インテルAtomプロセッサー

最終更新日 2023年12月19日

基礎

インテルAtomプロセッサーとは、ウルトラローコストPC向けプロセッサーです。インテル・アトム・プロセッサーと読みます。略してAtomと呼ぶ場合もあります。以降ではAtomと書く場合があります。

Atomは性能が低いですが、消費電力が低く価格が安いです。Atomは2008年に登場し、主にネットブックがAtomを採用しました。ネットブックがヒットし、Atomも有名になりました。

SoC採用モデル

AtomはモデルによってはSoC採用です。SoCとはSystem on Chipの略で、システムに必要な機能を集積した1個のCPUのチップです。タブレットやスマートフォン等では高性能CPUよりも低消費電力かつ低価格なSoCが適しており、AtomのSoC採用モデルはタブレットやスマートフォン等向けと言うのが妥当です。パソコンのモデルによってはAtomのSoC採用モデルを搭載します。本来はパソコンでは高消費電力かつ高価格であっても高性能CPUが適しています。そのため、AtomのSoC採用モデルを搭載するパソコンは特殊です。

Atomはアウトオブオーダー非採用

Atomでは同時に実行できるx86命令の数が2個です。アウトオブオーダーによってx86命令を並び替えても、同時に実行できるx86命令の数が3個以上の場合が少ないため、2個でも効率に及ぼす悪影響が小さそうです。しかし、Atomではアウトオブオーダーを採用しておらずインオーダーのため、同じく2個かつアウトオブオーダー採用CPUと比べると効率が低いです。

・Atom - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2010/04/16更新記事)
・アトムプロセッサー（Atomプロセッサー） | 時事用語事典 | 情報・知識＆オピニオン imidas - イミダス(2010/02公開記事)
・性能の効率を追求したBulldozerのアーキテクチャー（2ページ目） | 日経クロステック（xTECH）(2010/04/02公開記事)

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