App Storeにウイルス対策ソフトがあるがないはずでは?

最終更新日 2023年09月07日

App Storeにあるのはウイルス対策ソフトとは言えないセキュリティソフトなのか

なぜiPhoneにウイルス対策ソフトがない? に掲載しましたが、App Store にウイルス対策ソフトはないはずです。

しかし、App Store を見るとウイルス対策ソフトらしきものがあります。

iPhone向けのアンチウイルスアプリは存在するか | カスペルスキー公式ブログ には、以下のとおり書かれています。(この記事の公開年月日は2018年9月26日)
App Storeを検索してみると、いわゆる「セキュリティアプリ」なるものが見つかると思います。こうしたアプリには2つの共通点があります。アンチウイルスアプリではないことが1つ。また、アンチウイルスアプリではないためにユーザーレビューで酷評される傾向にあることが1つ。先ほど説明したように、厳密な意味でのアンチウイルス製品はiOSで動作できません。ですからApp Storeで見つかるセキュリティアプリは、アンチウイルスエンジンが組み込まれていたとしても、アンチウイルス製品ではありません。他のアプリやデータをスキャンすることはできないのです。知識のある利用者は往々にしてこの点を指摘し、実際にはアンチウイルスアプリではないとしてレビューで低評価を付けています。
App Store にあるのは、ウイルス対策ソフトには当てはまらないセキュリティソフトのようです。

App Store にあるセキュリティソフトはウイルス対策ソフトではなければ使っても意味がないものなのか、それどころか偽セキュリティソフトと言えるものなのか疑問ですが、同記事には以下のとおり書かれています。
では、そうしたアプリは何をするアプリなのでしょうか。もしや偽物なのか、という疑問もあるかと思いますが、そんなことはなく、有用なセキュリティ機能を備えたものがほとんどです。たとえばフィッシング対策、トラッキング対策、VPN、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャー、広告ブロッカー、盗難対策といった機能で、これら機能を複数備えるアプリもあります。
「そうしたアプリ」とは、App Store にあるセキュリティソフトのことです。多くは有用なセキュリティソフトであり、サイバー攻撃から守ってくれる機能が搭載されているようです。

有用なセキュリティソフトであっても必要かどうかは人それぞれですが、導入するか検討する価値はあるようです。

ユーザーレビューで酷評されていたり低評価が多くても、厳密にはウイルス対策ソフトではないという意味でそうなっているかもしれませんので、選ばないようにすると決める前にレビューの書き込み内容をよく見ておくと良いと考えられます。



セキュリティソフトとiPhone



デル株式会社