なぜ社員証をSNS等に投稿してはいけない?
最終更新日
2023年09月07日
社員証をSNS等に投稿してはいけない理由
社員証を SNS 等に投稿しないようにと指示している会社は多いと思います。
なぜ投稿してはいけないのか、 社員証はインスタ映え? 相次ぎ投稿、偽造リスクも :日本経済新聞 には、SNS 等に投稿された社員証の画像から社員証を偽造し、会社への侵入に悪用する人が出てくる恐れがあると書かれています。
以前によく出入りしていた某会社の事業所では、社員証はICカード化されておらず門番によるチェックは甘かったです。もしその事業所に所属する社員が社員証を SNS 等に投稿していたら、投稿された画像から社員証を偽造し侵入することは容易だったと思います。
さらにその事業所は広くて人数が多く、私服で働いている人も多かったので私服で侵入しても目立たないところでした。また、ノートパソコン等の備品を容易に盗める部屋が結構ありました。
別の会社では、社員証に氏名と社員番号が書かれていました。その会社のイントラネットは URL を知っていれば外部からアクセス可能であり、ログインするためには ID とパスワードを入力する必要がありました。
氏名と社員番号を知っていれば、ID とデフォルト設定のパスワードを容易に推測できました。ある作業で社員のパスワードについて知ることができましたが、ほとんどの人はパスワードをデフォルト設定のままにしていました。もし誰かが社員証を SNS 等に投稿していたら不正アクセスの被害が発生した可能性があります。
以上のように悪用される恐れがあるので、社員証を SNS 等に投稿してはいけないと考えられます。
春に飛び回る「インスタ蠅」たち 辞令をアップする防衛省職員、“桜切る馬鹿” | デイリー新潮 では、社員が SNS 等に辞令や社員証等を投稿すると、組織の信頼と企業のブランド力の低下につながり、炎上発生時に業務に支障をきたす恐れや炎上の原因となった本人等に危害が及ぶ可能性があると書かれています。
辞令や社員証をアップしていなくても実名や勤務先を公開するなら炎上時に思わぬ事態を招く恐れがあります。ネット上のリスク管理を徹底するなら、実名や勤務先を公開しないか、公開するとしてもネットで誰でも閲覧できる状態にはしない方が良いです。
なぜ投稿してはいけないのか、 社員証はインスタ映え? 相次ぎ投稿、偽造リスクも :日本経済新聞 には、SNS 等に投稿された社員証の画像から社員証を偽造し、会社への侵入に悪用する人が出てくる恐れがあると書かれています。
ただ、ネット関連の法務に詳しい森亮二弁護士は「画像から偽造の社員証が作られ、不審者が重要施設に侵入する際に悪用されれば深刻な事態になる」と警鐘を鳴らす。社員証がICカード化されており、セキュリティゲートシステムを使っているなら難しいでしょうが、ICカード化されておらず社員証のチェックが甘いところなら偽造した社員証を使って侵入できる可能性があります。
画像が悪用された例は表面化していないが、企業側も対策を迫られている。都内の大手電機メーカーは、女性社員が退職直前に画像を投稿したのが判明し、本人に削除を求める方針。
以前によく出入りしていた某会社の事業所では、社員証はICカード化されておらず門番によるチェックは甘かったです。もしその事業所に所属する社員が社員証を SNS 等に投稿していたら、投稿された画像から社員証を偽造し侵入することは容易だったと思います。
さらにその事業所は広くて人数が多く、私服で働いている人も多かったので私服で侵入しても目立たないところでした。また、ノートパソコン等の備品を容易に盗める部屋が結構ありました。
別の会社では、社員証に氏名と社員番号が書かれていました。その会社のイントラネットは URL を知っていれば外部からアクセス可能であり、ログインするためには ID とパスワードを入力する必要がありました。
氏名と社員番号を知っていれば、ID とデフォルト設定のパスワードを容易に推測できました。ある作業で社員のパスワードについて知ることができましたが、ほとんどの人はパスワードをデフォルト設定のままにしていました。もし誰かが社員証を SNS 等に投稿していたら不正アクセスの被害が発生した可能性があります。
以上のように悪用される恐れがあるので、社員証を SNS 等に投稿してはいけないと考えられます。
春に飛び回る「インスタ蠅」たち 辞令をアップする防衛省職員、“桜切る馬鹿” | デイリー新潮 では、社員が SNS 等に辞令や社員証等を投稿すると、組織の信頼と企業のブランド力の低下につながり、炎上発生時に業務に支障をきたす恐れや炎上の原因となった本人等に危害が及ぶ可能性があると書かれています。
「この時期は、辞令や社員証が数多くSNS上に投稿されていますが、一番のリスクは組織の信頼低下です」社内における自分自身への信頼低下もあると考えられます。社員証を SNS 等に投稿するという軽率な行為をする人には、例えば情報漏えいが命取りになる案件は任せてもらえなくなる可能性があります。
と、警鐘を鳴らすのは、JALやサントリーなどの大手企業を顧客に持ち、ネット炎上などのリスク回避をマネジメントするエルテスの広報担当者である。
「社内情報がアップされれば、軽率な社員がいると思われ企業のブランド力も低下します。もし社印が写っていたら、偽造されるなど悪用のリスクも高まる。既に外資系企業では、IDに社名等の情報を入れないところも増えています」
さらには、こんな懸念も口にする。
「辞令や社員証をアップしてしまった投稿者が、続けて不適切な画像や発言をアップして炎上したら、所属企業に問い合わせが殺到するリスクもあります。当該社員も、過去の投稿から個人情報が特定されれば家族に危害が及ぶ可能性もある。この時期は、ネット上のリスク管理が身についていない新入社員が大勢入る。企業の側がより一層、気を付ける必要があるのです」
辞令や社員証をアップしていなくても実名や勤務先を公開するなら炎上時に思わぬ事態を招く恐れがあります。ネット上のリスク管理を徹底するなら、実名や勤務先を公開しないか、公開するとしてもネットで誰でも閲覧できる状態にはしない方が良いです。
・社員証を偽造され悪用される恐れがある ・社員証に書かれている社員情報を悪用される恐れがある ・組織の信頼低下、企業のブランド力の低下につながる恐れがある ・自分自身の信頼低下につながる恐れがある ・炎上時に思わぬ事態を招く恐れがある |
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