ストレージの消費電力
最終更新日
2024年10月03日
ストレージの消費電力とは
基礎
ストレージの消費電力とは、ストレージが使用する電力の量です。ショウヒデンリョクと読みます。電圧(V)×電流(A)で消費電力を求められます。
消費電力の単位
消費電力の単位がWです。WはWattの頭文字です。Wattをワットと読みます。HDDとSSDの消費電力
昔はSSDの消費電力がHDDより低い
昔はSSDの消費電力がHDDより低いです。アイドル時だとあまり変わりませんが、それでもHDDより低いです。SSDの高性能化による消費電力増加
SSDを全体的に見るとSSD登場当初と比べると性能が向上し、性能向上のために消費電力が増加しています。特にSSDのコントローラーの消費電力が高く、コントローラーの高性能化が進み消費電力が増えました。そのため、SSDの消費電力がHDDより高いです。比較対象による違い
比較対象によっては、SSDの消費電力がHDDより高かったり低かったりします。そこで少し細かく見ていきます。2009年頃、平均的な性能を持つコンシューマー向けSSDであれば、高負荷時でもHDDの半分以下の消費電力でしたが、最高クラスの性能があるエンタープライズ向けSSDだと、HDDより消費電力が高い状況でした。2015年頃でもコンシューマー向けSSDであればHDDより消費電力が低く、エンタープライズ向けSSDだとHDDより消費電力が高い状況でした。
昔はなかったが今ではPCI Express接続のSSDが登場しており、これだとコンシューマー向けSSDでもHDDより消費電力が高いです。
同等性能あたりの消費電力
SSDの性能がHDDよりも高く、複数のHDDを使用して1台のSSDと同等の性能を実現するには、大量のHDDを並列動作させる必要があり消費電力が高いです。同等性能あたりの消費電力で比較すると、SSDの消費電力がHDDより低いです。全体的に同等容量あたりの消費電力
SSDの1台あたりの容量がHDDより小さい傾向があります。全体的に同等容量かつSSDの方が台数が多くなる条件で比較すると、一般的にSSDの消費電力がHDDより高いです。まとめ
HDD | SSD | |
---|---|---|
消費電力 | 高い(※1) | 低い(※1) |
同等性能あたりの 消費電力 |
高い | 低い |
全体的に同等容量 あたりの消費電力 |
低い | 高い(※2) |
(※2)SSDの方が台数が多くなる場合
出典
・消費電力 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/10/07更新記事)
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