空冷式 CPU クーラーの選び方 - その他 PC パーツの選び方

最終更新日 2016年08月29日

対応ソケットの選び方

主な CPU ソケット名称

CPU は、マザーボードの CPU ソケットに装着されます。CPU ソケットには多数の種類が存在し、種類によって形状等が異なってきます。

CPU ソケットの形状の違いが、CPU クーラーの装着部分にも影響してきますので、CPU クーラーを搭載したいマザーボードの CPU ソケットに対応している必要があります。

CPU クーラーは、基本的に複数の CPU ソケットに対応していますので、比較的新しい CPU クーラーなら、比較的新しい CPU ソケットに幅広く対応している製品が多いですが、対応している CPU ソケットが少ない CPU クーラーもありますので、よく確認しておきたいです。

以下は、インテル社、AMD 社の主要デスクトップ用 CPU ソケット名称です。マイクロアーキテクチャ、開発コードネームで分類し、それぞれの開発コードネームに見られる CPU ブランドとソケットを記載しています。

インテル社 デスクトップ用 CPU ソケット

マイクロ
アーキテクチャ
開発コードネーム ブランド ソケット
Nehalem Bloomfield Core i7 LGA1366
Lynnfield Core i7
Core i5
LGA1156
Westmere Gulftown Core i7 LGA1366
Clarkdale Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1156
Sandy Bridge Sandy Bridge Core i7
Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1155
Sandy Bridge-E Core i7 LGA2011
Ivy Bridge Ivy Bridge Core i7
Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1155
Ivy Bridge-E Core i7 LGA2011
Haswell Haswell Core i7
Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1150
Haswell-E Core i7 LGA2011 v3
Broadwell Broadwell-H Core i7
Core i5
LGA1150
Broadwell-E Core i7 LGA2011 v3
Skylake Skylake-S Core i7
Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1151
Kaby Lake Kaby Lake-S Core i7
Core i5
Core i3
Pentium
Celeron
LGA1151

AMD 社 デスクトップ用 CPU ソケット

マイクロアーキテクチャ 開発コードネーム ブランド ソケット
Bulldozer Zambezi FX Socket AM3+
K10 Llano A シリーズ
E シリーズ
Athlon II
Sempron
Socket FM1
Piledriver Vishera FX Socket AM3+
Trinity A シリーズ
Athlon II
Socket FM2
Richland A シリーズ
Athlon
Socket FM2
Jaguar Kabini Athlon
Sempron
Socket AM1
Steamroller Kaveri A シリーズ
Athlon
Socket FM2+
Godavari A シリーズ Socket FM2+

対応 CPU ソケットは追加される場合あり

CPU クーラーの発売後に、新しい CPU ソケットが登場しますが、新しく登場する CPU ソケットは古い CPU ソケットと比べて形状があまり変わらない場合が多いため、新しい CPU ソケットにも対応できる場合があります。

CPU クーラー販売ショップでは、対応 CPU ソケットの仕様は CPU クーラー発売時のままになっている場合もありますので、新しい CPU ソケットに対応しているか知りたい場合は、CPU クーラーの仕様を公表しているメーカーサイトで調べてみると良いです。

エアフローの選び方

トップフロー型とサイドフロー型のメリット、デメリット

CPU クーラーは、冷却方式の違いによってトップフロー型とサイドフロー型に分けられます。

CPU クーラーは、CPU から吸熱するヒートシンクがあり、そのヒートシンクに対してファンで上から空気を吹き付けて冷却するのが トップフロー型です。ヒートシンクに対してファンで横から空気を吹き付けて冷却するのがサイドフロー型です。

以下は、トップフロー型とサイドフロー型のメリット、デメリットです。

トップフロー型

メリット ・CPU 周辺(マザーボードやメインメモリー等)も冷却できる
・全体的に高さが抑えられており、内部スペースが狭い PC ケースにも適する
・全体的に高さが抑えられていて軽く、シンプルな固定の仕方で済むため、取り付け方法が簡単な製品が多い
・製品数が多く価格が安い製品も多い
デメリット ・全体的に幅と奥行きがあり、マザーボード上の部品やメインメモリー等と干渉する可能性が高い

サイドフロー型

メリット ・PC ケース内部の空気の流れと合わせれば、高い冷却効果に期待できる
・全体的に幅と奥行きが抑えられており、マザーボード上の部品やメインメモリー等と干渉する可能性が低い
デメリット ・全体的に高さがあり、内部スペースが狭い PC ケースには適さない
・全体的に高さがあり重く、しっかりと固定し安定させるために取り付け方法が面倒な製品が多い
・製品数が少なく価格が安い製品も少ない

