インテルCPUのクロックゲーティング
最終更新日
2024年02月03日
インテルCPUのクロックゲーティングとは
基礎
インテルCPUのクロックゲーティングとは、使用しない回路へのクロック信号の供給を停止し、消費電力を抑える機能です。英語表記ではClock Gatingです。使用しないステージにクロック信号を供給しない
CPU内部に回路があります。回路が複数のステージに分かれています。ここではステージがグループと意味が同じ認識でよいです。CPUでは常に全てのステージを使用するとは限りません。一部のステージを使用し、一部のステージを使用しない場合があります。使用しないステージにクロック信号を供給すると電力を消費しますが、供給しなければ電力を消費しません。使用しないステージへはクロック信号の供給を停止し、消費電力を抑える機能がクロックゲーティングです。
Pentium Mが初採用
インテルのCPUではPentium Mがクロックゲーティングを初採用です。Pentium Mが登場する前からクロックゲーティングは知られていました。クロック信号の供給の開始や停止に時間がかり、処理速度が遅くなるので採用しませんでした。インテルのCPUでは消費電力の増大が問題になり、消費電力を減らすことが重要になったため、Pentium Mでクロックゲーティングを採用しました。出典
・PentiumからCore iまで、基本設計の変遷をたどる(5ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2020/03/26公開記事)
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