WindowsのTrim

最終更新日 2023年09月07日

基礎

WindowsのTrimとは、Windowsで削除したのでSSDでも削除してよいデータに関する情報をWindowsからSSDに通知する機能です。

Windowsでデータを削除してもSSDではデータが削除されません。Windowsでデータを削除することは、Windowsの管理上からデータを削除することなので、SSDではデータが残ります。Windowsの管理上では削除したがSSDでは残っているデータが、SSDのデータ書き込み速度の低下の原因になります。この問題を解決するために登場した機能がTrimです。

Trimを実行すると、SSDではWindowsの管理上では削除したデータについてわかり、このデータをSSDから削除できるようになります。TrimはSSDからデータを削除することはしません。ガベージコレクションがSSDからデータを削除します。

Windows 7からTrimに対応

WindowsではWindows 7からTrimに対応しています。データ転送方式がSerial ATAでもPCI ExpressでもTrimに対応しています。PCI ExpressではコマンドプロトコルにAHCI、NVMeがあります。AHCIでもNVMeでもTrimに対応しています。Windows 8、Windows 8.1、Windows 10でも同じく対応です。

WindowsがTrimを実行するタイミングは、ごみ箱を空にする、パーティションを作成する、フォーマットを行う等です。Windows 7ではドライブの最適化でTrimを実行しませんが、Windows 8以降では実行します。Windows 8以降ではドライブの最適化を定期的に自動実行がデフォルト設定です。

出典
・M.2 SSDは冷却が必要？･･････など、“ストレージのギモン” 3点を解決 - AKIBA PC Hotline!(2016/11/15公開記事)

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