AMD Ryzenプロセッサー

最終更新日 2024年10月29日

基礎

AMD Ryzenプロセッサーとは、AMDが開発したマイクロプロセッサーです。ブランドの名称でもあります。エーエムディー・ライゼン・プロセッサーと読みます。略してRyzenと呼ぶ場合があります。

発表年

2016年にAMDがRyzenを発表しました。

RyzenきっかけにAMDの競争力が高まる

Ryzenが登場する前、インテルのシェアが圧倒的に大きくAMDの競争力が低かったです。AMD CPUの性能がインテルCPUより低く、CPUのメーカーを選ぶならインテル一択に近い状況でした。Ryzenが登場するとAMDのシェアが増えAMDの競争力が高まりました。Ryzenの性能が高く、インテルCPUと互角に勝負できるほどです。

インテルの供給不足によりRyzenシェア拡大

Ryzenのシェアが大きく伸びましたが、この要因にインテルがCPUの供給不足を起こしたことがあります。インテルがCPUの製造でトラブルを起こし、パソコンメーカーに十分な量のCPUを供給できなくなりました。インテルがこの問題を解決していないため、Ryzenのシェアが伸び続けると思われます(2020/05/11時点)。

Ryzenの種類

Ryzenの種類にRyzen Threadripper、Ryzen 9、Ryzen 7、Ryzen 5、Ryzen 3があります。基本的にRyzen Threadripperが最も性能が高く、続いてRyzenの後ろの数字が高いほど性能が高いです。ただし、製品によって性能が違うため、比較対象によっては性能順が逆転します。

RyzenとCore iに互換性あり

RyzenとCore iに互換性があります。このため、Core iをRyzenに置き換えても問題なく使えます。問題なく使えるということは、同じ周辺機器やソフトウェアを利用できるという意味です。

競合関係

Ryzenに限らずCore iにも似たような種類がありますが、Ryzen 9とCore i9、Ryzen 7とCore i7、Ryzen 5とCore i5、Ryzen 3とCore i3、それぞれ競合する関係と認識して良いです。ただし、製品によって性能が違うため、比較対象によっては競合する関係でも、大きな性能差があります。

・ライゼン（Ryzen）とは？ 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書
・RYZEN（ライゼン） | 時事用語事典 | 情報・知識＆オピニオン imidas - イミダス(2018/03公開記事)
・インテル入ってない「AMD搭載パソコン」、安心して使える？ | 日経クロステック（xTECH）(2020/05/11公開記事)
・インテル入ってない「AMD搭載パソコン」、安心して使える？（3ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2020/05/11公開記事)

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