トップフロー型とサイドフロー型には一長一短があるため、一方をおすすめするのは難しいです。上記のメリット、デメリットを見て自分に合う方を選びたいですが、迷ったら扱いやすいトップフロー型の CPU クーラーがおすすめです。

サイズの選び方

冷却効果を高めるためには CPU から吸熱するヒートシンクを大きくする必要があり、冷却効果と静音性を高めるためにはファンも大きくする必要があるため、冷却効果や静音性が高い CPU クーラーほどサイズが大きい傾向があります。

CPU クーラーのサイズは、幅と奥行き、高さで表されますが、幅と奥行きを見てマザーボード上の部品やメインメモリー等と干渉してしまわないか確認して選ぶ必要があります。高さも見て、PC ケース内部に納まるかどうかも確認して選ぶ必要があります。

トップフロー型 ・幅と奥行きがある製品が多い
サイドフロー型 ・高さがある製品が多い

取り付け方法の選び方

主な取り付け方法

CPU クーラーには、複数の取り付け方法が存在します。以下は、各取り付け方法の特徴です。

バックプレート式 ・マザーボードの後ろ側にプレートを入れ、CPU クーラーとプレートでマザーボードを挟むように固定する
・マザーボードの裏側で取り付け作業が発生するため、マザーボードを取り外す必要があり面倒
・しっかり固定できるので、サイズが大きく重い CPU クーラーによく見られる
プッシュピン式 ・ピンを押し込んで固定する
・取り付けが簡単
・インテル社の CPU が採用している
クリップレバー式 ・クリップレバーを閉じて固定する
・取り付けが簡単
・AMD 社の CPU が採用している

CPU クーラーは、インテル社と AMD 社の CPU でも使える製品が多いため、取り付け方法はプッシュピン式とクリップレバー式の両者に対応している製品が多いです。

サイズが大きく重い CPU クーラーだと、バックプレート式が見られますが、取り付けが面倒なため簡単に取り付けたい場合はおすすめではありません。

接続端子の選び方

主な接続端子

CPU クーラーは、接続端子でマザーボードと接続します。接続端子の種類には3ピンと4ピンがあります。両者の違いは、PWM(Pulse Width Modulation)ができるかどうかです。

PWM 制御とは、マザーボードが CPU の温度を監視してファンの回転数を制御する機能であり、PWM 制御ができれば負荷が小さく CPU の温度が低い時は、ファンの回転数を抑えて動作音を小さくできます。負荷が大きく CPU の温度が高い時は、動作音が大きくなりますがファンの回転数を上げます。

PWM 制御ができなければ、CPU クーラーは常に最大回転数で動作します。

比較的新しいマザーボードなら PWM 制御できる製品が主流であり、CPU クーラーも PWM 制御できるよう接続端子が4ピンの製品が主流です。

接続端子が4ピンの CPU クーラーを選ばざるを得ない状況ですが、接続端子が4ピンの CPU クーラーがおすすめです。

3ピン ・PWM 制御ができない
・マザーボードの3ピンコネクタに接続して使う
・マザーボードの4ピンコネクタにも接続して使えるが、PWM 制御はできない事に変わりは無い
4ピン ・PWM 制御ができる
・マザーボードの4ピンコネクタに接続して使う
・マザーボードの3ピンコネクタにも接続して使えるが、PWM 制御はできなくなる

冷却効果の選び方

CPU クーラーを選ぶなら、CPU クーラーと共に使用する CPU を十分に冷やせる製品を選ぶ必要があります。十分に冷やせないと、CPU は自動的に負荷が小さくかかるようになり、温度上昇を抑えようとします。そうなってしまうと、CPU は本来の性能を発揮できません。

そのため、十分な冷却効果を持つ CPU クーラーを選びたいですが、CPU クーラーの仕様から冷却効果がどれくらいあるのか把握するのは難しく、実際に使ってみないと分かりません。

CPU クーラーの仕様に対応 TDP が記載されていれば、選択の目安にはなります。TDP は CPU の設計上想定される最大放熱量を表すため、CPU クーラーと共に使用する TDP よりも大きい TDP に CPU クーラーが対応していれば、十分な冷却効果を発揮すると期待できます。

もし CPU クーラーの仕様に対応 TDP が記載されていなければ、CPU クーラーのメーカー名と型番でインターネット上で検索し、実際に CPU クーラーを使用してレビューが行われていないか探してみると良いです。

また、CPU クーラーのレビューサイトは数多く存在していますので、まずはレビューサイトを見て回り、そこから気に入った CPU クーラーを選ぶのも選び方の一つです。


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