プログラムのブートマネージャー

最終更新日 2023年10月17日

基礎

プログラムのブートマネージャーとは、ブートローダーが直接呼び出すプログラムで、複数のOSをメニューに表示し、ユーザーが選択したOSの起動を実現するプログラムです。

ブートローダー

ブートローダーとは、コンピューターを起動するとき、OSをストレージから起動するプログラムです。ブートローダーはMBRにあります。コンピューターの電源を入れると、最初にBIOSを実行します。BIOSがMBRにあるブートローダーを実行します。

MBR

MBRとはMaster Boot Recordの略で、ストレージの先頭部分にあります。MBRにはパーティションテーブルもあります。パーティションテーブルとは、ストレージに存在する各パーティションに関する情報を記録した領域です。

ブートマネージャーがMBR以外にある理由

MBRにあるブートローダーが、MBR以外にあるブートマネージャーを呼び出します。MBRにブートマネージャーとしても機能するブートローダーを記録すれば単純になります。しかし、MBRに記録できるプログラムの最大容量が446バイトのため実現できません。そのため、ブートマネージャーがMBR以外にあります。

ブートマネージャーの例

Windowsのブートマネージャーには、NTLDR、Windows Boot Manager等があります。Linuxのブートマネージャーには、GNU GRUB、LILO等があります。

ブートマネージャーかつブートローダー

ブートマネージャーが、ブートローダーでもある場合があります。例えばGNU GRUBが該当し、GNU GRUBがブートローダーとして機能し、ブートマネージャーとしてのGNU GRUBを呼び出すとなります。

GNU GRUBの場合、ブートローダーの部分をGNU GRUB stage 1、ブートマネージャーの部分をGNU GRUB stage 2と呼ぶ場合があります。この場合、GNU GRUB stage 1がGNU GRUB stage 2を呼び出すとなります。

・ブート・マネージャ | 日経クロステック（xTECH）(2007/03/12公開記事)

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