8B/10B符号化

最終更新日 2023年09月07日

8B/10B符号化とは

基礎

8B/10B符号化 | 日経クロステック(xTECH) より一部引用します。
10ビットの符号空間の中から,0と1の数が同じになるようなパターンを256個(8ビット分)選び,送信時には8ビットを10ビットに,受信時はその逆に変換する符号化方式。
8B/10B符号化とは、送信する8ビットのデータを、0または1が連続しすぎないように、0と1の数が同じになるよう10ビットのデータに変換する符号化方式です。ハチビー・ジュウビー・フゴウカと読みます。符号化方式とは、データの変換等を行う決まった方法です。変換した10ビットのデータを受信したら、変換前の8ビットのデータに戻します。

クロック

データ信号を受信する側では、クロックを使用してデータ信号を検出します。クロックとは、ハードウェアが動作の足並みを合わせる基準になる周期的な信号です。データ信号の受信では、データ信号を検出するタイミングを合わせるために使用します。

8B/10B符号化を使用する場合

受信したデータ信号からクロックを生成する方式において、8B/10B符号化を使用する場合があります。

8B/10B符号化を使用する理由

データ信号の電圧が低い状態を0、電圧が高い状態を1としますが、電圧が変化したタイミングにクロックの電圧の変化を合わせます。0または1が連続しすぎると、データ信号の電圧が変化しない状態が続くことになり、クロックの電圧の変化を合わせることができなくなる状態も続き、クロックの正確性が落ちます。

8B/10B符号化を使用する、すなわち10ビットのデータの中から0と1の数が同じデータを256個用意し、それらに8ビットのデータ256個を割り当てると、0または1が連続しすぎることがなくなります。適度にデータ信号の電圧が変化することが常に続くようになり、電圧が変化したらクロックの電圧の変化を合わせ、正確なクロックを維持できます。


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データの符号化



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