無線LANの通信速度
最終更新日
2023年09月07日
無線LANの通信速度とは
基礎
無線LANの通信速度とは、無線LANが単位時間あたりに送受信可能なデータ量です。伝送速度と呼ぶ場合もあります。略し速度と呼ぶ場合もあります。以下では速度と記載する場合がありますが、通信速度を指します。単位
単位にbpsを使用します。bpsとはbits per secondの略で、1秒間あたりに送受信可能なデータ量をビット数で表すために使用する単位です。ビーピーエスと読みます。日本語ではビット毎秒です。無線LANの最大速度
機器の最大速度
IEEE802.11nからチャンネルボンディングとMIMO(Multiple Input Multiple Output)と呼ぶ高速化技術を導入しています。IEEE802.11acとIEEE 802.11axでも導入しています。機器によってチャンネルボンディングによる最大帯域幅とMIMOによる最大ストリーム数が異なるので、機器の最大速度が規格上の最大速度と同じとは限りません。例えば、IEEE 802.11axの最大速度は9.6Gbpsですが、無線LANルーターの多くは最大速度が4,804Mbps(160MHz幅×4ストリーム、80MHz幅×8ストリーム)です(2021/07/13時点)。多くのパソコンでは2,402Mbps(160MHz幅×2ストリーム)、多くのスマートフォンでは1,201Mbps(80MHz幅×2ストリーム)です(2021/07/13時点)。将来において各機器で最大帯域幅や最大ストリーム数が増え、各機器の最大速度が向上する可能性があります。
最大速度の表記
機器の仕様等に2.4GHz帯の最大速度と5.2GHz帯の最大速度の合計が最大速度のように記載されている場合がありますが、同時に利用可能という意味です。例えば、2.4GHz帯が450Mbps、5.2GHz帯が1,300Mbpsであり、仕様等に450Mbps+1,300Mbpsと記載されている場合がありますが、最大速度が1,750Mbpsという意味ではなく同時に利用可能という意味です。無線LANの最大実効速度
最大実効速度
規格上の最大速度は、理論上の最大速度です。実際の最大速度を最大実効速度と呼び、理論上よりも遅いです。同じ規格に対応している機器でも、最大実効速度が機器によって違います。実効速度
実際の速度を実効速度と呼びます。周波数が干渉する、通信間の距離が離れている、通信間に障害物がある、通信機器が多くて混雑している等、様々な要因によって速度が落ちますので、最大実効速度が出るとは限りません。有線LANとの比較
有線LANにも最大実効速度、実効速度があります。最大実効速度は理論上の最大速度に近く、ノイズ等の影響で速度が落ちますが実効速度は最大実効速度に近いです。無線LANと有線LANで理論上の最大速度が同じの場合、大雑把に言うと実効速度は有線LANの方が2〜3倍速いです。理論上の最大速度があまり変わらないのに体感できるほど有線LANの方が速いですが、これが理由です。キャンペーン情報(PR) |
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