Prescott
最終更新日
2024年02月02日
Prescottとは
基礎
Prescottとは、インテルのCPUの開発コードネームの一種です。プレスコットと読みます。Northwoodの後継です。Prescottでは2次キャッシュ容量が1MBに倍増です。SSE3を初採用です。
発売年
2004年にPrescottのCPUの発売が始まりました。マイクロアーキテクチャー
PrescottのマイクロアーキテクチャーはNetBurstです。プロセスルール
Prescottのプロセスルールは90nmです。ブランド
PrescottのブランドにPentium 4があります。PrescottとEM64T
EM64T
PrescottではEM64Tを採用です。EM64TとはExtended Memory 64 Technologyの略で、IA-32を64ビットに拡張した命令セットアーキテクチャーです。後に名称がインテル64に変更です。マイクロコード採用のため短期間でEM64T採用を実現
命令セットアーキテクチャーを32ビットから64ビットに拡張することは大きな変更であり、少なくともデコードユニットのハードウェア再設計が必要であり数年かかります。厳密にはデコードユニットがマイクロコード採用ではないが、実質的にマイクロコード採用のため、デコードユニットのハードウェア再設計が不要となり約1年でEM64T採用を実現できました。マイクロコード
マイクロコードとは、CPUの処理内容を記述したコードです。大雑把に言うと、マイクロコードを採用するCPUでは、ソフトウェアが回路の動作を制御します。そのため、命令セットアーキテクチャーの64ビット化を、ハードウェア再設計ではなくソフトウェアの変更で対応できました。パイプラインのユニット数の増加
Prescottではパイプラインのユニット数が20から31に増えました。通常は各ユニットの処理内容が減るため、クロック周波数を向上しやすくなります。しかし、Prescottではマイクロコードの処理が増え、各ユニットの処理内容が増えないようにユニット数を増やしたため、クロック周波数を向上しやすくなったわけではありません。出典
・Prescott - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典(2008/04/16更新記事)
・PentiumからCore iまで、基本設計の変遷をたどる(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2020/03/26公開記事)
・PentiumからCore iまで、基本設計の変遷をたどる(4ページ目) | 日経クロステック(xTECH)(2020/03/26公開記事)
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