YUV

最終更新日 2023年09月07日

基礎

YUVとは、輝度、2つの色差、それぞれを数値で表し3つを組み合わせて色を表すカラーモデルです。ワイユーブイと読みます。2つの色差とは、青色−輝度、赤色−輝度です。輝度をY、青色−輝度をU、赤色−輝度をVとし、3つ組み合わせてYUVです。

輝度、2つの色差で色を表す理由は、視覚では明るさと比べて色の認知が鈍く、色差のデータの一部を減らし全体のデータ量も減らせるようにするためです。

YUVの比率

色差のデータを減らしたかわかるようにYUVの比率で表します。

YUV444

色差のデータを減らしていない場合、YUV444です。

YUV422

4ピクセル(2ピクセル×2ピクセル)あたりYが4ピクセル、Uが2ピクセル、Vが2ピクセルの場合、YUV422と書きます。

YUV411、YUV12

4ピクセル(2ピクセル×2ピクセル)あたりYが4ピクセル、Uが1ピクセル、Vが1ピクセルの場合、YUV411と書きます。YUV12と呼ぶ場合もあります。12は1ピクセルあたりのビット数です。YUVそれぞれ8ビットのデータとし、全体では6×8ビット＝48ビット。48ビット÷4ピクセル＝12ビット/ピクセルです。

YUV1611、YUV9

16ピクセル(4ピクセル×4ピクセル)あたりYが16ピクセル、Uが1ピクセル、Vが1ピクセルの場合、YUV1611です。YUV9と呼ぶ場合もあります。9は1ピクセルあたりのビット数です。YUVそれぞれ8ビットのデータとし、全体では18×8ビット＝144ビット。144ビット÷16ピクセル＝9ビット/ピクセルです。

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