2TB超のストレージを起動ドライブにする要件
最終更新日
2023年10月26日
2TB超のストレージを起動ドライブにする要件とは
基礎
容量が2TBを超えるストレージを起動ドライブとするには、Windows Vista以降かつ64ビット版が必要です。マザーボードがUEFI対応も必要です。Windows XP | 32ビット版 | ×(※2) |
64ビット版 | × | |
Windows Vista(※1) | 32ビット版 | × |
64ビット版 | ○ | |
Windows 7 | 32ビット版 | × |
64ビット版 | ○ |
(※2)○:2TB超ストレージを起動ドライブ可能、×:不可
UEFI
UEFIとはBIOSの後継で、BIOSよりも設定画面が進化している等の特徴があります。2TBを超えるストレージを起動ドライブとするにはUEFIが必要ですが、厳密には容量が基準ではありません。2TBを超えるストレージで全容量を使用するには、パーティション形式をGPT形式にする必要があります。GPT形式のストレージからのWindowsの起動にUEFIが対応しています。そのため、2TB以下のストレージでもGPT形式であれば起動ドライブとするためにはUEFIが必要です。
コラム
Windowsインストール用の光ディスクををUEFIで起動の必要あり
2TBを超えるストレージを起動ドライブとするために、Windowsインストール用の光ディスクを光学ドライブに挿入して使用する場合、この光ディスクをUEFIで起動する必要があります。UEFIで起動を、UEFIブートと呼ぶ場合があります。UEFIで起動ではなく従来の起動を、非UEFIブートと呼ぶ場合があります。UEFIで起動する理由は、ストレージをGPT形式にするためです。UEFIではない従来の起動だと、ストレージがMBR形式になります。MBR形式だと、2TBを超えるストレージでも使用できる容量が2TBまでになります。
UEFI対応マザーボードに様々なモデルがあり、UEFI設定画面がモデルによって異なりますが、光ディスクをUEFIで起動できるように設定する項目があります。
2TB超のストレージをデータドライブ、2TB以下のストレージを起動ドライブにする
Windows 7の32ビット版を使用している等の理由で、容量が2TBを超えるストレージを起動ドライブにできない場合、このストレージをデータドライブとして使用し、2TB以下のストレージも用意し起動ドライブにする方法があります。データドライブをGPT形式、起動ドライブをMBR形式にし、両者が混在しても使用できます。ただし、2TBを超えるストレージをデータドライブとして使用するには、Windows Vista以降が必要です。Windows XPでも64ビット版なら使用できます。
出典
・3TBハードディスクの落とし穴(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2010/12/27公開記事)
・“UEFI”とは一体何か? 2/2 | 震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!! | DOS/V POWER REPORT(2011年3月号)
・ASCII.jp:3TB HDDはPCを選ぶ!? 確実に使える環境やテクを一挙紹介 (3/4)(2011/08/16更新記事)
・“UEFI”とは一体何か? 2/2 | 震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!! | DOS/V POWER REPORT(2011年3月号)
・ASCII.jp:3TB HDDはPCを選ぶ!? 確実に使える環境やテクを一挙紹介 (3/4)(2011/08/16更新記事)
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