうで、パソコンに不良があったので故障率(修理率)が異常に高くなったわけではないとわかります。

バッテリーの寿命を含めた可能性

この記事から気になった箇所を引用します。
同社執行役員の梅田成二本部長(デバイスパートナー営業統括本部)は、「バッテリーの不具合や、OS立ち上がりの遅さ、メモリの寿命によるクラッシュなどのトラブルが4年目以降に頻発する」と分析。
これから推測すると、バッテリーの不具合とはバッテリーが寿命を迎えバッテリー動作時間が短くなったことであり、バッテリー交換したことを故障と修理に含めている可能性があります。そうであれば、パソコンの故障率(修理率)が4年では67%に達してもおかしくありません。ありえることです。

バッテリーの寿命を故障に含めない

バッテリーが消耗品のため、バッテリーが寿命を迎えてもパソコンの故障に含めません。もしマイクロソフトが含めたとしたらおかしいことであり、含めたら異常に高い故障率(修理率)が出ます。


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